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あんみつ さんのレビュー一覧
あんみつさんのページへレビュー数32件
全32件 21~32 2/2ページ
※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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多くの方がレビューに書いているように、評価が難しい作品だと思いました。
絶賛する人も酷評する人もいそうです。 個人的には一読では理解しきれず、かといって、もう一度読むには少し…。 これが反推理小説というものなのかと。 ミステリ、推理小説かといわれると、よくわかりません。 伏線も回収されたと言えるのか。 展開は二転三転するけれど、どんでん返しとも異なり、非常に独特です。 個人的には読み進める度に「そんなのあり?」があまりよくない意味で続くため、凄く楽しめた一冊ではありませんでした。 しかし、続きが気にならずダラダラ読み進めたわけでもありません。 ラストをどう片付けるのか気になりました。 そのため、どこか引き込ませる文章・雰囲気なのかもしれません。 そのため、中間の5点をつけました。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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性格に一癖も二癖もある7人の男女学生が、避暑をかねてりら荘へ訪れる。
年頃の男女、青春の悩みや思惑が蠢く中、その内の二人が婚約発表。 祝福する者、恋破れた者と悲喜様々。 しかしこの発表が悲劇の始まりへ。 連続殺人に意味深に置かれるスペードのカード。 殺人はいつまで続くのか? いったい誰が犯人なのか? といった感じの展開です。 50年以上前の作品ということで、時代にそわない面はあります。 科学的な面や、男女の価値観・結婚観など。 伏線は割りと丁寧かつしっかりと提示され、回収されます。 正直中にはそんなんあり?というのもありますが、かなりフェアなのではないかと思います。 作中どこがおかしいのか、着目すべきとこがどこかヒントも出てます。 ただ、最後の名探偵の活躍のためか物語の構成上か、警察が無能すぎるのが気になりました。 あまりにも手落ちや第一印象のきめつけが多いです。 また、心理描写があまりないので、いまいち感情移入ができません。 被害者の心理も加害者の心理もないので、さらっと流れてしまうというか、少し物足りなさを感じました。 しかし、ミステリとしてはしっかり伏線を提示・回収してまとめていて、とてもスタンダードなものなのだと思います。 伏線もそんなんあり?と思うのも確かにありますが、なるほどと思わされるまのも多いです。 心理描写などは好みがありそうですが、アンフェア気味のミステリよりすっといいという人も多いと思います。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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主人公は本作の作家であり、編集者でもある三津田信三氏自身。
三津田氏は執筆のインスピレーションを求め、イギリス建築の洋館に住みます。 洋館を「人形荘」と名付け、同人誌「迷宮草子」に連載した「忌む家」のモデルにします。 「忌む家」は三津田氏の分身である「津口十六人」の登場といった、筆者の想定外な展開もあるが、スラスラと筆が進んでいきます。 しかし、現実世界で津口十六人を名乗る存在といった、不気味で三津田氏には身に覚えのないことが起こり始めます。 作家の手から作品も洋館も現実も離れ、勝手に進んでいく。 いったい過去に、そして今何が起きているのか―…と、ざっくりいうとこのような展開です。 三津田氏自身が作中で言っているように、幻想怪奇系小説であり、ミステリ<ホラーの作品だと思います。 そのため、ミステリのような推理による伏線回収・説明はあまりありません。 どちらかというとホラーの雰囲気を楽しむものであり、伏線なども雰囲気で察する作品だと思います。 主人公=三津田信三ということで、おそらく実際に作者が行ったこと(編集作業など)を合間合間に挟んでいます。 ノンフィクション感は出るかもしれません。 しかし、編集に限らず何か説明する際、作家○○の「○○○」のような~といった他作家の作品を例に挙げることが多すぎる気がしました。 ミステリやホラー好きで、それらの作品を読了している人はニヤリとするのかもしれませんが、私はそこまで知識豊富ではないので、例とし出されてもよくわからないことが多かったです。 説明や紹介が長くて少しだれてしまいます。 このあたりは、この本はそもそも三津田氏のデビュー作の改訂版とのことなので、自作以降もっとスッキリした雰囲気になるのか、それとも「三津田信三らしさ」となるのかわかりません。 私は冗長と感じましたが、逆に好みという人もいるのかなと思いました。 作者が主人公で、同人誌にも更に分身がいる 洋館があり、同人誌にも洋館がある 物語の発想は面白く、ノンフィクション感を出すことで更に不気味な雰囲気を醸し出していると思います。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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ミステリーにも王道物、ホラー物など、いろいろとジャンルがあるかと思います
この作品はあらすじにも書かれているように、介護の問題、そして組織の軋轢といった社会風刺の色が濃いミステリー作品と感じました 元警部かアルツハイマーを苦にした妻を嘱託殺人 しかし、殺害後から自首までの2日間については黙秘という「半落ち」 彼をめぐり、警部をはじめ、異なる立場の6人の視点で物語が進みます 非常に評価が高く、話題になった作品です 文章も読みやすく、最後まで一気に読める作品だと思います ただ、個人的には各主人公の組織の内部事情の色が強く、梶の半落ちをめぐってとはいえ、梶の印象 が薄く感じました 半落ちそのものではなく、警察等関係組織の内部問題がメインという印象でした ▼以下、ネタバレ感想 |
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囁きシリーズ3作目。
実は私は2作目をまだ読んでいません。 シリーズといっても続いていないと聞き、本屋にこちらだけあったので先に読んでしまいました。 確かに明確な繋がりはないのですが、1作目で出てきた名前が少しだけですが出てきました。 なので、もしかしたら2作目で出たキーワードがあるのかもしれません。 なので、やはり順番通り読んだ方がいいと思います。 そして、作品の感想ですが、綾辻先生ですので大変読みやすいです。 また、前半の謎に包まれている間は面白く、引き込まれてグングン読めます。 しかし、最後は少しアンフェアな気がしました。 いつも綾辻先生の叙述トリックにはやられた!という驚きとスッキリ感があるのですが、今回はちょっとズルい気がしてしまいました。 登場人物は緋色の囁きより魅力的な気がするのですが。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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住宅購入に対する社会風刺が効いている作品で、考えさせられました。
また、こういう言い方は問題があるかもしれませんが、各人の性格に人間の嫌らしさのようなものが垣間見えます。 不愉快なんですが、実際にありそうな心理でリアルです。 ただ、ミステリーを読んでいるというより、社会風刺や人間模様を読んでいるような印象でした。 なので、ミステリーというか、推理を求めている人にはあまりオススメできないと思います。 宮部みゆき先生の作品を読む方は、たいてい「火車」も読んでいると思いますが、「火車」ほどの推理的要素はないと思います。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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