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脳内出血



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【この小説が収録されている参考書籍】
脳内出血 (だいわ文庫)

脳内出血の評価: 3.50/5点 レビュー 6件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(1pt)

アカデミックな世界の中での人間っぽさ

変死体と論文捏造という珍しい組合せを題材にした小説。
医療系のミステリーというのは結構多くあるけれど、
遺伝子研究の論文捏造というアカデミックなテーマを扱った小説というのは
なかなか珍しいので、貴重な小説だとは思う。
自分も遺伝子研究をかじったことがあるので、
研究、科学、論文といった題材に対しては、共感的、好意的に接することができた。
そういった意味で、理系の人にとっては読みやすいし、
文系の人にとっても新鮮さがあって楽しめるかもしれない。
ただ、ミステリーとしてどこに焦点を当てて読み進めばいいのかわからず、
もやもやダラダラ進んでいく印象が強かった。
登場人物の言動や考え方もお粗末であり、話の展開もあまりにもお粗末で、
面白いと思えるものではなかった。
ただ、その辺のお粗末さは、学問の最高峰というアカデミックな世界の中に、
人間のお粗末な俗っぽさや間抜けさといったアンチテーゼを織り交ぜたいという作者自身の意図でもあったらしい。
けれど、そういった俗っぽさや間抜けさといったお粗末さは、
人間の面白さではあるけれど、小説の面白さではないと思う。
そういった人間の面白さが描ききれた小説でもなかった。
感じ方は人それぞれだけど、自分の中での評価は低いです。
脳内出血 (だいわ文庫)Amazon書評・レビュー:脳内出血 (だいわ文庫)より
4479302042

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