禁断の果実
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評価が高くなかったので、期待せずに読み始めました。 が、すぐに引き込まれました。 文章も、回りくどくなく無駄がなく、すいすいと入ります。原文もさることながら、訳者の力量もあるのかもしれません。 読み始めてしばらくの間、これはロマンス小説ではなく、ミステリーあるいはサスペンスものではないかと思いました(最後まで、その感が強いです) 母親のホープは、代々娼館を営む家に生まれ自分に淫売の血が流れており、それを恥じ阻止しようという思いにとらわれています。 過去を偽り名家に嫁ぎ女児を出産したときに、またこの血が受け継がれると考え、性愛に関して厳しく育てます。 愛情は全く感じられません。むしろ精神異常で悪魔的です。 娘のグローリーは、成長するにつれて反抗心が芽生えます。そんな中で、サントスという粗野だけど魅力的な青年と出会い恋仲になります。 しかし、十代でまだ幼いゆえ一途ではあるが自己中心的で、意図せず結果として周囲の大切な人々を不幸にしてしまいます。 そして…(下巻へ) | ||||
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さまざまな事柄の崩壊が始まります。 月日は流れ、グローリーは父の後を継ぎホテル経営者に、サントスは母親殺しの犯人を捕らえるために刑事になりました。 グローリーはかつて自己中心的だったことを認識しており、率直、積極的で好感が持てます。 少年のときから苦労したサントスの刑事としての活躍も素敵です。 母親ホープの計らいにより思春期に別れてしまったグローリー、サントス、親友のベラが、ふとしたきっかけで再会します。 三人の関係、鬼のようなホープの性癖、ホープの母親リリーの最期…下巻も中身がびっしりで波乱に富んでいます。 読みごたえがありました。 ニューオーリンズの街の雰囲気がよく描かれています。 ヒーローがリッチとか女性のファッションがどうとか、ロマンス小説必須の条件や描写はありません。 性的描写も控えめです(これは少しさみしいが(^_^;)) 優れた作品で読後感がすごくよかったです。このようなタイプの小説が好きな自分を知りました。 エリカ・スピンドラーの作品は初めてでしたが、他の作品も読んでみたいと思います。 | ||||
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恋愛だけにとどまらず、サスペンスも織り交ぜ盛り沢山のお話 でも、売春宿の家系をひた隠す女の人生が殺気迫ります エネルギッシュな彼女が、小説から飛び出てきそうな作者の力量あり | ||||
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代々娼館を営む家に生まれたホープ・ピエロンは、自らの出生を隠して、 老舗ホテル経営者の息子セント・ジャーメインと結婚する。平和に見え た結婚生活だったが、ホープに娘グローリーが産まれたときから、歯車 が狂いだしたのだった。 ホープは自らの身体に流れる「淫売の血」が娘にも続いていると思い込み、 娘を異常に厳しく育てます。幼い頃は母に対して従順だったグローリーも、 やがて母に反発し、サントスという粗野な青年と恋に落ちていきます。 そのサントスが、ホープが忌み嫌っている母リリー・ピエロンとつながりが あったことからサントスの存在はホープの人生に大きな影を落としていきま す。自分の身を守るためにどんな手でも使う母が怖いです。 | ||||
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サントスと別れ、大人に成長したグレゴリーは、保身の為に散財を繰り返す 母に悩み、父が残した老朽しつつあるホテルの経営者になります。 ある日ホ テルでおきた殺人事件の担当刑事がサントスだったことから二人は再会し、 忘れたはずの恋心が蘇っていきます。 思春期に母によって壊された恋愛や友情を、大人になった彼らが自らの手で 修復していく状況の中に、過去に囚われすぎた余りに歪んだ人生を歩まざる を得なかった母の悲しい生き様が描かれて、切ない気持ちになりました。 | ||||
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