夏の終わりに君が死ねば完璧だったから
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あらすじ
最愛の人の死には三億円の価値がある――。壮絶で切ない最後の夏が始まる。片田舎に暮らす少年・江都日向(えとひなた)は劣悪な家庭環境のせいで将来に希望を抱けずにいた。そんな彼の前に現れたのは身体が金塊に変わる致死の病「金塊病」を患う女子大生・都村弥子(つむらやこ)だった。彼女は死後三億で売れる『自分』の相続を突如彼に持ち掛ける。相続の条件として提示されたチェッカーという古い盤上ゲームを通じ、二人の距離は徐々に縮まっていく。しかし、彼女の死に紐づく大金が二人の運命を狂わせる──。壁に描かれた52Hzの鯨、チェッカーに込めた祈り、互いに抱えていた秘密が解かれるそのとき、二人が選ぶ『正解』とは?(「BOOK」データベースより)
外部リンク
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評判
夏の終わりに君が死ねば完璧だったからの評価:
6.50/10点 レビュー 2件。 C ランク
夏の終わりに君が死ねば完璧だったからの総合評価:
8.52/10点 レビュー 29件。
感想一覧
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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最愛の彼女の遺体は3億の価値になる。
体が金塊になり死に至る「金塊病」、世界でも数例しかないその病の療養施設の近くに住む少年・江都日向。 ある日金塊病の女子大生に話しかけられたことで彼の人生は動き始める。 彼女は自分を相続しないかと提案してきたのだ、劣悪な家庭環境、何もない田舎町、冴えない自分自身、3億あれば変えられる。 しかし、屈託のない彼女との時間は少年にとって掛け替えのないものになっていき・・・。
人の価値観がテーマである本作。 彼女は自分の死が金になることを達観していて、少年の相続を賭けたゲームを持ちかける。 少年は戸惑いつつもそのゲームに乗るが生身の彼女の姿に惹かれてゆく。 確実に進行する病と、その体に宿る金。 彼女の価値は死が近づくにつれて上がっているのか下がっているのか、少年は煩悶する。 残酷な現実は二人以外にも広まっていき、世間の好奇の眼が彼らを貫く。
非常に重いテーマ性だが、私があまり入れ込めなかったのが人の死が金になることを保険金や遺産ということ形の日常に置き換えてしまえたからだろうか。 体が金塊になるというのは独自の設定だが、人の死が金になることは往々にしてあることなのだ。
タイトル付けも前作の「私が大好きな~」を引きづってるような感じで好きじゃない。 印象抜群のタイトルだが、読み終わってみるとそこまで作品の本質は表していないタイトルだった。