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LN さんのレビュー一覧
LNさんのページへレビュー数8件
全8件 1~8 1/1ページ
※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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人間が社会生活を営む上で、守るべきモラルの閾値とはどれくらいでしょうか?
通勤・通学で乗る電車で、他の乗客を意識せず空いている優先席に座ったことはありませんか? 夜中に洗濯機を回したり、大き目の音でTVを見たりといった、隣人を意識しない行動をとったことはありませんか? 本書の登場人物たちのように、「ちょっとくらいいいか」と思ってモラルがない行動(”モラルがない”の基準も人それぞれですが)をとってしまう人は、少なくないと思います。 日常生活における多くの行動は主観的な良し悪しによって行われ、またその行動による影響を当人は深く考えないということを認識させられました。 読了感に限れば、非常に悪いという評価になると思います。 しかし、私の感情や思いを想像以上に揺さぶられた、という点で☆10とさせていただきます。 |
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最高で最悪の本でした
読み始めたら止められずに一気に最後まで読んでしまうくらい面白いです というか途中でやめたら余計に怖くてやめられないというのが正しいですが 結局のところ、本当に怖いのは幽霊ではなく生きた人間だというのがよくわかりました また、所々で出てくる昆虫の表現も独特で惹きつけられました 本当に恐怖しかありません おかげでめでたく私のトラウマが一つ増えました |
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久々に文句なく星10をつけられる作品に出会いました。
最初から最後まで次のページが気になって仕方なく、1日で読んでしまいました。 私はまだついこの間まで高校生だった若輩ですが、私の母校にもこの歩行祭のようなものがありました。 そういうこともあり非常に読みやすく、歩く辛さや歩きながら友人と話す楽しさなど共感できる部分も多かったです。 高校時代の懐かしい思い出を思い出させてくれる素晴らしい作品でした。 |
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最高でした。
文句なく10点満点です。 登場人物の魅力、展開、エンディング、読了感、どれをとっても素晴らしかったです。 こんなにも満足感が得られる小説はそう多くはないでしょう。 |
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久しぶりに完璧な作品に出会いました。
完成度、表現力、登場人物の魅力、何においても文句なしです。 この作品のメインテーマである「死刑制度」は取りつきづらいテーマではあるかもしれませんが、読んでいくうちにどんどん引き込まれて、最後に必ず「読んでよかった」と思えるはずです。 死刑に対する作者の問題提起により読者は自然と、死刑とは何か、果たしてそれは正しいことなのか、という思いを持つようになるはずです。 単なるエンターテイメントの小説ではなく、現代の日本の刑法への自分の考えを見つけられる作品です。 本当に素晴らしい作品でした。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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とりあえず読了して、まず呆然としました。
個人的に非常にエログロな作品だなぁという印象なので、知人等に勧めると、人によっては「尖ったの勧めてきたなぁ」と思われるかもしれません。 しかし、このどんでん返しを読まずして、「どんでん返し好き」は名乗れないでしょう。 ただただすごかったです。自分的には、十角館の殺人以来の衝撃でした。 「どんでん返し」が好きな人は必ず目を通すべき作品です。 |
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綾辻さんの集大成という感じです。
囁きシリーズの猟奇的な一面を持ちながら 館シリーズの意外性も持っているので、綾辻好きにはぴったりではないかと。 文章も読みやすく、ちょうどよい長さなので 気持ちよく読了できる作品でした。 |
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自分のミステリ好きの原点ともいえる作品です。
この作品が私にミステリの面白さを教えてくれました。 なので、書評は10にさせていただきます。 とにかく、処女作とは思えない出来栄えだと思います。 あの1行で綾辻ファンとなっていしまいました。 全身総毛立ったのを今でも鮮明に覚えています。 ミステリ好きなら必ず読んでほしい一冊です。 講談社文庫の新装版は特に"うまい"作りとなっているので是非見てみてください。 |
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