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さんのレビュー一覧

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書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.87pt

レビュー数15

全15件 1~15 1/1ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.15:
(7pt)

ワイルドカードは必須だろうか

捻くれたユーモアを使う米澤節ですね
小市民シリーズの文体でしょう。
楽しく読めるからリーダビリティは良いです。
好きなシリーズになりそうなのですが、気になるところがひとつーー。
主な登場人物の男子高校生のお二人にあまり違いが無いんですよね。
まあ、あの頃の男子なんて皆、じゃがいもみたいなもんですから現実的なのかもしれませんが。
次回作も期待しております。
栞と噓の季節 (集英社文庫)
米澤穂信栞と噓の季節 についてのレビュー
No.14:
(7pt)

小鳩常悟朗と小佐内ゆきの出会い

読了しました。
さてさて、久しぶりに感想を書きたくなりました。
春季限定いちごタルト事件から夏季、秋季、冬季と1年周ってきたのですが、物語内では3年間を経過していて、話の中核に存在する小鳩常悟朗と小佐内ゆきは、高校3年生の冬を過ごしています。
いつものように常悟朗の視点で進行してゆく物語には、中学3年生だった頃の回想が頻繁に組み込まれます。なかにはメインキャストのふたりの出会いなども含まれますから、ファンにはたまりません。
物語ラストの中三からシリーズ冒頭の高一に繋がるの円環はとても綺麗だと思いました。
あまりネタバレをしてはいけませんので、読了後の感想を……。
春夏秋、終始、犯人の上を行っていたキツネ的知能と手のひらで転がすほどのオオカミとのあいだには、まだ何らかのエピソードが、あると睨んでおります。まるでメビウスの輪です。オオカミに「小市民」だと言わしめた幼きキツネさんには、小市民を目指す動機がないように思えます。
どうなんですか、米澤先生。
小市民シリーズは終わりませんよね。
冬期限定ボンボンショコラ事件 (創元推理文庫)
米澤穂信冬期限定ボンボンショコラ事件 についてのレビュー
No.13:
(7pt)

彼女の色に届くまでの感想

これ、短編集だったっけ?
ライトノベルも書く作家だから嫌煙するかもしれないけれど、
まぁ、この作品も軽いけれども、面白かったですよ。
ミステリではないです。
彼女の色に届くまで (角川文庫)
似鳥鶏彼女の色に届くまで についてのレビュー
No.12:
(6pt)

君は月夜に光り輝くの感想

ミステリでは無いです。
有り体に言えば、悪い人が登場しないから嫌な気持ちになりにくい小説だと思います。
青春ラブストーリーを読みたい方にはオススメします。
君は月夜に光り輝く (メディアワークス文庫)
佐野徹夜君は月夜に光り輝く についてのレビュー
No.11:
(8pt)

君の膵臓をたべたいの感想

ミステリでは無いですが、とても良い作品だと思います。
私は軽いのはあまり好きじゃない方なのですが、たまには有りなのかなと思ってしまいます。
そういう気分の時に何度も読み返しました。
そして、何度もやられました。
たいてい号泣です。
君の膵臓をたべたい (双葉文庫)
住野よる君の膵臓をたべたい についてのレビュー
No.10: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

六人の嘘つきな大学生の感想

着眼点は珍しく、新しい世代がやってきたのかと期待させてくれます。
ただ、まだまだ荒っぽいところが多く、読んでいて頭を抱えてしまう箇所もありました。
例を挙げると、
就職戦線のエリートが面接時の質問される際に「逆に質問したいのですが・・・」との場面があります。
逆にって...そんなの、言うわけないでしょってね。
校閲は何をしてたのと思います。
まあ、そう言うことを加味しても、また読んでみたいと作家だと、私の心に爪痕を残こしたほどの作品では有ります。
六人の嘘つきな大学生 (角川文庫)
浅倉秋成六人の嘘つきな大学生 についてのレビュー
No.9: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

同志少女よ、敵を撃ての感想

クリスティ賞受賞作との印象から思い浮かべる作品とは異なります。
第二次世界大戦時代のソビエト連邦領ウクライナ出身の女性を主な視点として描かれています。
この手の戦争を題材とする作品にしてはだいぶオブラートに、あるいはソフトに書かれていると思います。
その分リーダビリティに優れ、物語には直ぐに惹き込まれてゆきます。
同志少女よ、敵を撃て (ハヤカワ文庫JA)
逢坂冬馬同志少女よ、敵を撃て についてのレビュー
No.8:
(9pt)

月の満ち欠けの感想

良いですね。
好きな話なので、幾度か読んだのですが、まだタイトルの意味を掴み損ねています。
若干長いような気がしなくも無いので1点減らしましたが、静寂の中に興奮が隠れているような素晴らしい作品だと思います。
月の満ち欠け
佐藤正午月の満ち欠け についてのレビュー
No.7:
(8pt)

身の上話の感想

この方の小説は特に好きですね。
派手さが無いためか、妙に落ち着きます。
少し非日常で、少し怖く、少しファンタジックなところがあります。

この話には時折、宝クジの高額当選者だけに配布されるあの本が登場します。
その存在が冗談なのか真剣なのかー
複数の対義語を用いて表現するような世界の境界を見事に演出しています。
間違いなく良作だと思います。
身の上話
佐藤正午身の上話 についてのレビュー
No.6:
(7pt)

屍人荘の殺人エピソード0 明智恭介 最初でも最後でもない事件の感想

悪くは無いと思う
〈屍人荘の殺人〉エピソード0 明智恭介 最初でも最後でもない事件 屍人荘の殺人シリーズ
No.5:
(5pt)

兇人邸の殺人の感想

明智を復活させた方がいい。
兇人邸の殺人
今村昌弘兇人邸の殺人 についてのレビュー
No.4: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

屍人荘の殺人の感想

このクローズド・サークルの作り方にはやられました。
屍人荘の殺人
今村昌弘屍人荘の殺人 についてのレビュー
No.3:
(8pt)

魔眼の匣の殺人の感想

少しコメディタッチなのかな。
面白いです。
魔眼の匣の殺人
今村昌弘魔眼の匣の殺人 についてのレビュー
No.2: 6人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(2pt)

著者が合わないのか…

知念実希人さんの本を拝読するのは3冊目ですが、どれもこれもありきたりーと言うよりも、完全にどこかの小説をプロットごとそのまま持って来た感が凄まじいと感じます。
当本もそれで、ミステリの有名どころがふんだんに出てくるのですが、それが食傷気味で全く効果的に使えていないーこの作品をよりチープにしていくのみです。
恐らくこれが米澤穂信さんなら、全く違うものが出来映えになっていたんだろうなぁと思いながら、読まさせていただきました。
硝子の塔の殺人
知念実希人硝子の塔の殺人 についてのレビュー
No.1: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(2pt)

ランクS?とんでもない

書籍購入時にはこちらのサイトを参考にさせて頂いています。
大抵、評判通りで、良質な本を発掘できる貴重なサイトだと思っています。
わたしは閲覧専門だったのですが、この書籍を読了し、個人的な感想とサイト評価があまりにもかけ離れていると感じたので、僭越ながら初投稿させて頂くことにしました。

わたしは、小説の評価を、内容、構成、文章、言葉選びくらいで判断しています。
あくまでも個人の感想ですが、この小説は、以下の通りとなります。
内容・・・奇想天外と言うよりも、荒唐無稽。
構成・・・感情移入しにくい主人公の一人称単数で600ページ。
それが時系列通り進むので、単調にすぎる。
更に後半においては、中身が無く、少し誇張するとまるで年表を読んでいるかのよう。
文章・・・年齢設定がぐちゃぐちゃで小学生にしては賢すぎる発言などがある。また、周囲の発言などに主人公が影響され物語は進行していくのだが、いくらなんでも、突拍子もない行動を取りすぎる。その行動を内省するのだが、独りよがりがキツ過ぎる。また、前半はほとんどが、これの繰返しとなっているため、不要な場面が散見することとなる。
後半になってくると、とにかく時間が進むので、登場人物たちはそれなりの年齢を重ねているはずなのに、青年期と全く代わり映えのない言動をする・・・なんだこれ?

ライトノベルよりライトかも知れない。
これがsランクの本らしいのだ。
本当によく出版出来たな。
逆に時間さえ許せば、皆さんに読んで頂きたいものだ。
そして、感想をどうぞ教えて頂きたい。
私の感性がズレているのかどうかも気になるし・・・
すごいぞこの本!

姫君よ、殺戮の海を渡れ (幻冬舎文庫)
浦賀和宏姫君よ、殺戮の海を渡れ についてのレビュー