たんぽぽ団地のひみつ
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
評判
たんぽぽ団地のひみつの評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 C ランク
たんぽぽ団地のひみつの総合評価:
7.33/10点 レビュー 9件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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読後あとがきを読んだら、実際、作者が小学校の同級生からもらった当時のガリ版印刷の作文集を見てアイデアを思いつき、それにNHK少年ドラマのテイストを加えたということです。
小学6年の杏奈は、お父さんと一緒におじいちゃんが住んでいる団地を訪れます。そこは老朽化して年内いっぱいで取り壊しが決まっています。引越し先を探すでもなく、これからどうするつもりなのか何も言わないおじいちゃんの本心を確かめるための訪問でした。
退去が進んでだんだんとからっぽになってゆく古い団地。そこはかつて多くの家族がまるで親戚のように助け合って暮らしていた活気ある場所でした。
1973年には少年SFドラマ「たんぽぽ団地の秘密」のロケ地になり、住民たちもエキストラ出演して、楽しかった当時の思い出を今も大切にしている人たちもいます。
結局ドラマはあまり視聴率を取れず、主役だった少年小松ワタルは、その後芸能界から姿を消してしまい、今はスランプ中の売れない映画監督になっていました。団地が取り壊されることを知った監督は、不本意に終わった40年前のドラマの続編を作ろうと奮い立つのですが・・というお話です。
ストーリーは、杏奈とその家族が生きている現代と、ワタル君がドラマ撮影中だった73年が交互に語られます。なのでいじめや受験といった現代の事情と、なつかしい昭和の両方が描かれています。
作者さんが1963年生まれということですから、その前後数年に生まれた方にはとてもなつかしい雰囲気でしょう。映画「三丁目の夕日」にSF風味を加えた感じでしょうか。エピソードも小物もノスタルジー感満載の、正直言ってベタベタな感動作品ですが、後味もいいのでほのぼのと楽しめると思います。表紙になっている団地のY字型スターハウス棟と給水塔のジオラマがとてもいい感じです。