霧の塔の殺人

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種別
長編
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あらすじ

2009年09月19日 霧の塔の殺人

岩手県の太平洋岸にある小金牛村から、県庁所在地である盛岡市まで向かうには、いくつかの峠を越えなければならない。その峠の一つ、雲上峠にある展望台の朽ちかけたベンチに、男性の生首が置かれていた。被害者は年商総額三十億にのぼる食品加工会社などを経営する実業家。地元の名士を残忍なやり方で殺害したのは誰なのか?次なる惨殺遺体も発見され、海辺の村が騒然とするなか、さらには岩手県選出の国会議員を殺害するという予告が。全国へ厳戒態勢が広がる劇場型犯罪へと発展したこの事件は、思わぬ方向に急展開をみせて…。29歳、普段はクールな若手新聞記者の一方井将棋が真相に迫る。(「BOOK」データベースより)

評判

霧の塔の殺人の評価:

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霧の塔の殺人の総合評価:

7.33/10点 レビュー 6件。

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.6
(4pt)

岩手シリーズ、続編を期待

著者の「岩手三部作」のトリとなる本作は、いきなりの生首事件から始まる。
いったい誰が、何のために首と胴体を切り離したのか?
この難事件に挑むのは前作に続き藤田警部補なわけだが、
本作では新聞記者の一方井(いつかたい)の視点で物語が進んでいく。
美しい女性が登場したり、薪能(たきぎのう)の場面が出てきたり、命が狙われたり・・・。
おそらく著者が意図したのであろうが、この展開は内田康夫・浅見光彦シリーズによく似ている。
それはともかく、第二・第三の殺人事件が起こり、被疑者がテロリスト化したり、
38年前の事件がつながってくる辺りは大変面白く、著者の真骨頂と言える。
欠点は、最初の被害者の首を切断した理由が曖昧、推理というよりは自白に頼っている、岩手という地方色があまり出ていない、タイトルは「霧の塔」というより「霧の峠」の殺人ではないか?
というところだろうか。
この三部作は、地方の抱える過疎化、少子高齢化、就職難、地域格差などの社会的な問題を浮き彫りにしていたように思う。
もし可能ならば、東北震災後の岩手を舞台として、このシリーズを書き続けて欲しいと願うのは私だけではあるまい。
霧の塔の殺人 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 霧の塔の殺人 (角川文庫)より
404394473X
No.5
(4pt)

岩手シリーズ、続編を期待

著者の「岩手三部作」のトリとなる本作は、いきなりの生首事件から始まる。
いったい誰が、何のために首と胴体を切り離したのか?
この難事件に挑むのは前作に続き藤田警部補なわけだが、
本作では新聞記者の一方井(いつかたい)の視点で物語が進んでいく。
美しい女性が登場したり、薪能(たきぎのう)の場面が出てきたり、命が狙われたり・・・。
おそらく著者が意図したのであろうが、この展開は内田康夫・浅見光彦シリーズによく似ている。
それはともかく、第二・第三の殺人事件が起こり、被疑者がテロリスト化したり、
38年前の事件がつながってくる辺りは大変面白く、著者の真骨頂と言える。
欠点は、最初の被害者の首を切断した理由が曖昧、推理というよりは自白に頼っている、岩手という地方色があまり出ていない、タイトルは「霧の塔」というより「霧の峠」の殺人ではないか?
というところだろうか。
この三部作は、地方の抱える過疎化、少子高齢化、就職難、地域格差などの社会的な問題を浮き彫りにしていたように思う。
もし可能ならば、東北震災後の岩手を舞台として、このシリーズを書き続けて欲しいと願うのは私だけではあるまい。
霧の塔の殺人 Amazon書評・レビュー: 霧の塔の殺人より
4048739816
No.4
(4pt)

作者の力量はなかなかのものだと思います。ただまったく予想外の真相かと言われると弱いので4点としました。

作者の力量はなかなかのものだと思います。ただまったく予想外の真相かと言われると弱いので4点としました。最近は読者に媚びすぎた設定やキャラの推理小説が増える中、良質の刑事ドラマのように頭に入ってきます。ただ唸らせるほどの満足感にはあと少し届かなかったかなという感じです。あと日本の新卒主義に代表されるような閉塞感をよく描いているなと思いました。一気に読ませるのではなくじっくり読ませる小説でした。良作をかける作家だと思います。
霧の塔の殺人 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 霧の塔の殺人 (角川文庫)より
404394473X
No.3
(4pt)

作者の力量はなかなかのものだと思います。ただまったく予想外の真相かと言われると弱いので4点としました。

作者の力量はなかなかのものだと思います。ただまったく予想外の真相かと言われると弱いので4点としました。最近は読者に媚びすぎた設定やキャラの推理小説が増える中、良質の刑事ドラマのように頭に入ってきます。ただ唸らせるほどの満足感にはあと少し届かなかったかなという感じです。あと日本の新卒主義に代表されるような閉塞感をよく描いているなと思いました。一気に読ませるのではなくじっくり読ませる小説でした。良作をかける作家だと思います。
霧の塔の殺人 Amazon書評・レビュー: 霧の塔の殺人より
4048739816
No.2
(3pt)

どこへ向かっているのか

2009年に出た単行本の文庫化。
 岩手県警・藤田警部補シリーズの第三弾。今回は一方井記者が主人公格。
 事件はおどろおどろしくていい。トリックはイマイチ。
 そして、この本の目指している方向性がよく分からない。地方の若者の労働実態、非正規雇用のつらさなどがつらつらと語られ、それはそれで大変な問題だとは思うものの、ミステリとして必要な要素なのか疑問に思う。
 このひとの本はどうも後半になると予想外の展開を見せるようだ(悪い意味で)。
霧の塔の殺人 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 霧の塔の殺人 (角川文庫)より
404394473X

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