血の記憶



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初公開日(参考)2008年10月
分類

長編小説

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血の記憶(上) (講談社文庫)

2008年10月15日 血の記憶(上) (講談社文庫)

まだ終わらない―ニューオーリンズで起きた連続殺人事件。被害者はいずれも大人の男性で、全身には歯形が残されていた。加えて壁には次の犯行を示唆する血文字が。歯科学者のキャットは担当刑事と不倫関係にありながら捜査に加わっていたが、自らの不安定な心理が事件とリンクし始めていることに気づく。 (「BOOK」データベースより)




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血の記憶の総合評価:7.67/10点レビュー 6件。Cランク


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No.6:
(3pt)

おもしろかった

総評としては、タイトルどおり「おもしろかった」と思います。

幼い時の性的虐待、その記憶の欠如、アルコール依存症…と、
ヘビーな題材を取り扱っています。

ただし、スピード感はあまりありません。
専門的な事柄や、学術など、とにかく長い、長い説明がだるい。

ラストは、事件は解決したのだが、主人公を取り巻く人たちがどう幸せになったのか?と思った。
あんなにも性的虐待が蔓延しているものだろうか?
それとも、閉ざされた場所だからこそ、蔓延していたのか?
血の記憶(下) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:血の記憶(下) (講談社文庫)より
406276119X
No.5:
(3pt)

サイコサスペンスと女性心理ドラマの融合

ニューオーリンズで中年以上の男性ばかりが襲われるという残虐な連続殺人が起こっていた。被害者はいずれも全身に人間の口による深い噛み痕がついており、拳銃によってとどめの一発が前頭部に撃ちこまれていた。加えて現場の壁には次の犯行を示唆する血文字が・・・。

ここで登場するのが31才の法医歯科学者キャサリン・フェリー。これは、彼女が遺体の歯の噛み痕を鑑定し、犯人に迫ってゆくサイコサスペンスか、と思って読み進んでゆくと、実はそうとも言い切れなかった。

彼女はなぜか連続殺人事件の現場で被害者の死体を見た後、立て続けに失神し、捜査からはずされてしまう。さらにアルコール中毒で、軽い精神障害のため安定剤を常用する彼女は、あろうことか妻子持ちの刑事と不倫の末、身ごもってしまう。

ここで物語は一転、キャサリンが地元の名家である故郷の実家に帰り、23年前の父親の死の謎と向き合うことになる。そしてそれを追い求める彼女の身にも危険が迫る。果たして過去の事件とニューオーリンズの連続殺人事件との関係は・・・。

本書は、本の帯には「サスペンスの最終進化形」とあるが、私は、キャサリンが、これらの事件をきっかけに、正義と真実を求め、さまざまな障害を乗り越え、タフに立ち向かう自分探しの旅を描いた心理ドラマであると思う。
血の記憶(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:血の記憶(上) (講談社文庫)より
4062761181
No.4:
(3pt)

サイコサスペンスと女性心理ドラマの融合

ニューオーリンズで中年以上の男性ばかりが襲われるという残虐な連続殺人が起こっていた。被害者はいずれも全身に人間の口による深い噛み痕がついており、拳銃によってとどめの一発が前頭部に撃ちこまれていた。加えて現場の壁には次の犯行を示唆する血文字が・・・。

ここで登場するのが31才の法医歯科学者キャサリン・フェリー。これは、彼女が遺体の歯の噛み痕を鑑定し、犯人に迫ってゆくサイコサスペンスか、と思って読み進んでゆくと、実はそうとも言い切れなかった。

彼女はなぜか連続殺人事件の現場で被害者の死体を見た後、立て続けに失神し、捜査からはずされてしまう。さらにアルコール中毒で、軽い精神障害のため安定剤を常用する彼女は、あろうことか妻子持ちの刑事と不倫の末、身ごもってしまう。

ここで物語は一転、キャサリンが地元の名家である故郷の実家に帰り、23年前の父親の死の謎と向き合うことになる。そしてそれを追い求める彼女の身にも危険が迫る。果たして過去の事件とニューオーリンズの連続殺人事件との関係は・・・。

本書は、本の帯には「サスペンスの最終進化形」とあるが、私は、キャサリンが、これらの事件をきっかけに、正義と真実を求め、さまざまな障害を乗り越え、タフに立ち向かう自分探しの旅を描いた心理ドラマであると思う。
血の記憶(下) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:血の記憶(下) (講談社文庫)より
406276119X
No.3:
(5pt)

新しい「羊たちの沈黙」だと思います、強烈な主人公登場

はまりました。

女性が主人公。
歯科学者。
若く、美しく、性的に奔放で、年長の男と不倫を重ねている。
しかもアル中。
連続殺人が起こり、容疑者は精神科医。
やがて連続殺人と主人公の家族の謎、自分の記憶の底に封印していたトラウマ(記憶)が繋がっていく。
プロットが複雑で伏線だらけ、登場人物も多く、しかも個性的。
アメリカ南部のじめっとした描写も効いています。
ミステリーとしては今年一番の作品かもしれません。

さて気づいたことがあります。
主人公キャットは容疑者の精神科医ネイサン・マリクに惹かれていく。
なぜならネイサンはキャットの内面を覗き込み、
封印されていた記憶をたぐり、心の中を覗けと導くから。
自分の中にコントロールできない衝動を抱えているキャットには、
自分の謎に向き合う術を授けるネイサンは、
(ネイサンが容疑者であっても、)
極めて重要な人物になっていく。

これって似たストーリーがありますよね。
そう、クラリスとレクター、「羊たちの沈黙」です。
主人公キャットは、クラリスのバリエーション。
本作は「羊たちの沈黙」の背景をクローズアップして、
身も蓋もない主人公キャットにその苦悩を語らせています。

本作は主人公キャットがストーリーを引っ張ります。
ダークヒーロー(ヒロインか)的ではありますが、
とにかく目が離せません。
血の記憶(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:血の記憶(上) (講談社文庫)より
4062761181
No.2:
(5pt)

追いつめられ方が半端ではない主人公

本作のテーマは家族による子どもへの性的虐待です。
従って下巻ではとても陰惨な描写(それは精神的なものですが)が続きます。
それは家族を巡る隠された謎の解明に繋がるので、
ミステリーの中心をなしますが、
少々ヘビーではあります。
主人公キャットは精神的に壊れて、命は狙われるし、男とは破局するしと追いつめられ方は半端ではありません。
最後にはレイプまでされてしまいます。
でも一貫して魅力的です。
心の底からの強さがあるからだと感じます。
エンディングに向けた後半の50Pは一気に読ませます。
血の記憶(下) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:血の記憶(下) (講談社文庫)より
406276119X



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