イシュタムの手 法医学教授・上杉永久子
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法医学者の女性教授が、不審な亡くなり方をした人たちの遺体を解剖し、豊富な知識と鋭い勘で、死の真相に迫ってゆく経緯を、教授のアシスタントを務める大学院生の視点から描いています。作者も法医学者で、遺体の解剖を多数していますから当然のことでしょうが、遺体の解剖の描写は緻密でリアルです。けれども、これを読むのを好まれない方もおられるかもしれませんね。 5つの短編が収録されていますが、どのストーリーもそれなりによくできていると思いました。第四話だけは、遺体の解剖とはちょっと違う話で、大学院生とその友人との出会いと交際と別れを描いていますが、多くの方々もレビューで言っておられるように、特に感動的で素晴らしいと思いました。 それから、Amazonではないのですが、文章が稚拙だというレビューがありました。文章の評価の仕方は人によってさまさまですから、このレビューも決して間違ってはいないでしょう。ですが、私はとても上手だと思いましたし、この作品の舞台となっている秋田県の風物などもよく描かれているとも思いましたので、ずいぶん厳しい評価をする方がおられるなと驚きました。 ただ一つ、苦言を呈します。会話で秋田県の方言がたびたび出てきまして、難しい表現はだいたい、あとでフォローする形で説明されていますが、p.24「まめでらが(元気ですか)」、p.29「じっぱり(たくさん)」、p.39「しかだねぇ(すみません、申し訳ない)」、p.173「あべ(行こう)」、p.175「こごさへだど(ここに入れたと?)」、p.220「アバ(ここでは、妻)」なども、普通ではちょっとわからず、説明が必要ではないでしょうか。この点は、作者も編集者も、もっと配慮すべきであったと思います。 (注)カッコ内は私がネットで調べて入れましたが、すぐにはわからなかったものもありました。また、前の方に説明があったのを、私が読み落としている可能性もないわけではありません。 ですが、このようなものが多数あれば減点せざるをえませんが、それほど多数ではありませんし、全体的にはとても良い作品だと思いましたので、星5つとしたいと思います。 | ||||
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新聞に著者の記事が載っていたので、興味を持ち購入。 自分にとっては身近な秋田の風景が文字で描かれており、読み進めやすかった。 県外や秋田でも中央から県南人ではない人には、少し訛りの強い会話は、ニュアンスが伝わらないと思うけど、これは故郷を舞台にしたサスペンスだから、地域おこしにもなるかなと。 ぜひ映像化してもらいたいです。 | ||||
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現役解剖技官が描くリアル法医学ミステリー、という副題と「同郷」の作家である点につられて読んでみた。技巧を排除した文体が心地よい。デコラティブな表現は皆無だが、 解剖技官として、淡々と解剖現場を再現する箇所は臨場感がある。 文章を書くときに「ハエと結婚してはダメ」と教えている本があった。 高級なレストランに一匹のハエがいる光景は、なかなかのインパクトがあり、今後の進展に期待が持てるが「微に入り細を穿つ」ように描くと、読者は興覚めとなってしまう、という教訓。 主人公の友人の死に苦悩する描写は共感を呼ぶ。 | ||||
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医療系ミステリーが好きな人は読んでください! ただ、慣れないうちは秋田弁のキャラが読みにくかったかな… | ||||
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続編を期待します。 | ||||
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