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sashia さんのレビュー一覧
sashiaさんのページへ書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.50pt |
レビュー数14件
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新型コロナウイルスの前に書かれたとは。
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圧倒的に面白い!エンターテイメント性だけを切り取っても同じく。一体この作品をどれだけ多くの人が影響を受けたのだろう。しかも、ここまで読んだ時の気分によって得られる感想や思いが変わってくる小説はそうそうないと思う。
現時点で一読したのみ、現在の感想を述べると、ストーリーよりもドグラ・マグラの存在が一番印象に残る。それは中に出てくる気狂をおこす書物というよりも、読み終えたあとに自分の手元にあるこの本そのものがである。 直感としてはシャボンのように表面の色が光や背景の加減などにより様々に変えていくものに近く、かつそれ自体があわせ鏡の中に存在しているため、私は完全にやられたくちだ。 読者によって思いは千差万別あるが、それをさらに千倍にしたようなものだろうと思うので是非とも読者間で話しをしたい。 文中でドグラ・マグラを登場人物が解説する部分が全てとは言わずとも言い得て妙な錯覚を起こし、何度も再読をしたくなる感覚に追いやられた。 読了後、本作の朗読版もあるため聞いているがこれでさえ終えたときには今書いた感想とはまた別の印象が残るのは分かりきっている。 ストーリーとしても納得出来るものでもあるし、これこそ読んでいるというより読まされていたと後から実感してしまった。 しかしどうしてくれようかこの手元に残ったこの本を。オススメしたくともどうにも上手く勧めることができないでいる自分がもどかしい。 最高です! |
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(作品の中に出てくる初めて見る固有名詞等を調べるという野暮なことはしていません)
完読していない状態だが書いてしまっても問題ないだろう。物語を楽しむ類の小説では内容だ。上滑りしの連続。気合を入れて一言一句漏らさずに挑むも、三行目に達する時点で全く読めていないことに気づく。ストーリとかの次元ではなく、単純に読む力をすぐに奪われた。初めは漢字を読むことができなくなり、次にカタカナ、そして読むという行為ではなく眺めるという具合になる。何度も同じ現象になるため読むのを止めた。序盤を眺めているときに、巻末の解説文を読んでみようかと目を通すと、なんと!犯人の名前が「○○です」と書いてあるではないか。ありえない、何だこの解説。そもそも犯人は意味のないことだと断言している理由もわからない。だがしかし、中盤を越えたあたりでその理由もわかる気がしてきた。それはストーリーからではなく、「読む」行為から出てくる意見なのだろう。中盤でも、読了後でも感想は変わらないと思い記載することにする。ただ、これが数年後に読むとまた違った感想が持てると思われる。 率直なところ、本作を通して感じたことは、作者のぎっしり詰まった本棚を見ることができた。また、文中の全てに注釈が入ると単巻ではなく上中下巻でも足りなくなるのは眼に見えている、逆を言うとストーリーだけ抜き出せば短編で十分だろう。 10分の1でも本作の言葉を知っているだけで面白さが増すと思われる。平仮名を読むことさえ諦めてしまいそうな私は今は1点でも今後10点まで上がる幅が与えられているだけで幸せかもしれない。 |
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何度も読める小説。事件前に今後起こることに対する推理合戦が行われる。一件不毛なことに思われるが、読み進めていくといつの間にかクセになる。犯人も存在するということも読む動力になった。
こんな、推理はだめだ、トリックはだめだということが多様に用いられていることがアンチとして確立されてしまったことなのだろうか。 いずれにせよ本作が出版された後の作家立ちははネタを仕込むのに相当苦労したと思われる。推理小説のレベル上げとリスタートをはかったという意味では影響力は大きいだろう。 会話の細部からちらつくヒントを探しに何度も読むことになりそうな予感。 私が奇書に手を出した最初の作品だったが、読みやすく、終盤に差し掛かるにつれて序盤を読み返したくなる作品。 |
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「カラマゾーフの兄弟」を挫折している自分では、ソ連ってだけで読みづらいのかと思っていたけど、読みづらい感じがある。が、しかし著者がイギリス人だからかすぐに読めるようになる。むしろ読みやすい。これは面白かった。
当時の時代はいけなんかはどうでもいいくらいどんよりと灰色の風景を思いながら読むだけで、真冬に汗をかいたような何とも言えない感じが味わえる。続編に期待! |
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映画は非常につまらないものだったが、原作は分量も多く、濃密であるため手を出すのに抵抗があった。なんとなく読み始めるとなんとなく読み終えた感じがあるためボリュームを感じさせない作品のため読みやすかったと言える。
でも、結末は映画版の方しか覚えてません。 |
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平山フアンでない人必見といったところでしょうか。読み手の層を一気に広げた感じがある。ただし、軽い気持ちで読んでみるとどす黒い落とし穴になんどもハマることまちがいなし。
「独白する…」しか読んでいないので何とも言えないが、ダイナーのような娯楽作を次も用意してもらえることを切に思う。 ちょうどこの位のレベルが自分には合ってるんだろうなア。 |
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これまた題名がたまらない。短篇集なので読みやすい。他の作品を読んだわけではないが平山入門といったところか。ジャンルも確立されており、その他多くの作品が出ているだけあって粗さがない分非常に読みやすい。フアンであれば物足らなさを感じるような気がするが、十分印象にこびり着いて爪でガリガリ引っ掻いたところで平山印が一向に消えないものとなった。
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前半の底辺から成長していく様は読んでて痛快です。
ただ、後半は尻つぼみになってしまい、結末があっけなくやってきたため早く感じました。 もっと濃度を上げて、三倍くらいのテンポで進んでいけば面白かったんじゃないかなと思います。 本当に前半の裏事情の説明はなるほどそうなんだと感心することが多かっただけに残念です。 |
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スプラッター系グロ小説。正直読んでて気分がいいわけではないです。ご飯がまずくなります。そもそも読んだ後で食事なんてとても無理でした。
有害図書そのものですね。完全に著者の術中にハマってしまいました。 面白いかというと何とも言えませんが、印象には残りました。(消したくても消せないくらい) 珍味を味わいたい方は是非どうぞ。 |
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好きな人はたまらないだろうなと思いつつも、僕は何も感じることができなかった。タイトルは好きなんだけど中身はいたって普通の戦争SF。もうしばらくすればさらに次世代の世界観を書いてくれる作家は出てくるんじゃないかな。
ただし作者が文字通り自分の死と隣合わせで完成させたということには感服です。 でも2点。 |
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「復讐とは」、「生と死」を小学生になった読者に分り易く考えさせてくれます。そのレッスンが400項にわたっているにもかかわらず一切苦にならない。というよりも早く秋先生に会いに行きたい、素朴で巨大な質問をしたい。他者の考えと自分の考えのギャップを覗き見れるような物語構成です。
見出しにも書きましたが、巻末の解説にもあるように泣きそうになる事ができる作品です。 |
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殺し屋たちの宴第二段。憎めない悪党に一喜一憂しながら読み進めることができた。伊坂節の利いたキャラ全開。王子のアクセントが強く、いい意味でしかめっ面をしながら読める内容、スピード共に良好です。久々に楽しい読書ができた。
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題名に惹かれました。勝手にキング・クリムゾン的世界観を想像してました。
読み進めるうちに、やっぱそうだよね、だよね。と自分の世界観とは全く違う次元で物語が進んでいくに連れてちょっと寂しくなりました。実世界であるということを認めたくない思いが強く、次で、荒れた展開になるのを期待したが・・・ それでも、一分の退屈場面もなくグイグイと項をすすめる手が止まらなかったのは、面白いからです。 久々のイッキ読みをさせられたことに高得点。 ゲームブック懐かしかった。小学生時代を思い出します。 |
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