琥珀枕

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種別
長編
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あらすじ

2006年11月09日 琥珀枕 (光文社文庫)

昔々、中国は東海郡藍陵県。県令の子息、十二歳の趙昭之は、徐庚先生の下で勉学に勤しんでいた。この先生、実はすっぽんの化身。その故か教育の術も独特、丘に登り市井の人事を観察させ世間を学ばせるというものだった。今日も二人が下界を覗き見ると…。不死の仙薬、人肉食、人面瘡。種々の怪異に、人々の欲が絡み事件は起きる。怪奇幻想ミステリー連作七編。(「BOOK」データベースより)

評判

琥珀枕の評価:

0.00/10点 レビュー 0件。 B ランク

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琥珀枕の総合評価:

9.60/10点 レビュー 5件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.5
(5pt)

人智を超えた奇妙で恐い出来事を、逆手にとって立ちまわろうとする人間たちのしたたかさよ

中国もの怪異小説ミステリ風味であります。
描かれる事件の数々は、妖術あり、妖怪あり、予言あり、人智を超えた奇妙で恐い出来事を、逆手にとって立ちまわろうとする人間たちのしたたかさよ。
すっぽんの徐康先生とお弟子の昭之はホームズ&ワトソンのポジションかと思いきや、基本的にはただ見ているだけだったりして、読者の理解を助けるための解説者&司会進行役?
各編の主人公たちが個性的で楽しい。
大方の読者にとってなじみのない題材が、軽妙でくせのない文体ですっきりとまとめられており、読みやすさは抜群です。
琥珀枕 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 琥珀枕 (光文社文庫)より
433474155X
No.4
(5pt)

人智を超えた奇妙で恐い出来事を、逆手にとって立ちまわろうとする人間たちのしたたかさよ

中国もの怪異小説ミステリ風味であります。
描かれる事件の数々は、妖術あり、妖怪あり、予言あり、人智を超えた奇妙で恐い出来事を、逆手にとって立ちまわろうとする人間たちのしたたかさよ。
すっぽんの徐康先生とお弟子の昭之はホームズ&ワトソンのポジションかと思いきや、基本的にはただ見ているだけだったりして、読者の理解を助けるための解説者&司会進行役?
各編の主人公たちが個性的で楽しい。
大方の読者にとってなじみのない題材が、軽妙でくせのない文体ですっきりとまとめられており、読みやすさは抜群です。
琥珀枕 Amazon書評・レビュー: 琥珀枕より
4334924441
No.3
(5pt)

発想が豊かで、漢字が多いのも苦にならない

日本を舞台にした、「あやかしもの」とは少し違う。宮部みゆき、畠中恵などとは同じようなあやかしをテーマにしながら、作風が違う。彼女たちのあやかしは、なんか、浮世離れしています。(当たり前ですがね)小野不由美なんかとも微妙に違う。
どちらかと言うと、森福都の方が、リアリティがあるのですね。物語自体は途方もないお話なんですが、なんともリアリティがあるのですね。あやかしよりも、生身の人間の方が遙かに恐ろしき存在であることが物語にリアリティを与えているのでしょう。
兎に角、面白い!に尽きます。少年が成長した続編が出れば良いのですがね。
琥珀枕 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 琥珀枕 (光文社文庫)より
433474155X
No.2
(5pt)

発想が豊かで、漢字が多いのも苦にならない

日本を舞台にした、「あやかしもの」とは少し違う。宮部みゆき、畠中恵などとは同じようなあやかしをテーマにしながら、作風が違う。彼女たちのあやかしは、なんか、浮世離れしています。(当たり前ですがね)小野不由美なんかとも微妙に違う。
どちらかと言うと、森福都の方が、リアリティがあるのですね。物語自体は途方もないお話なんですが、なんともリアリティがあるのですね。あやかしよりも、生身の人間の方が遙かに恐ろしき存在であることが物語にリアリティを与えているのでしょう。
兎に角、面白い!に尽きます。少年が成長した続編が出れば良いのですがね。
琥珀枕 Amazon書評・レビュー: 琥珀枕より
4334924441
No.1
(5pt)

連作短篇の趣向が洒落ている、聊斎志異風・七つの中国綺譚集

中国を舞台にした、不思議な仙薬や壺、井戸にまつわる連作短篇集。「太清丹(たいせいたん)」「飢渇(きかつ)」「唾壺(だこ)」「妬忌津(ときしん)」「琥珀枕(こはくちん)」「双犀犬(そうさいけん)」「明鏡井(めいきょうせい)」の七つの話。
 水晶玉を覗き込むような感じで遠見亭から事件を眺めるのは、12歳の少年・趙昭之(ちょう しょうし)と、彼の塾師である徐庚(じょこう)先生。しかしこの先生、ただ者ではありません。普段は古井戸に住んでいて、陸に上がっている時だけ老人に姿を変えている、すっぽんの妖怪であります。
 連作短篇として話がつながっていく趣向が、面白いですね。前の話でちらりと名前が出てきた端役が、次の話では主役としてスポットライトを浴びている、何ていうんだろ、廻り灯籠的な話になっているのです。さらに、最初は昭之と徐庚先生のふたりだけだった舞台に他の登場人物たちが出てくるに従って、楽屋裏かと思っていたところが表舞台へと転じている妙味もあります。聊斎志異を思わせる不可思議な綺譚の味わいとともに、連作短篇の趣向が気が利いていたところ。ユニークで面白かったなあ。
 なかでも気に入った話は、魅力的な妖怪が出てきた「妬忌津」と、ミステリーの妙味は集中随一の「双犀犬」。
琥珀枕 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 琥珀枕 (光文社文庫)より
433474155X

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