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タカタソン さんのレビュー一覧

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レビュー数44

全44件 41~44 3/3ページ
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No.4: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ロ-ドレ-スの世界で知る犠牲の深さ。

プロの自転車ロ-ドレ-スの世界を、自転車に興味がなくとも引き込んでしまう筆力は見事。
「エ-ス」と「アシスト」の関係は非常に興味深い。また、この関係がこの小説のキモでもある。

この本はスポ-ツ小説なのか、ミステリなのか。
最後の真相が読者にとって良い裏切りになっていて、それがただ単純な「悪意」ではない
ため、読後感が良い。

この小説のテ-マ「アシスト・犠牲」。
最後に「エ-ス」が見せる「犠牲」に何を感じるか。
それによってこの小説の評価が分かれるでしょう。
サクリファイス (新潮文庫)
近藤史恵サクリファイス についてのレビュー
No.3: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

気軽に楽しめるスパイ小説

スパイ養成学校:D機関を設立した結城中佐のスパイとしての教えが5つの短編で展開される。
どの話も非常に良く出来ており、短編ということから気軽に読めて楽しめる。

読む本に悩んでいる方にお勧めです。
ジョーカー・ゲーム (角川文庫)
柳広司ジョーカー・ゲーム についてのレビュー
No.2:
(7pt)

さすが無難の警察小説

北海道警察を舞台にしたシリ-ズ4弾目。
今回主役は、小島百合巡査。
同然今までの津久井、佐伯、新宮といったお馴染メンバ-も登場し、それぞれの視点から物語が展開し
いろんな伏線もありながら最後にうまくまとめている。

このシリーズは、視点の切り替えと展開の速さがあり、気づくと読み終えている。
(まぁ、登場人物が魅力的かはそれぞれですが)

警察小説をあまり読まない方にもこのシリ-ズはお勧めです。



巡査の休日
佐々木譲巡査の休日 についてのレビュー
No.1:
(7pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

ファントムを知っても・・・。

長野県安曇野の山で何人もの行方不明者が出て、その正体は・・というパニックもの。
ただ、その「モノ」の正体は中盤くらいには判明し後半はその「モノ」との対決となっている。

ひとつ読みどころは、なぜその「モノ」がそこに居るのかというミステリ-部分。
あくまで、パニック部分がメインであるため、あっさりしているがそのバランス次第で
いかようにもできたはず。
これはこれで、正解かもしれない。
最後まで緊張感が持続できるスピ-ド感が出ている。

そしてその「モノ」だが、聞いて直ぐにその大きさや怖さがピンとこなかった。
たぶん、都内に住んでる方は皆さんそうだと思う。
読み進めると、その「モノ」の描写があるのでそうだと認識するのだが・・・。
このあたりは評価が分かれそう。
ファントム・ピークス (角川文庫)
北林一光ファントム・ピークス についてのレビュー


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