平井骸惚此中ニ有リ
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選考委員の方々も面白いと言われた作品。 ライトノベルらしい、ちょっと頼りない童顔の少年、河上太一と 気が強いツンデレヒロインの涼の夫婦漫才のようなコミカルな描写も魅力ですが、 きっちりとした本格ミステリとして、そして何よりこの作品の世界観を表す特徴的な文体が魅力です。 読み始めは旧字体の漢字にルビがふってあって、読みにくいと感じられるかもしれませんが、 講談調の語り口に似て読み進める内に癖になる斬新な味を持っています。 「終ヘテ記ス」で“時代考証は一夜漬けの勉強で……”と謙遜されていますが、素人目には十分楽しめます。 大正浪漫の情緒が漂う素敵な作品でした。 大賞を受賞されただけの価値はあります。 過度に期待されて読むとそうは思えないでしょうが、個性的ながら作品としての面白さもある作品だと思います。 | ||||
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ページは少ないしミステリとしてあまり評価できる内容ではなかったが、 ライト層向けとして雰囲気は悪くない やや偏屈ながらも女房には頭の上がらない探偵、まさに好青年といった主人公、 ツンデレヒロインと、みんな憎めないキャラクタばかりだ 気楽に読むにはちょうどいい作品だろう しかしトリックの図が欲しかったところだ | ||||
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ミステリです。誰が何と言おうとミステリです。 が、題にもあるとおりあくまでもライトノベルであることを忘れてはいけません。 「本格ミステリ」が読みたい人は芥川でもドイルでも読んで下さいませ。 肩肘張った本格ミステリが肌に合わなかった貴方! そんな貴方に是非とも読んで頂きたい作品です。 やや独特の文体ですが初見でも違和感無く読み進める仕上がりですし、 ライトノベルらしくキャラクターへの感情移入でサクサク読めるでしょう。 思わず大正ロマンと言ってしまいたくなるノリもライトノベルの「らしさ」でしょう。ライトノベルとしてはしっかりとしたミステリに分類して問題ないでしょう。 キャラクター小説としても上々の出来栄えです。 主人公、河上太一の「迂闊」で「粗忽」な「お調子者」の奮闘振りを 是非とも貴方の目で見届けてやって下さい。(笑繰り返しますけど、あくまでもライトノベルなのですから、 ミステリではなく面白い本として読んでいただきたい一品です。 ただし、ライトノベルとしてはかなり上出来のミステリです。 是非ともシリーズを読破して頂きたい作品です。 | ||||
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落語口調の様な七五調の語りでリズムよく描かれています。 さすがに【第三回富士見ヤングミステリー大賞】大賞受賞作品。ものすごいオリジナリティです。 帝大生ながらお軽い主人公河上太一、先生の娘でおてんばな涼嬢、雑誌編集者で女権論者の緋音嬢などキャラの魅力は、特に女性陣は良いですが、肝心の先生と主人公に魅力を感じられなかったのが残念。構成力、キャラづくりも文句ないんですが、いくらライトのベルと言っても、トリックも甘い!!(というか、無いに等しい?)ラストで、え?これだけ?と思ってしまいました。でも、これがデビュー作。。将来に期待です。 ミステリーとしてではなく、大正ロマンを感じる作品でした。 | ||||
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まず特筆すべきはその七五調。まさに魔の文体でありまして。一度はまれば歌うように読んでしまいます。って、やってみればできなくない文体だとは思うんですが、それで書こうという意識がすごい。読んでいても違和感はなく、逆に面白いですね。読むだけで楽しめる小説です。 トリックだけを見るとやや薄味ですが、そこまでの道筋はなかなかのものです。本格ミステリーとして、まずまずではないでしょうか? しっかり読んでいけば謎解きを楽しむことはできますし。 そして、ライトノベルでは必要最低条件のような、キャラクターの魅力。しっかり丁寧に立っていました。 あとは、舞台を大正にして、実在の探偵作家を交えてきたところは良いですね。 | ||||
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