全能兵器AiCO
- 自衛隊 (50)
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
全能兵器AiCOの総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この人に勝る空戦描写ができる人を知らない。今回は、人間の勝ち、しかし、この負けを学習したAIファイターAiCOに勝てる保証はない。空母「信濃」シリーズ、ファントム飛行隊からの鳴海 章ファンです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
戦闘機好きのマニアであれば、この作品は大好物に違いない。 F15、F2、F35、T4の特徴と体験的飛行。いやはや、凝りに凝った綿密な説明。 F15などは、ライセンス契約を結び日本のメーカーが作っている。 F35については、どうも日本がライセンスをもらえないようだ。 尖閣列島を巡って、中国の目指している方向性が、2016年段階でも明解である。 中国は南シナ海南沙諸島ファイアリークロス礁(中国名;永暑島)を埋め立て、滑走路を作る。 頻繁に、中国空軍の飛行機が 尖閣列島近くに進出。尖閣の領空が戦闘の場となる。 かなり、きな臭い話題に、真っ正面に取り組んでいくのが、著者の真骨頂。 三菱重工業名古屋航空宇宙システム製作所にある 先進技術研究航空システム(アトラス)のアトラスシックスがステルスハンターを開発。 戦闘機のF15から、F2の機種が操縦できるプロファイター郷谷良平 チャンプと呼ばれる。 郷谷は、アトラスシックスに加わり、テストパイロットになる。 実際は、人工知能AICOの学習するためのテストパイロットだった。 仮想のシミュレーションが、実戦に応用される。 アトラスシックスで活躍していたのが、佐東理(サトリ)。 プロ棋士を目指すも挫折、将棋のゲームソフトを開発する。東大工学部航空研から航空自衛隊戦闘機パイロットになるが、凄腕の戦闘機のりに鼻を折られることで、挫折、退職。郷谷は上司だった。そして、パイロットのいらない学習型人工知能を開発する。それをステルスに搭載する。この搭載がちょっと怪しい。あくまでもメイン人工知能があるはずなのだが。結局は、クラウドで操作できるはずだ。AICOは、自分でも学習して、修正する。人工知能のレベルが高い。 しかし、人工知能搭載ステルスの開発は、大きな野望があったのだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
AIということば自体はすでに広く流通している。しかし、それが兵器に移植されたとなると…。おそらく、技術的にはかなり可能なレベルまで現実が追いついているだろう。テロ組織の指導者が相次いで殺害されたのは、アメリカ軍のドローンの活躍があったからだと言われている。遠隔操作ではあるだろうが、細かな部分でAIが活用されていたことは間違いないだろう。もし、これが自律型ドローンによる攻撃となれば、技術てきな問題というよりも倫理的な問題ということになってくる。実際に、倫理としてどうなのかという議論は起きている。 さて、空戦ものの小説といえば、この鳴海章か夏見正隆かということになると思う。鳴海章は、空戦シーンそのものもリアルだが、背後にある大国のエゴや政治家の策略、あるいは金儲けに走る資産家といった人々の思惑を複雑にからませるのがうまい。本書もその例外ではない。ハードボイルドなスパイ小説が好きな人にはおすすめだ。 それに対して、派手な空中戦や斬新なメカに興味のある人には夏見正隆をおすすめしたい。どちらが上ではなく好みの問題だと思う。 それにしても、最後のシーンで私が感じたのは、『ターミネーター』の「審判の日」が本当に来るのかもしれないという恐怖だ。AiCOはネット上のどこにでも存在できるからだ。おおこわ! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
航空機小説はやはり鳴海章だわ。文章の厚み深みが、他の人とぜんぜん違う。ナイトダンサーの頃からのファン。久しぶりに震えるわ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
非常に面白かった。 「AI×ステルス」 VS 「人間パイロット×ブレインギア」のバトルは手に汗握る描写。 鳴海章氏の戦闘機モノを好んで読む読者には『マルス・ブルー』に登場するカゲロウ(景坂志朗)の名前が出てくる部分でニヤッとしてしまうでしょうね。 沖縄に住む自分としては尖閣諸島付近の日本VS中国っていうのは非常に気になるんですよね。 そうそう!主人公のタックネームの「チャンプ」がゴーヤーチャンプルーから来ているって?なんか嬉しい。 今回、単行本で読みましたが、文庫本が出たらそっちも買います! 講談社さん!よろしくお願いします。 鳴海章氏の戦闘機モノを映画化して欲しいなぁ。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 7件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|