ノーマンズランド
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ときどきすごく面白い作品を書く作家さんで、「ポリスマン」とか「12月の向日葵」なんかは素晴らしかった。作品ごとの相性はあるのですが、これはちょっと長過ぎ、登場人物が多すぎ、ラスボスのカリスマ性に無理がありすぎで、とっちらかっちゃった印象です。結局、肩入れできるキャラクターが登場しないまま終わってしまいました。 | ||||
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読み始めてしばらくは、どんどん加わる登場人物の多さと、切り替わる視点の多さに閉口した。が、中盤を過ぎるころから目が離せなくなり、一気に読み通してしまった。 山間の小さな地方都市清河市の、現在は廃校になった中学校の同級生の男女を中心にした物語だ。主人公たちは43歳。それぞれに暗い過去がある。中心となる純平は、電気もガスも水道もない無人の山に、ウルフドッグ、タロウと住んでいる。町の連中は彼のことを「原人」と呼ぶ。彼は山の生態系を取り戻すために、野生のオオカミを山に放つ「ウルフプロジェクト」を提案している。いまひとりの中心人物、市長秘書室長の敏郎は純平の同級生。ウルフプロジェクトについて検討している矢先に、市長による民間刑務所建設の話が舞い込む。刑務所の建設が計画されているのは純平が住む山。純平を立ち退かせる役目を押し付けられる敏郎・・。 このふたりを取り巻く同級生としてさまざまな人物が登場し、過去と現在が繋がっていく終盤はとくに面白い。それぞれの暗い過去が芋づる式に、ドミノ倒しのように怒涛の結末に向かって進んでいく。ミステリのようなニュアンスも持ち、ハードボイルドの要素も後半はあり、自然や歴史にも触れつつ、なおかつぐいぐい読ませる小説。 | ||||
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