パンプルムース氏の秘密任務
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注文してある本が届かないので在庫の中から本書『パンプルムース氏の秘密任務』を、なんとなく選んで読むことにした。 奥付には、2001年11月初版としてあるから、評者が読んでから14年が過ぎたことになる。(原書は、1984年に刊行された本である。) 本書を読みだしても話の内容をすべて忘れていたから面白く読むことができた。 著者の優れた描写力で感心したのが、デティールを意識的に省略する手法であった。 たとえば騒動も一段落し、パリへ帰る折に、ホテルオーナーのルイーズおばさんからか、マダム・テルミネさんからか分からなのだが、少しだけ残った最後の「ティザン」を、1缶プレゼントされるのだが、騒動の元凶である「テイザン」(これが媚薬なのだった)を、あれこれ考えた末に決心をして川に捨ててしまうのである。 が、パンプルムース氏がこれを川に捨てる描写を一切省き、橋の反対側欄干で前足をかけて下を眺めている愛犬ポムフリットに、「なんだか茶色いものが流れてゆく」と、語らせているのである。 このように描写を省く手法が随所にみられるが、読者に空白を埋めさせるという手法は著者のプロット構成の上手さだろう。 著者は、もともと童話作家だからなのか、本書が「大人のお伽噺」風のドタバタ喜劇ながら、フランス料理やワイン、有名作家、印象派の画家などの薀蓄をちりばめながら、さながらフランス観光案内のような趣を読者にあたえながら物語を終えている。 | ||||
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創元推理文庫から何冊も翻訳で出されている、人気シリーズの作品です。 元パリ警視庁の刑事で、現在はグルメガイドの覆面調査員という変わった経歴の主人公、パンプルムース氏。 彼と愛犬のポムフリットが行く先々で珍事件に遭う、日常の謎系のほんわかした作品です。 今作では、パンプルムース夫妻がグルメガイド“ル・ギード”の編集長から自宅でのディナーに招かれたところから始まります。 そこで編集長から、叔母のやっているちょっと寂びれたホテルに赴いて再建に力を貸してほしいという特命を受け、 パンプルムース氏は愛犬ポムフリットと共にそのホテルに向かいます。 が、そこでは同僚が数週間前にわいせつな事件を起していて、 その原因となった媚薬の謎も探りつつ、また新たな問題も起こしたりしつつ、 オーナーと共にホテル再興を目指します。まずは料理から。。。 事件解決へのドタバタぶりも楽しいのですが、 料理の手順や描写が(美味しそうなものもそうでないものも…)とても細やかで、料理好きとしては興味深かったです。 | ||||
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創元推理文庫から何冊も翻訳で出されている、人気シリーズの作品です。 元パリ警視庁の刑事で、現在はグルメガイドの覆面調査員という変わった経歴の主人公、パンプルムース氏。 彼と愛犬のポムフリットが行く先々で珍事件に遭う、日常の謎系のほんわかした作品です。 今作では、パンプルムース夫妻がグルメガイド“ル・ギード”の編集長から自宅でのディナーに招かれたところから始まります。 そこで編集長から、叔母のやっているちょっと寂びれたホテルに赴いて再建に力を貸してほしいという特命を受け、 パンプルムース氏は愛犬ポムフリットと共にそのホテルに向かいます。 が、そこでは同僚が数週間前にわいせつな事件を起していて、 その原因となった媚薬の謎も探りつつ、また新たな問題も起こしたりしつつ、 オーナーと共にホテル再興を目指します。まずは料理から。。。 事件解決へのドタバタぶりも楽しいのですが、 料理の手順や描写が(美味しそうなものもそうでないものも…)とても細やかで、料理好きとしては興味深かったです。 | ||||
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一作目より面白く読めたのは、パンプルムース&ポムフリットに愛着が芽生えた為でしょう!今回もまた、深く考えるとヒエーとなっちゃう艶笑譚。ワイン片手にのんびり楽しい本が読みたければぴったり。 | ||||
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主題の回りにニヤリとさせる装飾を配してあります。フランス文学の特徴でしょうか、私にはちょっと解りにくい”ニヤリ”ではありますが。しかし、パンプルムース氏主役の作品がこれの前に1冊あるそうなので是非読みたいですね(^^)。彼の飼犬”ポムフリット”の思考がこれまた面白い! | ||||
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