さよならの保険金
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あらすじ
就活の最終面接の日、青森で漁師をしている父の船が遭難したという連絡が入った。家族と就職先を一度に失った桐ケ谷麻海は、東京で暮らす叔父・響介のもとに転がり込むことに。居候としてなにか仕事をさせてほしいという麻海に、響介がかけた言葉は「掃除も洗濯も料理も別にやらなくていいから、俺の仕事をちょっと手伝って」。響介の職業は、保険調査員。保険会社から依頼を受け、保険金を支払うにあたって不正や問題点がないか調べる仕事だ。麻海は見習い調査員として詐欺が疑われる事案の調査をするなかで、生と死、お金にまつわる様々な家族の思いにふれていく。第一話 親不孝者だね第二話 風邪みたいなもんだ第三話 八割が黒だな第四話 我々は保険調査員ですので第五話 魔が差した第六話 肩入れするなよ第七話 お気をつけください最終話 喪失の代償だ(「BOOK」データベースより)
評判
さよならの保険金の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 - ランク
さよならの保険金の総合評価:
8.00/10点 レビュー 3件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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保険調査員をやっている叔父の仕事を手伝ったのがきっかけで、その叔父とともに保険調査員として働くことになります。
この本では、全204ページとそれほどの厚さではないものの、6話もの調査案件が挙げられています。それぞれ「保険金の請求が正当なものかどうか」を解明していくもので、さらさらと読めました。
この6件には、詐欺やもっと深刻な事件が含まれますが、印象に残ったのが「(詐欺の場合)魔が差した」という、どんな人にも起こりうる悪魔の誘惑みたいな動機。
「軽い気持ち」で「あわよくば」という気持ちが実は引き金になるんだ、と。
あくまでも保険会社から調査を依頼された保険調査員という立場なので、懲罰や訴追などが関わることがありませんが、一読者としては、日ごろ表には出ない、人の腹黒さが垣間見えて読むのが楽しかったです。
最後は、麻海の父の話に戻ります。
思わぬ事実の発見もあって、社会人として一歩前進する麻海。
明るい兆しを見せてくれたエンディングでした。
この手の調査話、面白いのでシリーズ化してほしいです。