休日には向かないクラブ・ケーキ
- お料理名人の事件簿シリーズ (4)
- には向かない (12)
- コージー・ミステリ (155)
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すっかりこのシリーズのとりこになっています、必ず出てくる料理のレシピも毎回楽しみです | ||||
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テキサス州ウェザーフォードで夫亡き後下宿屋を開き同世代の元教師達3人と共に暮らしながら殺人事件を見事に解決する素人老婦人探偵フィリス・シリーズ待望の第4弾です。今回はフィリスがいとこの頼みで海辺の町フルトンにあるB&B「オークノール」の留守番を引き受け、お馴染みキャロリン、イヴ、サムの友人3人と一緒に来て地元の海祭りやお菓子のコンテストに参加しようと胸をワクワクさせていたのですが・・・・。フィリスはよくよく殺人事件に縁のある人なのか、不運にもまたまたとんでもない事件に遭遇してしまいます。 宿に着いて3日目の朝フィリスはサムに誘われ二人で桟橋に釣りに出掛けるが何と宿泊客の遺体を発見してしまう。しかも地元警察の検死の結果、死因が朝食のクラブ・ケーキに混入された毒による物と判明する。フィリスは降って湧いた殺人事件のせいでキャンセルを望む宿泊客達や、因縁をつけてくる不愉快な遺族への対応に追われながら何としてもB&Bを守ろうと事件の調査を開始する。 今回フィリスはプライベートでは元体育教師のサムと周囲も認める良い関係で殆どの時間を一緒に過ごしています。そして料理のライバル・キャロリンにはいつも負けてばかりなのですが、今度の勝負の結果は中々面白いです。肝心の事件の方は、やっと事件の背景を掴んだと思ったら新たな殺人が起きて宿の料理人が逮捕される混乱振りで、流石のフィリスもお手上げかと思わせる五里霧中の超難事件ですが、最終章に至って遂に意外な犯人と動機を暴き出します。真相が解った後で思い返すと最初の方に一見無関係に思える伏線が周到に張られていた事に気づきますし、本書のトリックはミステリーを読み慣れた通の方でも見抜くのが難しい本当に見事な仕掛けだと思います。コージー・ミステリーの人情に厚い人間ドラマの魅力に加え堂々とした本格推理小説の面白さも味わえるシリーズは貴重で今後とも大いに期待します。 | ||||
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