ミステリ講座の殺人



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初公開日(参考)2007年11月
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長編小説

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ミステリ講座の殺人 (ヴィンテージ・ミステリ・シリーズ)

2007年11月22日 ミステリ講座の殺人 (ヴィンテージ・ミステリ・シリーズ)

著名女流作家の邸宅に「ミステリ講座」と称して集められた人々。ある夜、「天の声」と呼ばれる鐘の音に、人々はたたき起こされた。そこで秘書の老女が殺されていた。なぜ犯人は殺害後にあえて鐘など鳴らしたのか。そして老女が死ぬ前に語っていた謎めいた言葉の意味は…。黄金時代の名バイプレーヤーによる本格推理、ついに邦訳。 (「BOOK」データベースより)




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ミステリ講座の殺人の総合評価:8.00/10点レビュー 2件。Bランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(8pt)

ミステリ講座の殺人の感想

今読めば、クラシックなスタイルで書かれているミステリなのでゆるさを感じてしまうかもしれない。でも殺伐とした感じがないからこそ純粋に謎解きを楽しめると思う。当事流行ったようで巻末に作中の手がかり
一覧が示されている。なんと合計で29もの手がかりが物語の中に散りばめられているのだ。そういったお遊びは別にして肝心のミステリとしての出来具合はというと、けっこう本格的な味わいの物語で私自身は楽しめた。
館に滞在する8人。使用人を含めて11人。この中に犯人がいる。動機の見えない犯行。ミッシングリンクはあるのかどうか。誰がウソを言い、そのウソを暴くのは誰なのか。けっこう洒落た会話で謎解きに奔走する滞在客たち。
緊迫したゲームのような臨場感はなくても古き良き時代のミステリの趣を感じながら楽しむ一冊といえます。

ニコラス刑事
25MT9OHA
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.1:
(4pt)

本格ミステリーファンを唸らせる黄金時代の極上の逸品。

米国本格探偵小説の黄金時代に活躍した名推理作家ナイトの邦訳2作目となる魅力的な謎解きパズル小説です。著者は実力があるにも係わらず何故か日本では不遇な扱いで、最初の邦訳は1950年(昭和25年)の『美女と金猫』という後期に書かれたサスペンス小説でした。私が考える理由としては、探偵役がやや平凡で華々しい魅力に溢れたキャラクターでない点が不利に働いたのではないか、と思います。本書にも登場するシリーズ探偵は大学の英文学教授ハントゥーン・ロジャーズです。一読した印象としては頭脳明晰で優秀な探偵なのですが、惜しむらくは目立ちたがり屋でなく控え目で個性に乏しい面があります。本書の原題は「天の声事件」で、天の声と呼ばれるドラの音が殺人直後に鳴らされる事から来ています。ミステリーの解説は難しいですが、簡単なあらすじとしては有名女流ミステリー作家の屋敷に集まった人々と庭師を含めた11人の中で殺人事件が起きます。刺殺・謎の銃撃・絞殺と異常な出来事が続いて行き、保安官がやってきますが無能で、客達が自分で推理を繰り広げて手掛りをつかみ、遂にハント教授が真相を導き出します。
本書にはミステリー的趣向の目玉として巻末に‘手がかり索引’がついています。真相に達する為の29のヒントと頁数が書かれていて、読後に読み返すと2倍楽しめます。私の感想としては素晴らしい名作とは思うのですが構成上の問題で、途中まで動機の検討がつかず五里霧中で進行し解決間際に事件の背景が明かされるという所がやや難点かなと感じました。読者はそこでこれまでに起こった事の意味を一気に見つめ直す必要があります。詳しくは書けませんが被害者の行動にも理解し難い不自然さが残ります。私の採点は厳しく辛目になっていますが、テクニックは抜群で★4.5に値する秀作ですので一読を強くお奨め致します。
ミステリ講座の殺人 (ヴィンテージ・ミステリ・シリーズ)Amazon書評・レビュー:ミステリ講座の殺人 (ヴィンテージ・ミステリ・シリーズ)より
4562041269



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