都大路をねり歩く華麗な時代祭の行列。

朝吹和彦は、33歳、独身。四条にある宝石店の店長である。

カフェテリア付き新幹線の個室で、キャサリンと恋人浜口が旅情を満喫していると、隣室で男が怪死!そこは完全な密室のはずだった。

「妻が殺された!」愛人・杉正彦の声が凶々しく響く。不安におののく細川知子は、杉と2人でひそかに死体を埋めた。

遺言状に残された見知らぬ三人の男女の名前。しかも父はそのうちの一人を結婚相手に指名していた。

交通事故死した父の跡をうけ、京都の葬儀社社長として奮闘する石原明子に葬儀の依頼がきた。

小川麻子は京都の私立大学法学部の学生。家庭の事情から、ホステスのアルバイトをすることになった。

梅雨あけの京都で殺人事件が発生、検視官、江夏冬子は丹波橋駅近くの現場へ急行した。

OL三人組の麻知子、みどり、ユミと同宿だった新妻が鴨川で溺死、夫に疑惑が。

京都市の北西にある美しい竹林の里、嵯峨野。ここに、男女6人の大学同窓生が民宿経営をする山荘がある。

新年早々、京都二年坂で、首と手首のない男の死体が発見された。

日本画家の沢木と京都の舞妓たち一行は、伊豆修善寺温泉で正月をすごしていたが、そこで顔見知りの芸妓が他殺死体で発見され愕然とする。

紅葉の美しい京都・光明寺を訪れた女子大生の夕美は、歌舞伎役者の片岡秀三郎と出会う。

それは不思議な「誘拐事件」だった。

秋の気配がひときわ深まった、酒呑童子ゆかりの丹後・大江山で、明子の友人の妹が岩場から転落死した。

美人推理作家池加代子の娘で女優の梨花がシドニーの国際映画祭に参加中に謎の失踪。

有名な日本画家沢木は、東京で活躍していたが、祇園の舞妓・小菊と親しくなり、ここ数年は京都に住んでいる。

事件の発端は京都・島原での華麗なる大夫道中のさなかだった。桔梗大夫が殺されたのだ。

坂本龍馬の命日十一月十五日、その墓前で切腹事件が起きた。

新婚の野上美也子は、夫の陽介と大文字火祭りで賑う京都の夜を満喫していた。

老舗の京菓子店当主が轢き逃げ事故で死亡した。遺産は二十億円以上。

北海道・札幌の「雪まつり」会場に不審な雪だるまが見つかり、中から美女の刺殺死体が…。

二五〇年の伝統と華やかな美しさを誇る西陣織り。その織元である小林家の当主・総左衛門の妾、祇園の舞妓・市花が殺された。

華道・東流の小川麻衣子が毒殺された!京流の久条麗子とともに、華道界をになうホープだった彼女こそ、名探偵・キャサリンが華道を習うはずの人であった。

秋野夕雨子は推理作家だが、TV「ナイト9」のニュースキャスターとしても活躍している。

「この娘の父親を捜しています」恋人浜口とグアムの休日を楽しむキャサリンに話しかけた、子供を連れた現地女性ナナ。

「大文字」で賑う京の夜、鴨川東岸で石田千草が毒殺された。―千草は、夫和也の不倫の相手。

北野天満宮で舞妓の豆千代が殺されて以来、京都西大路通りの由緒ある神社仏閣で次々と発生する殺人事件。

切腹を命じられた茶道の祖師のたたりか。利休の旧跡巡りをしていた大学生が、京都・太秦に作られた茶室で毒殺された。

女性同士の愛(レズビアン)を誓った百合が死んだ。呆然とする石田麻美…。

敗戦直後に客死したという父の死に重大な疑惑が…。

5年前に清算した上司との不倫…その相手であった田岡が殺された日、亜木子はマレーシアにいるはずの夫を赤坂のナイトクラブで見かけた。

京友禅絵師・浅川万葉が自宅で自殺した。偶然、彼の反物を展示会で見たキャサリンは、そこに文字のような不思議な模様を発見。

京都の春を彩る「ミス振袖コンテスト」。

テレビのクイズ番組に出たことがきっかけで、嵯峨秋子、明石夏子、伊勢次郎、志摩信一の四人は、京都・神戸旅行に出かけた。

野村映子の夫・昭夫は、車もろとも宇治川に突っ込み、謎の転落死を遂げた。

敗戦直後に客死したという父の死に重大な疑惑が…。

ガンで入院中の老女を見舞う息子と嫁、可愛い孫。

早川明子は通称「在原業平の寺」十輪寺で大学助教授の細川和也と知り合い、彼の所属する文学部の新年会に誘われた。

華やかなファッション・モデルばかりなぜ殺される?水路で発見された絞殺死体に、ステージ上で毒殺された金髪女性。

祇園まつりの夜、三条通りの宝石店に二人組の強盗が押し入り、店長を殺害したうえ、多額の宝石を奪って逃走。

華やかな芸能界の裏側に渦巻く、愛情のもつれ、ライバル意識、打算。ロケバスは俳優たちのさまざまな思惑を乗せて流れ橋へ。

不毛な愛に翻弄された夏子と冬子。親友の二人は、東京での生活を捨て、京都でスナックを開店する目的で西へ向かう。

鮎子は桜の下で、見知らぬ男性の死体を発見した。男はなぜか鮎子の名前が書かれたメモを持っていた…(「桜の寺殺人事件」)。

鮎子は桜の下で、見知らぬ男性の死体を発見した。男はなぜか鮎子の名前が書かれたメモを持っていた…(「桜の寺殺人事件」)。

毎夜鳴る、間違い電話。孤独であった亜木子はふと電話の誘いに乗りクラブに向かった。

毎夜鳴る、間違い電話。孤独であった亜木子はふと電話の誘いに乗りクラブに向かった。

夫がひき殺された！目撃者探しに妻が出した新聞広告。

帝国海軍の象徴・東郷元帥の短剣を探し出してほしい―兄・陽一郎の知人の依頼で、ルポライター浅見光彦は短剣が盗まれた広島県江田島の海軍兵学校跡へ。

山間隔絶の小天地だった遠野。いまなおその面影を残す「五百羅漢」のもとで一人、屍となって東京の独身OLが発見された。

ルポライター浅見光彦の母・雪江が巣鴨で殺人事件に遭遇した。被害者は山陰の小京都・津和野の旧家、朱鷺一族の長老・勝蔵。

東京の地下鉄で男が刺殺された。

大手銀行監査役を退職し、歴史研究会で活躍していた桜井信行が自宅で自殺した。

芦屋の海運会社社長邸を訪ねた東京の画廊社員が殺害され呑吐ダムで発見された。

元大臣の小西が、連続少女殺人容疑で逮捕された。愛人の手紙が、小西のアリバイを崩す証拠となった。

中華料理店の女将・戸田一子が殺される。一子は、娘の二三子とともに台湾に招待されていた。