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塞翁 さんのレビュー一覧

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レビュー数5

全5件 1~5 1/1ページ

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No.5:
(6pt)

凍える牙の感想

男社会で生きる女性の大変さを背景に、事件が進んでいきますが、主人公がなぜあそこまで、惹きつけられたのかが、いまいち分からなかった。
ただ、テンポが良いのと心理描写は秀逸。
凍える牙
乃南アサ凍える牙 についてのレビュー
No.4: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

心霊探偵 八雲 赤い瞳は知っているの感想

後輩からの勧めで読んでみた。
軽いノリとテンポの良い展開が、非常に読みやすい。
幽霊、憑依といった、おどろおどろしい場面と、八雲と晴香の軽妙なやりとりが対照的で良い。

誰しもが完全には否定できない世界を絶妙に描いた逸品。
心霊探偵八雲1 完全版 赤い瞳は知っている (講談社文庫)
神永学心霊探偵八雲 赤い瞳は知っている についてのレビュー
No.3:
(6pt)

誰かの感想

実は名もなき毒から先に読んでしまい、慌てて購入。
逆順読みでも、問題なく読めた。
ただ、名もなきのほうがインパクトがある分、順番どおりがベターだ。
誰か―Somebody (文春文庫)
宮部みゆき誰か Somebody についてのレビュー
No.2:
(6pt)

十角館の殺人の感想

何時も、騙されることを願って読み進める小生には、うってつけの本でした。


▼以下、ネタバレ感想
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十角館の殺人 (講談社文庫)
綾辻行人十角館の殺人 についてのレビュー
No.1:
(6pt)

閉鎖病棟の感想

純粋、誤解、嫌悪、不知、逡巡

この小説を読み進めると、閉鎖された空間でそれ以外の空間よりも純粋な人間の生き方があることに、自分の不知を思う。
知らないことは、誤解を生み嫌悪さえ覚え、それが差別につながっているのではと思う。

病院を取り巻いて行われるやり取りは、誤解と不知が錯綜し、ある者は、敢然と拒否し、ある者は逡巡する。
壮絶な過去を背負い、それらに苦悩する人たちとそれを包容する人たちの関係性に、自分の浅はかさを突きつけられた。

分からないものへの恐怖は知ろうとする努力によってのみ克服できるのだ。良い小説だった。
閉鎖病棟 (新潮文庫)
帚木蓬生閉鎖病棟 についてのレビュー