インシテミル

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種別
長編
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あらすじ

2010年06月10日 インシテミル

車を買う金欲しさにアルバイト探しをしていた学生・結城がコンビニにあった求人情報誌で見つけたのは、時給11万2000円という破格の好条件の仕事。それは、1週間「ある人文科学的実験の被験者」になるだけという、短期のアルバイトだった。インターネットや雑誌を見て、山間にある施設に集まったのは12人の男女。彼らは、実験の内容を知り驚愕する。それは、より多くの報酬を巡って参加者同士が殺し合う犯人当てゲームだった――。地下の実験用施設「暗鬼館」に閉じ込められた12人。最初の殺人が起こり、疑心暗鬼に駆り立てられる参加者たち。互いに推理を戦わせ始める彼らを待ち受ける衝撃の運命とは!?(「BOOK」データベースより)

評判

インシテミルの評価:

7.61/10点 レビュー 41件。 A ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点7.61pt

インシテミルの総合評価:

7.19/10点 レビュー 252件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

指定の条件による感想はありませんでした。

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.211
(2pt)

ミステリーオタクにはオススメ(多少のネタバレあり

ダンガンロンパの元ネタと聞き友人から勧められ購入。
ダンガンロンパのような展開を期待していたため、期待はずれでこのような評価になっています。
インシテミル Amazon書評・レビュー: インシテミルより
4167773708
No.210
(3pt)

○○館の殺人系推理ミステリー

館殺人系ミステリーの典型のような作品
珍妙な館に集められ、連続殺人、犯人捜し、というおなじみのパターン。
ゲームみたいな設定ゆえ話に深みはありませんが、気軽に読むにはいいかな
インシテミル Amazon書評・レビュー: インシテミルより
4167773708
No.209
(5pt)

密室×心理戦×ゲーム要素、知的スリル満点のエンタメ小説

一度読み始めたら止まらない、緻密に設計された心理サスペンスでした。14人の参加者が高額報酬を目的に謎の実験施設へ集められるという設定は、ややSF的でありながら現実味もあり、読者を一気に物語の中に引き込みます。舞台となる「監視下の密室」という環境が、登場人物たちの心を少しずつ壊していく過程が非常にリアルに描かれており、ページをめくるたびに緊張感が高まっていきます。

推理要素と心理戦のバランスが絶妙で、単なる“誰が犯人か”というミステリーにとどまらず、人間の本性や倫理観を問いかけるような深みもあります。米澤穂信作品らしく、論理的な構成と静かな筆致が光り、最後まで読者を裏切らない緻密な結末に感心しました。

また、登場人物たちの思考や動機が丁寧に描かれており、「自分ならどうするか」と何度も考えさせられます。閉鎖空間で生まれる不信と恐怖、そしてそれを観察する側の存在――この構図が本作を一段と印象的なものにしています。読み終えたあとも余韻が長く残る、知的で刺激的なサスペンスです。
インシテミル Amazon書評・レビュー: インシテミルより
4167773708
No.208
(1pt)

【米澤の失敗作】純粋な『クローズドサークル』ものじゃなくて、『”クローズドサークル小説”殺人事件』か!?

恥ずかしながら、クローズドサークルの小説はあまり読んだことがない。それでも正直の感想を述べると、面白くなかった。ジャンルとしては、『館もの』でちょっと異色の『クローズドサークル』というのが一般的か。

クローズドサークルをややメタ感的に語る視点を織り込ませたかったと、作者は述べていたと思います。

ざっくりあらすじを述べると、人文科学的実験の被験者の短期バイトで集まった12人の応募者。求人雑誌にも掲載され、いろんな人間が募集したことだろう。仕事の内容は不明。ただ時給が11万2千円。誰もが誤植と感じ、実際に集められた12人の回想シーンでも「誤植だろう」「面白半分で応募してみよう」というのがほとんど。
※全員ではない。著者の筆力の問題だが、そのうちの何人かは、数十億円もの大金が手に入ることを”なぜか知っていて応募した””仕事の中身も知っていた”と思われる。この点の説明がなおざりだ。

その館の中で、殺し合いと謎解きが推奨される。殺人、殺人の被害者、事件解決したものにはボーナスがもらえるから。館の中で7日間過ごすだけでも1800万もの大金。もし殺人を犯せば、×2倍の報酬。重ねられるので、二人殺せば×4倍。事件解決するたびに×3倍。もちろん、主人公らは「そこまでする気はなれない」「この館から出れば殺人犯になるじゃないか」しかし、どうしても殺人を起こしたい主催者らはいろいろ仕掛けをしていて・・・という話。結局は殺人事件が発生する。

1度しか読んでませんが、回収されなかった伏線もいくつかあり、やや消化不良の感はあります。集められた12人は、全員ではないにしても、そのうちの一人とは知り合いらしく、そういう繋がりのあるものが選ばれた、とか。怨恨目的の犯罪を匂わせたかったのか。

また、他のクローズドサークルもののように、名探偵○○などが登場しない。せいぜいミステリ小説好きの素人探偵らが知恵を絞る。読者と同レベルか、それ以下の探偵もどき。その辺はイライラさせられます。作中で起こる殺人事件も、みなの目の前で拳銃を持ち出して発砲するとか、自殺とか、犯人自らが、狼狽して犯行を自供するとか、やや退屈。クローズドサークルは、逃げられない状況下で、次に誰が、どんな方法で、いつ殺されるのか分からない。そういうスリルとサスペンスが魅力なのですが、これではあまりにも半減。また、探偵が事件解決し、犯人が指摘されると、館の中にある監獄に入れられる。監獄≒ゲームからの退場。ここに入れば、一番安心して過ごせるという矛盾。

そう、これはクローズドサークルというよりも、クローズドサークルというミステリー小説を人工的に作り出した空間なんです。主催者は、館の中を監視して、興行にしている。いわゆるカイジの世界なんですよ。だから、純粋なクローズドサークルではなくて、異色の~が形容詞として相応しい。あるいは、『”クローズドサークル小説”殺人事件』というのがぴったりくる。純粋なクローズドサークルが持つ、緊張感や臨場感、スリリングな展開を捨ててしまって、果たして面白いものが書けるのか。氷菓や小市民でヒットを飛ばし、米澤は力はあるんだけど、本作は失敗したね。
インシテミル Amazon書評・レビュー: インシテミルより
4167773708
No.207
(5pt)

面白いが、問題点も多数含む

米澤穂信が好きで、何回も読んでいるのですが、これは闇バイトものですね。時給が高い仕事に応募した主人公が、暗鬼館という施設に閉じ込められ、1週間殺し合い?をさせられる、という話です(主人公は殺しませんが)。殺人が起こるたび、犯人がだれか?など議論していき、最終的に数名が生き残ります。

ここから少しネタバレを含みますが、最後主人公が、多くの殺人を犯した犯人にお金を与えて終わる、というのは、少し?(もしかしたら大きな)問題ではないか?と思います。悪者がいっぱい殺して、いっぱいお金をもらって終わる話というのは、やはり問題です。この場所では人を殺してもいい、という法律があるはずもないので、普通に殺人犯として捕まります(お金がもらえるから殺したとか、人に殺してもいいと言われたなど関係ありません)。私はこの作品は好きですが(4、5回読んでます)、色々(主人公が最後、安全地帯に入ってしまうなど)賛否が分かれる部分がある(もっと面白くすることができた?)作品であると思います。人気ゲーム、ダンガンロンパの元になった可能性があります。ダンガンロンパも好きですが、この作品に似ている面白い作品に、クリムゾンの迷宮などありますので、読んでみてもいいかもしれません(皆さん当然読んでいる可能性ありですが)(ダンガンロンパに関しては、YouTubeで、ダンガンロンパ学級裁判などで検索すればどういうゲームか見れます)。
インシテミル Amazon書評・レビュー: インシテミルより
4167773708

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