(短編集)

アルバトロスは羽ばたかない

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初版刊行(参考)
種別
短編集
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85
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154
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あらすじ

2017年11月30日 アルバトロスは羽ばたかない (創元推理文庫)

児童養護施設・七海学園に勤めて三年目の保育士・北沢春菜は、仕事に追われながらも、学園の日常に起きる不可思議な事件の解明に励んでいる。そんな慌ただしい日々に、学園の少年少女が通う高校の文化祭の日に起きた、校舎屋上からの転落事件が影を落とす。これは単なる「不慮の事故」なのか? だが、この件に先立つ春から晩秋にかけて春菜が奔走した、学園の子どもたちに関わる四つの事件に、意外な真相に繋がる重要な手掛かりが隠されていた。鮎川哲也賞受賞作『七つの海を照らす星』に続く、清新な本格ミステリ、待望の文庫化。(「BOOK」データベースより)

評判

アルバトロスは羽ばたかないの評価:

8.19/10点 レビュー 16件。 S ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点8.19pt

アルバトロスは羽ばたかないの総合評価:

8.43/10点 レビュー 35件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全5件 1〜5 1/1ページ
No.5
(8pt)

アルバトロスは羽ばたかないの感想


▼以下、ネタバレ感想

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なおひろ
R1UV05YV
No.4
(7pt)

アルバトロスは羽ばたかないの感想

最終的になトリックとしては,「え,ちょっと待って,どういうこと?」となる例のパターンを狙っていて,その瞬間は私もそうなりました.

▼以下、ネタバレ感想

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マー君
S2HJR096
No.3
(7pt)
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アルバトロスは羽ばたかないの感想

残念ながら、著者のシリーズ前作「七つの海を照らす星」は読んでいないが十分に楽しめた。
謎の真相部分は、ちょっと強引とも思えるところもあるが、綿密な構成で叙述ミステリとして一級品だと思う。
本筋は暗くて重い内容だが、構成している「冬」以外の各章は、それぞれ完結した短編ミステリとも云える内容であると同時に、登場人物が置かれた状況をユーモアも交えて描いている。そのため読後感も悪くない。
是非、前作だけだなく後作の「空耳の森」も読んでみたい。

ジョニ黒
CU5PBIFL
No.2
(7pt)

アルバトロスは羽ばたかないの感想

前作と同様に4つの短編ののちに驚くべき真相が明かされます。
しかしその真相に関するトリックのかけ方がいささか強引な気がしました。
それを踏まえたうえでも普通に楽しめる作品だと思います。前作読書済み必須です。

テリヤキ
I0ITT6CP
No.1
(8pt)

アルバトロスは羽ばたかないの感想

児童養護施設・七海学園に勤める北沢春菜を主人公にした物語。私自身は不勉強で行政面でのこういった機関の縦や横の繫がりとかまるで解からないのだけれど、登場人物のなかに児童福祉司で児童相談所に務める海王さんと云う人物がいて、そのずば抜けた洞察力で子供たちの抱える様々な謎や不思議を話すと見過ごしていた些細な手がかりから隠された真実を解き明かしてくれるという探偵役の設定になっている。前作の「七つの海を照らす星」は未読だけれど多分この海王さんと春菜の探偵物語なんだろう。事情のある子供たちが暮らす養護施設を舞台にする、古書店でも駅前の便利屋でもないその作家独自の世界を構築する意味ではとても良い視点といえる。だが、子供たちを描いていけば当然内容は暗く重くなるわけでそういった雰囲気を払拭するキャラクターも用意してあるが、真正面から子供の抱える事情に向き合った内容とかストーリーになっているので胡坐をかいて読んでいたのが気付けば正座して読んでいたといった気分になるほどだ。春の章・夏の章・初秋の章・晩秋の章と繫がっていくが文化祭の日に起きた校舎屋上からの転落事件が最後の晩秋の章で明らかになる構成だ。それぞれの章に物語があり消えた人物や母親の隠された意図、出口に固まっていた子供たちの前に姿を現さずスタジアムのグランドから消えたサッカーチームのメンバー10人などミステリアスな出来事を絡めて最後の章に至る。しかし、最後の章のドンデン返しは予想していなかったので正直驚いた。全体を見渡しても良く出来たミステリーと云える。テーマはハナミズキとアルバトロス。初めて読んだ作家だが読み始めは会話の部分で誰が誰に話しているのかちょっと解かりずらく感じて自分とは合わない作家なのかと思いながら読み進めたが、読み終えてみるととても魅力的な資質を持った作家であると認識した。この本は未読のひとにはぜひおススメしたい。

ニコラス刑事
25MT9OHA

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.19
(5pt)

2010年代本格推理の大傑作

大傑作。2010年代の本格推理小説では一二を争う。著者の知名度が低いため正当な評価を得られていないのが残念。「シリーズ第1作から読むべき」との評がほとんどだが「アルバトロス」から読んでも本格ミステリファンには満足できる。現代本格がパズル性を極限まで追求した結果、小説としての面白さが失われているが、本作は小説としも秀逸。個人的には文庫の196頁から206頁までの挿話は忘れがたい鮮烈な印象。
アルバトロスは羽ばたかない (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: アルバトロスは羽ばたかない (創元推理文庫)より
4488428126
No.18
(5pt)

陰鬱さの中のかすかな灯。

『七つの海を照らす星』の続編。「春」「夏」「初秋」「晩秋」という四つのそれぞれ異なる「事件とその解決」に挟まれて「冬の章」が一エピソードずつ語られ、最終的には「冬の章」が最も大きな謎とその解決編を担うというやや変則的な形式。このシリーズにはそのテーマ性のゆえかあるいは文体のせいか、常に陰鬱な雰囲気が漂い続けているのだが、その陰鬱さは本書のラストでもはやいたたまれないほどに極まる。その上にかなり大胆不敵な「仕掛け」が施されているのだから堪らない。『七つの海を照らす星』から読まなければ物語の全体像は分からないだろうが、そうしてでも読むべき傑作。
アルバトロスは羽ばたかない (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: アルバトロスは羽ばたかない (創元推理文庫)より
4488428126
No.17
(5pt)

必ず前作を読んでから今作を読んでほしい正真正銘の傑作

前作も非常に面白かったのだが、今作は続編として前作を超えた。
キャラクターのあらゆる描写、統一感、そして日常の謎の中に隠された綿密な伏線と、それを気づかせないだけの筆力。読み終えて面白さにため息をついた。作者は寡作の人のようだが、これほどの時間がかかる理由もよくわかる。
前作からの続き要素があるため、先に前作を読んでから今作を読むのを強くおすすめする。
アルバトロスは羽ばたかない (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: アルバトロスは羽ばたかない (創元推理文庫)より
4488428126
No.16
(5pt)

完璧な伏線

前作「七つの海を照らす星」もそうでしたが、緻密に張り巡らされた伏線が物語の結末に収束していく様は見事の一言です。
アルバトロスは羽ばたかない (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: アルバトロスは羽ばたかない (創元推理文庫)より
4488428126
No.15
(4pt)

読みごたえはある

現在の外枠として、高校の校舎からの転落事件がある。とびとびの冬の章でその犯人を探っていくのだが、最後に意外な真相が待っている。しかしどうなんだろうなあ、この外枠が上手く機能しているのか。じゃあ、必要がなかったと言えば、この小説はミステリーではなくなってしまうので、微妙なところかな。とびとびの少し過去の春、夏、初秋、晩秋の章は、特別養護施設の保育士北沢春奈が相対する様々な事件での春奈の力いっぱいの奮闘に、大変だなという感想とともに暖かな気持ちにさせられて、読みごたえがある。これだけで小説が成立しないこともないのだ。しかし、これらのことが最後の解決につながるわけなので、うーん仕方がないか。どうしてもミステリーにしたかったんだよね。
アルバトロスは羽ばたかない Amazon書評・レビュー: アルバトロスは羽ばたかないより
4488024580

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