さらば、ベルリン
- 政治陰謀小説 (6)
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一介の人間には人を裁くことなどできない。そのことを思い知らされる小説です。 この世の中には真の善人も真の悪人も存在しない。誰もが生きることに必死なだけ。少し道に迷ってしまっただけ。そう感じさせられます。 | ||||
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終戦直後のベルリンの混乱振りが、作者の描写でリアルに感じられます。 主人公は、《コリアーズ》誌の特派員ジェイクとその恋人レーナです。 物語は、二人の恋物語を中心に展開して行きます。実はこの恋は不倫なのですが、二人の純粋に惹かれあう心が、倫理観を吹っ飛ばしてくれます。 一方で、一人のアメリカ兵が殺された謎を解く推理小説でもあります。 この二つの流れが、微妙に絡み合いながら謎が謎を読んでゆく展開で、一気に読ませてくれます。 そうしたエンターテイメント的な楽しさと同時に、「戦争」が人々を狂わせて行くという考えさせられる面もしっかり描かれます。そして、勝者が敗者を裁くことの不合理さも描いて行きます。独裁政権下で、生きるのに必死な人々の行為を誰が裁きうるのでしょうか。作者は、その結論を個々人の良心に委ねているように見えます。 終戦直後を描いた最高に面白い小説です。 | ||||
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