桃のデザートには隠し味
- お料理名人の事件簿シリーズ (4)
- グルメミステリ (31)
- コージー・ミステリ (155)
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舞台はアメリカ合衆国テキサス州。南部でメキシコと国境を接している州であり、黒人奴隷、インディアン迫害の歴史、そして現代の移民差別という問題があるわけです。さらに宗教についても多数派は3割程がカトリックらしいですが、新教は様々なものがあり、知人であっても宗派が違えば(メソジストとバプテスト)葬儀に参列しないという、日本とは異なる宗教観であることも分かります。 主人公と、経営する下宿屋の住民全員が元教師という設定は、教師に対して尊敬と信頼があった時代のため、地域社会における捜査が容易になっています。 主人公が作る桃のコブラ―というデザートは名前がちょっと敬遠したいですが、テキサス州が桃の名産地という意外性なども踏まえて、物語は着々と展開していきます。 幾つかの事件が実はすべて関連するものであった、と分かるまでの状況は読むに足る物でしたが、しかしラストで分かった犯人、その動機、その最期はあまりに辛いものでした。 遠い過去の出来事が現在の犯罪につながったり、犯人の行く末を法ではなく神の手に委ねるのはアガサ・クリスティーの作品にもよくありますが、この作品の読後にあるような虚無感や悲しみに達することはありません。「ポケットにライ麦を」「無実はさいなむ」など、犯人への怒りと事件解決の爽快さが大きく勝っています。そこがクリスティーを世界的ベストセラー作家とした実力のなせる業でありましょう。 残念ながらこの本は、そうはなりませんでした。 | ||||
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お料理名人の事件簿シリーズ第1弾です。 ランダムハウス講談社が発売するコージーミステリーはハズレがないって思ってるのですが、この本は期待通り面白かったです。 本作の主人公は定年した教師ばかりが集う下宿の女主人のフィリス。 フィリス自身も歴史を教えてた教師です。 そんなフィリスの当面の目標はピーチ・フェスティバルで優勝する事。 ライバルはフィリスの友人でもあり下宿人でもあるキャロリン。 そしてマティとイヴを交えた4人の老人達の生活が描かれてるのですが、そんな平穏は日々に終わりを告げるような事件が発生します。 自分の友人でもあるキャロリンが容疑者として疑われたためにフィリスは元教師という特権をいかして独自に捜査をすすめていきます。 彼女を陰で助けるのが、新しい下宿人でもあるサムとフィリスの息子で副保安官でもあるマイク。 老人というハンデを教師をして得た知識と人当たりの良さで、次から次へと情報を仕入れていくフィリスの行動が面白いですよ。 コージーミステリーにしては最後の最後まで犯人が予想出来ない展開なんですが、犯人の正体を知った時にはビックリしました。 フィリスや脇を固める登場人物も個性があって、これからの展開が凄く楽しみです。 老人ならではの苦労なども伝わってきますよ。 早く続編を読んでみたいです。 | ||||
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お料理名人の事件簿シリーズ第1弾です。 ランダムハウス講談社が発売するコージーミステリーはハズレがないって思ってるのですが、この本は期待通り面白かったです。 本作の主人公は定年した教師ばかりが集う下宿の女主人のフィリス。 フィリス自身も歴史を教えてた教師です。 そんなフィリスの当面の目標はピーチ・フェスティバルで優勝する事。 ライバルはフィリスの友人でもあり下宿人でもあるキャロリン。 そしてマティとイヴを交えた4人の老人達の生活が描かれてるのですが、そんな平穏は日々に終わりを告げるような事件が発生します。 自分の友人でもあるキャロリンが容疑者として疑われたためにフィリスは元教師という特権をいかして独自に捜査をすすめていきます。 彼女を陰で助けるのが、新しい下宿人でもあるサムとフィリスの息子で副保安官でもあるマイク。 老人というハンデを教師をして得た知識と人当たりの良さで、次から次へと情報を仕入れていくフィリスの行動が面白いですよ。 コージーミステリーにしては最後の最後まで犯人が予想出来ない展開なんですが、犯人の正体を知った時にはビックリしました。 フィリスや脇を固める登場人物も個性があって、これからの展開が凄く楽しみです。 老人ならではの苦労なども伝わってきますよ。 早く続編を読んでみたいです。 | ||||
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主人公は定年退職をした元女性教師。同居している人たちも定年退職をした教師たち。 なので、推理の仕方も落ち着きがあります。あまり無茶なことはしません。頭で考えて、回りに配慮しながら、素人探偵になっています。 読んでいてハラハラするようなことはありませんが、主人公と一緒に考えながら読み進めていくような感じでした。 難解な事件でもないのですが、最後は「え?そうだったの?」と思わせてくれる結末です。 全体的に読みやすい小説でした。 ジョアン・フルークのハンナシリーズのお菓子作りに比べると、こちらは年配の女性が作るので、お菓子作りにもプライドを持っていて、同居者と競い合っていて、見られてたまるものかと隠しながら作っているのが面白いです。 | ||||
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主人公は定年退職をした元女性教師。同居している人たちも定年退職をした教師たち。 なので、推理の仕方も落ち着きがあります。あまり無茶なことはしません。頭で考えて、回りに配慮しながら、素人探偵になっています。 読んでいてハラハラするようなことはありませんが、主人公と一緒に考えながら読み進めていくような感じでした。 難解な事件でもないのですが、最後は「え?そうだったの?」と思わせてくれる結末です。 全体的に読みやすい小説でした。 ジョアン・フルークのハンナシリーズのお菓子作りに比べると、こちらは年配の女性が作るので、お菓子作りにもプライドを持っていて、同居者と競い合っていて、見られてたまるものかと隠しながら作っているのが面白いです。 | ||||
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