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永遠の0



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【この小説が収録されている参考書籍】
永遠の0 (ゼロ)
永遠の0 (講談社文庫)

永遠の0の評価: 3.96/5点 レビュー 2076件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.96pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全402件 121~140 7/21ページ
No.282:
(1pt)

浅薄極まりない

軽い。とにかく軽い。
他の方がおっしゃっているように、ライトノベル的な筆致で書かれています。

取材相手の話内容はともかく、浅はかで不勉強な主人公姉弟が相槌をうつもんだから…。戦争を経験された方々や飛行機乗りの方々を、無闇に貶めているようで不快でした。

テロと同じ?特攻隊が民間の機関につっこんだかよ。ふざけんな。

誰の意見を投影したのか知らんが(不勉強な)、もう少し考えてものを言わせろ。
永遠の0 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:永遠の0 (講談社文庫)より
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No.281:
(1pt)

作家ではなく、編集者であり、セールスマン

文章それ自体、そして文章の構成、という面では、非常に浅く、幼稚。
これは、意図的に平易な文面にしたというよりは、
そもそもこの程度の文面しか書く能力がなかった、という方が適切な印象を受けた。

本書が、ここまで大きく取り上げられたのは、
元ネタとなる文献が、良作だったから。
著者の作家としての力量ではない。

つまりは、百地氏がやったことと言えば、
色々な作品から、良い場面を抜き出して、それを切り貼りし、
「永遠の0」という別の作品(に見えるもの)を生み出した、ということ。

よって、百地氏は、作家というよりは、編集者。

更に言うと、本書は、ビジネス面、マーケティングの面で、巧妙だった。
各メディアを動員し、消費者をして、
「最近、話題の本だから、読んでみようかな」と思わせたこと。

よって、百地氏は、作家というよりは、セールスマン。
永遠の0 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:永遠の0 (講談社文庫)より
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No.280:
(1pt)

戦争小説として一番やってはいけないこと

この本を読んだのは一昨年の夏季休講時であるが、今回初めてレビューというものを書いてみる気になった。

 まず、私は特攻隊員の苦悩に対して敬意を持っているが、この作者が作中で用いた描写と構成の浅はかさには問題があるということを言っておきたい。

この作品は作中の登場人物の性格や会話を通して作者の一面的な考え方を安易に代弁しているようにしか読めないし、また、実際に特攻に出る隊員の感情を創作で描き、感情移入しやすいつくりとなっているので、バリバリの大衆芸能であろう。

ここで使う大衆芸能というのは芸術と違って客観的な読み方を求められないので主観的に娯楽として楽しめるゲームと同じ感覚であるが、果たして先の戦争を扱った小説が大衆芸能で良いのであろうか?

特攻隊員の気持ちを理解しようという心掛けは大切であるが、私たちは隊員の遺品や証言を集めても本当の気持ちは確かめられないという事実は忘れてはいけない。

もし仮に戦争作品で心理を創作によって描きたいのであれば、作中の隊員自身に直接戦争についての考えを語らせてはならず、明らかに殉死した特攻隊員以外に誰にも事実を確かめられようのない事象を創作し、作中の登場人物の行為のみを通して思いを描くべきだ。

それならば、作者の創作としての隊員に対する鎮魂歌として成立する。

 世界には後世に残された優れた戦争文学がたくさんあるが、どれも苦悩に満ちており、実際に戦争を経験した作家でさえも、戦争を文学で描く場合に限っては、自身が体験した心身の傷の痛みや殺しの感触かつ客観的な事実のみを通して、要するに本当に自分の知っていることだけを使って描くジャーナリズムの視点を徹底しているように感じる。

そして、そもそも作者が芸術作品を作ろうとしたのであれば、知識や教訓というものは作品を美しくするためのツールでしかなく、芸術作品自体が直接現実に対して力を持つことはないということを知っておくべきだ。

読者は作品を通してモノを考えようとはするが、教訓や知識だけならまだしも、あからさまに作者の主張のみを聞かせてくれとは願っていないと思う。

特攻隊員の感情を直接創作することを通して読者の感情を揺さぶる描写はやめたほうが良い。

特攻隊員を含めたあの時代を生きた人々を愚弄していると感じる。

この小説は私の少ない読書経験の中では最低だった。

もしもこの作品が文学好きな海外の国々で翻訳されるようなことがあれば恥ずかしい。

 ここまでで芸術という用語を連発してきたが、私は芸術が大衆芸能より優れているとは思っておらず、同等だと考えている。

作家の中には、芸術と大衆芸能のどちらに属しているか判別し難いにも関わらず、素晴らしい戦争小説を描いている方々もおられるが、それはおそらく戦争自体ではなく、大いに個人的な体験にスポットを当てているからだと思う。

要するに配慮のある使い分けが大切なのだ。

愛国だとかそういったレッテルとは一切関わりなく、この本は戦争小説として一番やってはいけないことをしてしまっていると私は感じる。
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No.279:
(2pt)

この感動は危険

最初から嫌な予感がしてました(笑)。」と書きましたが、何故か?

とにかく全編に渡り

『日本軍は人の命を粗末にしてバカ』

『アメリカは人の命を大切にして素晴らしい』

そのリピートが酷すぎる(笑)。

これは事実ではありますが、アメリカは自国民と白人以外の命はなんとも思っていない国です。

他にも色々あり過ぎですが、いくつか抜粋して書いてみます。

スミソニアン博物館に展示してある特攻兵器・桜花。
そこには『BAKA-BOMB』と書いてあり、それを見た者が泣き出します。

当然、「バカにされてムカついた」のだろうと思ったのですが、

「本当にバカな作戦だった・・・」

これが理由だったという件。
(そこじゃないだろ!)

重要人物である景浦介山。

「今は命懸けなんて言葉だけ、笑わせるんじゃねえ。」

「シャバの命のやり取り、空の上の戦いより甘い世界。」

ここまでの流れからの影響で、全く迫力を感じません。

ここで、何故か景浦から宮本武蔵の話が出てきます。

「生涯に何度か逃げている。勝てない相手とは決して戦わない・・・それが剣の極意」

自分が宮本武蔵、ヒクソン・グレイシーに全く惹かれないのがこの為です。

「生死がかかってるんだから当然」

そう言われるでしょう。

しかし、自分は負けると分かっていても戦わねばならぬ時もある・・・

『負け戦の美学』もあり得る・・・それが日本人だと思ってます。

負ければ日本滅亡。
当時世界最大・最強の殺戮集団『元』の言いがかりから開戦させられた二度の元寇。

普通に考えたら絶対に勝てない相手・・・しかし、戦ってみせた『北条時宗』

どんな手を使っても豊臣を潰す。
そんな天下人目前の徳川家康。
意地のみで、20万の東軍に3500の兵で突入した大阪夏の陣に於ける『真田幸村』

いつの間にか官軍から賊軍にされ、盟友たちが散っても政府軍に最期まで抗った、新撰組副長『土方歳三』

腐敗する明治政府に立ち上がり、たった一人のカリスマ性のみで、九州全土から最強の精鋭三万人を集めた『西郷隆盛』

自分の立ち位置すら定まらぬ朝鮮半島。
ロシアの南下政策に対し、やむ無き戦いに巻き込まれ、世界二位のロシアを撃破してみせた『日本』

そして、絶対に勝てない相手でありながらも、人種差別を撤廃しない国際ルール無視の悪の枢軸アメリカと戦うしか無かった『日本』

この作者百田氏は、日本の戦いに含まれていた正統性、武士道精神にある優位性、アメリカの非道などは殆んど触れません。
むしろ、否定しています。

それで物語を構築してる訳ですが、全体の整合性の無さを感じてました。

調べると色んな作品をパクりまくりだそうで・・・だから、様々な人の話を聞くこのスタイルなのかも知れません。

なるほど、ことの真偽は分かりませんが、恐らくそういうことの結果なのでしょう。

新聞社の高山と武田のやり取りも笑えました。

武田は、高山の仕事である新聞社を批判します。

「さんざん煽っておいて、戦後変節」

「戦前を否定、大衆に迎合、愛国心を奪った」

これは、新聞社の責任だと糾弾します。
(これは真実、合ってます。)

この新聞社というのは、まんま朝日新聞のオマージュなのでしょう。
現実のモデルも狂った報道ばかりしています。

これに対し高山は

「特攻は殉教的自爆テロのテロリストと同じ」
(アホか?)

宮部の死に対し、景浦最後には・・・

「日本などどうなってもよかった!」
(はぁ?)

そして、その高山と姉さんのラブストーリーが、激しく邪魔でした。

叩きまくるだけならバカでも出来ますので、良かった部分も書きます。

1、無関心層に訴えるには充分な内容。

まず、知ってもらう入り口はこれで良いのだと思います。

ジャニーズを利用してでも、ここにまず立ってもらう。

その切っ掛けとして、大ブームを起こした。この点は認めます。

2、日本の死闘、その詳細な作戦内容は事実を擁して、詳しく描かれています。

無謀な戦いの中で一矢を報いた戦闘。

空母四隻を失ったミッドウェー海戦で、最後の一隻となりながら反撃・・・米空母ヨークタウンを撃破した飛龍の戦いなど。

日本の敢闘精神はかなり表されていましたので、ここも認めます。

3、「最初に乗る筈だった飛行機を替えてくれと言わなければ、助かっていたのは宮部さんだったかも知れません」

この前後のストーリーの組み立てと、急展開。
ここは素直に「さすがプロだな」と感じました。

それでも、やはりこれは良くない作品であると断言せざるを得ません。

一見あの戦争の真実に迫っているようで、まるで間違った方向性になってしまっています。

これを読んだ無関心な若者は感動してくれるかも知れません。

しかし、それは・・・

「命を大切にしなきゃいけない」

「あんな時代の日本に生まれなくて良かった」

「やはり昭和は狂っていた」

「アメリカの精神が正しいな」

という方向へ導きかねない感動です。

百田氏は、この作品で神風のみならず、戦艦大和の沖縄特攻さえも

「犬死にである」

と、作品中でまとめてしまっていますが、これは絶対に間違ってます。

同時に、宮部という主人公の思想が絶対的に正しい訳でもありません。

犬死にだったか?

犬死にでは無かったのか?

確かに作戦自体は、生還不可能な無謀なものだったでしょう。
それを主導した軍部と上層部も狂っていました。

しかし、その命を賭けた14,009名の全ての特攻作戦の犠牲者。

1945年4月7日、天一号作戦(連合艦隊最後の水上特攻)での4,021名の犠牲者。

そして、大東亜戦争の総死者3,100,000名。
(犠牲者数は全て諸説あり)

そのほぼ全ての日本人は何の為に戦い、何を願ったのか?
それは・・・

「未来の輝ける日本の為」

「これからを生きる日本人を守る為」

だった筈です。

「日本は間違っていた」

「ミッドウェーでの作戦ミスが無ければ」

「もっと早く降伏していれば」

「戦争なんてやらなければ」

そんなifを語ることなど彼らは望んでいないでしょう。

先人の方々のこの死を無意味なものにしない為に、日本人は日本人としての心と道を継承していかなければならない・・・

そのように自分は考えます。

批判が多くなってしまいましたが、百田尚樹氏の『永遠の0』によって、その道への隙間は開いたのではないか? それは強く感じます。

ドラマや映画にもなっていますが、この点を歪曲せず、演じる役者の皆さまも覚悟をもって演じていただけることを願ってやみません。
(無理でしょうが)

彼らの尊い死を、犬死ににするもしないもここから先の日本人次第。

今、日本に生きている日本人全員に、その責務があります。
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No.278:
(1pt)

作者が何を書きたいのかわからない

映画化され、とても評判になっていたので読んでみました。
結論から言うとなぜこんな本が売れたのかわからない。読むのを途中からやめたくなりました。
いろいろな文献から引っ張ってきたような情報を登場人物に話させているだけの雑な構成でした。

百田氏の著書はほかにも「殉愛」を読みましたが、改めてこの人の文章の稚拙さを実感しました。
もうこの人の作品は読まないと思います。
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No.277:
(1pt)

下品とか低俗とかそういう感じ。二次流通に置く再生古紙向けかな。

下品なんだよね。品がない。文章力云々なんて最初から期待してない。パクリ云々なんてたいした問題じゃない。そんなのどこにでもある話やし。作者の下品な人間性や育ちが如実に表れた作品ですよ。後世に残したくないね。こういう下品な本。というわけで捨てました。
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No.276:
(1pt)

これはwww

とりあえず、文章力がwww

何より、戦争ってのはそう軽々しく扱われていいものではないということを知った
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No.275:
(1pt)

駄作

嘘で塗り固められた「殉愛」に比べれば、良い作品に見えないこともないですが、基本的に駄作です。
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No.274:
(1pt)

小説ワースト1位

これも素晴らしくひどい本でした。紙のむだです。
そもそも書きたいことにあわせて情報収集なさったのでしょうから、偏りや間違いがあって当たり前です。
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No.273:
(2pt)

泣ける意味が分からない

まず、読み進めて作者の文章力の無さを感じました。

内容は史実が5割、作者の思想が2割、残りが小説といった感じです。

これを面白いというのは、普段本に触れていない人なのだろうか?
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No.272:
(1pt)

後味が最悪

この本を読み終わった後、何故か腹立たしいと思いました。本を読み終わってこんな感情になったのは初めてです。別に先の大戦に関して強い思想がある訳ではないし、戦争は嫌いです。

何故腹が立つのか、色々原因があると思うんですが、まず登場人物への違和感です。
出てくる人が全員マネキンみたいで気持ちが悪い。
最初こそ何も思いませんでしたが、読み進むにつれ、別人なのに似たような事を語る老人、いきなり突っかかる新聞記者、宮部の心境の変化のわかりにくさ…
個性なんてなく、話を進めるための駒にしか見えませんでした。

次に小説なのに作者の思想がくどいくらいに全面に出ているのも、不快な理由です。
作者の影が見え隠れします。
正直この作品を小説と言いたくありません。

だけど一番腹が立つ理由は、そんな作品が感動ものとして絶賛されていることです。

同じ特攻ものなら人間魚雷をテーマにした「僕たちの戦争」の方が面白いと思います。

悪い意味で記憶から消したい作品です。
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No.271:
(1pt)

特攻でお亡くなりなった方への冒涜である。

あまりに世評が高いので読んでみた。嘘八百、嘘っぱち、デタラメが多く、少しも感動しなかった。筋立てはまあ良いとしても、最後が酷すぎる。あり得ない描写の連続である。シルベスター・スタローンの映画でスタローンが幾ら、銃で撃たれても死なない。そういう映画の見過ぎでこう言う小説が書かれている。そう思った。

本書は「特攻でお亡くなりなった方への冒涜である」以上。
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No.270:
(1pt)

事実を知る事は大切だか

他の方のレビューにも上がっている様に、色々な本のすでに出ている事実の切り貼りにしか思えない。
伏線の回収もわざとらしいし、なぜこれだけ売れたのか?
今まで、戦後生まれの日本人が如何に事実を知らなかったか、知ろうとしなかったかがわかる(自分も含めて)
坂井三郎「大空のサムライ」神坂次郎「今日われ生きてあり」城山三郎「指揮官たちの特攻」水口文乃「知覧からの手紙」
「聞け。わだつみの声」
ざっと上げただけでも、こうした作品に類似した部分が思い浮かぶ。

上記の作品の方が、読み手の好みにもよるが「特攻」を知るにははるかに優れていると思う。
ただ、私はこの内容を主人公の宮部を含めて「特攻の美化」とか「右傾」とは感じなかった。
日本人であれば、60数年前こうした事実があった事を知っておく事は必要だ。
と、言う事で星ひとつ。
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No.269:
(1pt)

五感に訴えるものがなにもない

本当は、☆も付けたくない作品である。

戦争に関する話はいくらでもあるが、この本はあんまりだった。

少なくとも、私が読んだ

ティム・オブライエン「本当の戦争の話をしよう」
開高健「ベトナム戦記」
本田勝一「戦場の村」

は、五感に訴えてくるものがあったし読んでいて苦痛を伴った。
どの作者も戦地の血なまぐさや、饐えた臭いや、生死の緊張感を足を使って書いていた。
でも、この作品は違う。彼は机の上で想像して書いたのだ。
それに、彼がテーマの重みをしっかりと引き受けているとは、私には到底考えられない。
彼は、想像しただけでゾッとするような苦痛を文章を通して伝えてはくれなかった。
なぜなら、彼は想像で書いているからだ。小手先で書いたものだ。

戦争が、感動を生み出すことはない。戦争は、悲劇しか生み出さない。
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No.268:
(1pt)

えーと・・・殉愛と文体がちがうんだけど、色々と疑惑の書。

今まで、特攻隊について色々と本が出版されているのですが
ここまで大々的に宣伝された本はなかったと思います。
その後の映画化やら文部省推薦やら、作者さんの表現規制への言及をみるにつけ
絶対に読まないぞと心に決めていました。
今回、読んだのも、ある疑惑があったので、確認のため、ブックオフで100円で購入したものです。
ええ、表現規制を標榜している人間には、びた一文印税など差し上げる必要はありませんからね!!

で、確認したかったことは、盗作(作者さん自身、ある女性に倒錯していますがw)疑惑。
ああ、やっぱり証言者の文体が、浅田次郎さんの「壬生義士伝」にクリソツでしたわ。
というか、おそらくこれを出版社に持ち込んだ時点で、編集者が突っ込みも入れたと思うのですが
なぜか出版できた奇跡の本!!まあ、その後の映画化やら文部省推薦やらで
色々と謎が深まります。最初から出来レースで、売るプロジェクトで作られた作品かしらん。

意外だったのは、特攻隊の兵士のけなげさだけではなく、軍上層部の悪辣さもしっかり描いていることでした。
こういう戦争の暗部もご自分で書いているのなら、絶対戦争を無条件で賛美するような発言は
作家さんとして、人間としてできないはずなんだけど・・・。

百田尚樹は、この「自分」の書いた「永遠の0」を読んだことがあるのだろうか?

大いなる謎が残りました。まあ頭の中が分裂しているのなら納得しますがw

ちなみに、証言の部分は今話題になっている「殉愛」と文章のレベルが違いすぎます。
まだこちらのほうが、小説としての文体になっている。
いくら盗作でも、ある一定の技量がなければならないし。

人気で胡坐をかいて、劣化しているだけならいいのですが・・・(以下、自主規制w)
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No.267:
(1pt)

最初は感心したが

この作者を知らずに、この本がベストセラーと聞き購入した。
売れるだけあって、リーダビリティはあるし、よく調べているなと最初は感心した。
その後、惰性でこの作者の本を全て購入した。どの本もすらすら読めるのだが、だんだん飽きてきた。
そして、なぜこうまでどの本も表面だけのものであり、中身がないのかが不思議であった。
そうしたところに、最近の「純愛」騒動である。やっと訳が分かった。この作者は、売ることが大事であり、中身は何でも良いのだと。
そう思って、この本を読み返してみた。見事に売らんがためだけのエピソード充満である。
最初に感心したのが馬鹿みたいである。
多分、もうこの作者の本は購入しない。
持っている本も古紙回収に出すつもりである。
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No.266:
(1pt)

残念ながら

残念ながら、星ひとつをつけさせていただきます。
本書を手にしたのは、映画上映前になります。
今まで私が読んだ本の中で、後味の悪い本 二位に位置する作品となりました。

商品にアタリ ハズレはつきものですから、ハズレはハズレなりに、クレームも付けず修理等施して工夫して使用します。ですから、クレームをつけるのは 著者に対してが初めてとなります。

本書は大ヒットしました。メディアを最大限に効果的に使い、あの手この手で上手にセールス出来た本です。主人公 宮部は、個人的には良かったし、映画の役者は秀逸だと感じた。戦争を知らない世代に興味を持ってもらった功績もある。

しかし、何故 後味が悪いのか。何故 騙された感がいつまでも苦々しく残るのか。

著者の作品には 「一人でない筆跡」が混在しているのです。
カンニングをカンニングと悟られないように 付け加え混ぜた文章を読む感覚。文章レベルの全く違う人物の書いた文章がちょこちょこ付け足されているのです。
さらりと読み進める部分と、急に誰かに耳打ちされたような俗的な短文が、ストーリーから浮いて引っかかるのです。そして、全体的には決して多くないその俗的な文の混ぜ物に嫌悪感を感じるのです。

後に、疑惑の、いえ、本家本元とされる本「大空のサムライ」等、数冊を読んでみました。なるほど、感動した読者は、本家本元の文章やストーリーに感動していたのです。そして、俗的な短文こそが、著者の作った文章だと。

これだけのインチキ紛いの手法が通用するのかと思いきや、運も良かったのでしょう、多くの人間が持ち上げて 著者を怪物に仕上げてしまった。
永遠の0、まさしく本書が 間違いの始まりだったのです。

金になれば、何でもしてよい。そういう人間が周りに集まったのでしょうか。

世の中 ちょろい。読者も ちょろい。

まるで、 煌びやかな服をきて 取り巻きに囲まれ
街を歩けば 皆がひれ伏す。そう勘違いした 裸の王様になったのでしょうか。

大きな事件にならなけばよいのですが。。。

同じく日本の恥として 昨今取り上げられた どこぞの研究者や音楽家、議員たちの方が 今はひっそりと生活されているようで、幾分マシ思えてならないのです。
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No.265:
(1pt)

「殉愛」騒動

この著者の別の本である「殉愛」に問題が起きている。「殉愛」はやしきたかじん氏を取り上げた本だが、その内容があまりに一方的で問題が多いとのことだ。これには作中に出てくる人物だけでなく、多くに人から批判が出ている。挙句の果てにやしきたかじん氏の前妻の娘から訴訟が起こされる始末だ。それによるとなんでも著者はこの本を書く際に、前妻側に全く取材もせずに書いていたようなのだ。これでノンフィクションなど宣伝していたのだから、著者の作家としての良心がどのようなものかがわかるだろう。

さてその観点でこの本を見るときに、果たしてこの本が評価に値する本なのかどうかが疑わしくなる。内容を見ても寄せ集めの薄っぺらいものであったが、その理由が今回の「殉愛」騒動でよくわかったように思う。著者は一方のみを信じ込むと他を取材もせずに切り捨てるそういう人物であるということだ。物事を複数の方向から見ない人物なのだろう。著者の頭に出来上がったストーリーに都合のよいものだけを選ぶからこのような本が出来上がるのだろう。

今回の「殉愛」騒動を通じて著者がどのような人物かは世間に知れ渡った。そんな人物の描く偏向したこのような本は読む価値は全くないといえるだろう。
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No.264:
(1pt)

「オレオレ詐欺」の手法で書かれた小説

この小説を読み始めた私は後半に近づくにしたがってこの作品が「文学」を侮辱していることに激しい怒りを覚えた。作者は主人公を讃えているふりをして、最終的には「生命を大切」にしていた主人公を「こけ」にすることで、読者をも馬鹿にしているからである。
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No.263:
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中身が薄い

主人公がいきなり、あれだけ生き残る事に専念していたのがなぜ特攻に行ったのかが、書かれていない
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