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永遠の0
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永遠の0の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全402件 261~280 14/21ページ
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戦時中の日本人、特に最前線にいた人達の心情の描写を期待して購入した。これだけ話題になっているのだから、多くの取材に基づいて書かれたものなのだろうと。 個人的感想は言うと、僕は兵器マニアでもないし、戦史についても結果として知っているので、あえて、どの飛行機がどうで、どの機銃がこうで、という説明的なやり取りは、非常にくどく、戦友会の人の話を聞いていると言うより、現代の戦争マニアのヲタ話に付き合わされているようで、本の世界に入り込めなかった。 | ||||
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未だかつて、これほど退屈な戦争小説を読んだ覚えがない。とにかく眠くて仕方がなかった。 ひと言で言えば、真新しい部分がどこにもない。エピソードもよく知られたありふれたものばかり。ストーリーなどそもそもあるのかどうかさえわからない。 他の文献からの丸写しばかりで、オリジナリティ・ゼロ。 戦史に疎い人間が20冊くらい文献を読みあさって、ただつなげただけ。 手持ちの軍事関連本(フィクション・ノンフィクション含め)のどれよりもつまらなかった。 私が編集だったら、とてもこの原稿にゴーサインは出せない。 最大の謎は、この小説が記録的な大ベストセラーになっていることだ。 本の内容とセールスは、必ずしも比例しないという典型だろう。 こんな感想を抱いた読者は、決して少なくはないと思う。 内容について細かく言及する気も起きないが、元やくざのパイロットが、昭和18年にバリクパパンでスピットファイアを初撃墜したというくだりがあるが・・・ 迎撃戦闘のようだが、一体どこの基地からバリクパパンに飛んできたというのか、説明してもらいたいもの。 小学生レベル。 | ||||
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600ページもの転記作業、ご苦労様。 で、著者に聞きたい。 あなた自身の文章ってどこなの? 巻末に30ほどの参考文献が挙げられているが、本書の内容はそれら参考文献の整理(言い返せば転記=コピー)に過ぎない。それをWikipediaなどネット情報で補ってる。 またそれら転記元はすべて市販小説(二次資料)であって史的資料(一次資料)が皆無とは…。 市販本からの転記であれば誰でもできる。三流大学の学生が書く卒論並み。 「永遠のゼロ」と「発想力ゼロ」をかけたのか? 著作権料は、当然、全額、参考図書に返納してください。 いやぁ、こういう「モノ書きの振りしたタイプ打ち」というのは困りもの。 しかし笑いごとではない。 こういう儲け先行のタイピスト作家がはびこると、過去の名作が汚され、事実が歪曲され、さらに読者をあらぬ方向に誘導してしまう。 この種の輩のこの種の行為を、全うな作家たちは放っておいていいの? この種の輩のこの種の行為を、素人とはいえ読者は放っておいていいのかな? 早急に駆逐されて然るべきだと痛感した。 | ||||
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まわりの評判がすごく良くて、感動したくて、年末年始休暇用の本として購入しました。 主人公とその姉がイタい人ですね。 主人公は大学四年生の時から司法試験を受けて四年連続不合格で、今年は試験も受けていないフリーター。 私の近親者が弁護士で司法試験を受ける前から弁護士になった今までの事を知っているので、主人公のイタさを感じます。 この単行本が発行されたのは2006年ですが、旧司法試験から新司法試験への移行期間で、主人公は旧司法試験組ですね。 それでも司法試験に合格したら人生一発逆転とは限りません。 祖父の弁護士事務所があるからと安易に考えていたならイタさ倍増。 最終結論も同じ。甘いです。 姉はフリーのライターをしている割には、無知。 インタビュー後の姉の発言がイエスマンな感じで、この人は自分の考えが無いのかと思いました。 二人の男性の間で心を揺らしていますが、分かり易すぎる対比。 特に新聞記者の方が明らかにこの人を選ばないだろうというペラペラな人物造形。 デビュー作だから仕方無いのでしょう。 「半年間は存分に暴れ回ってみせます」と山本五十六長官が語ったといわれる、と本書に書かれてますが、その後に「その先のことはまったく保証できない」と真珠湾攻撃の約三ヶ月前に近衛文麿首相に返答したのを省いたのは故意なのでしょうか。 作者は十字軍の少し前ぐらいからのヨーロッパ側から見たのではない世界史を学んだ方がいいと思います。 その知識があるなら、登場人物にああいった発言をさせておいてフォロー無しはないでしょう。 先に山本五十六長官の言葉を書いたのは真珠湾攻撃の前から勝てる見込みが無い、というよりも、首相相手への返答なので婉曲に「負ける」という意味であったと思いますが、それでも進んで行ったのは、私見にて失礼ながら、あの状況では避けられなかったと思います。 避けられなかったでは済まされないとしても、その説明を無しにした軍の上層部への批判は一方的で筋が通らないものだと感じます。 それを恐れたのか責任を新聞社に転嫁しようとしていますが無理があります。 それ以上に読んでいてヒヤヒヤしたのは、イ×××についての不用意な発言です。 勉強不足を露呈していますし、この本が日本のベストセラーとして翻訳されて海外で販売された場合、作者の身の安全を危惧します。 そうした事が気になって、感動したかったのですが感動できませんでした。 映画を見た方が泣けたかも知れません。 純粋な方向けでしょうか。 | ||||
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やたら饒舌なご老人たち、イケイケ勘違いの新聞記者、感情的で無知だけど見た目きれいでサバサバ理想の姉、すぐ心を入れ換える不良少年、主人公は当然自分探し中…等々。登場人物たちがストーリーに都合よくステレオタイプ。底が浅く、読み応えが全くなかった。 この程度の物しか書けない人に、戦争の話は扱ってほしくないです。 | ||||
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本書は、ある年の夏休みに、姉弟が、第二次世界大戦末期に特攻兵として憤死した祖父のルーツを、生き証人を尋ねながら探っていく話です。複数の老人の話を訪ね歩き、祖父の実情に迫るうちに、「臆病」のレッテルがは貼られていた祖父のベールがはがれ、高潔さ、謙遜な態度、厳格さ、優しさなどプラスイメージを裏付ける話題が少しずつ紹介されてゆきます。そして、特攻兵として戦禍に斃れた祖父と、自分たちをつなぐ一本の線を見つけるという感動の結末が待っています。 しかし、物語がそんな単純なものであれば、他の作品にも似たような話はごまんとあるわけで、ここまで大々的に話題になることはないでしょう。では、一体、ここまで多くの人に読まれる理由はどこにあるのでしょうか?特攻兵の精神的な苦痛を慮ってか?祖父の高潔さに感動したからか?旧日本軍の勇猛さに感動したのか?戦後の民主的・進歩的ジャーナリズム批判に共感を覚えてか?太平洋戦争の流れを一掴みにできるから?先の大戦における軍人を顕彰しているから?でしょうか。実は、私にとってはどれも中途半端な気がしてなりません。つまり、感動できる「核」となるものがこの作品には見つからず、戦争という非日常空間において極限状態に置かれた人間模様をリアルに感じることは難しいのです。これまで読み継がれてきた戦争文学にはもっと迫力があったように思えますが、その重みがなく、ゼロ戦の特攻隊という現代の若者には受けやすい話題を駆使しても伝わるものが少ないですね。 ベストセラー作家の話題の書であり、多くの人に読まれ映画化もされている作品だけに、重厚さが微塵も感じられないのは残念です。だから、これだけ売れても長期的に読み継がれる作品になるとは思えません。ただ、この本をきかっけに少しでも多くの日本人が、第二次世界大戦について、さらには日本の現代史について、はたまた世界の歴史について学ぶ人が増えてくればいいなあと思います。 | ||||
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中学2年生の息子に薦められて読んでみた。 ストーリー展開が良く、一気に読み進めることができる。 しかし、ステレオタイプに近い人物描写が物語からリアリティーを削いでいる。また、最後の50ページくらいは、 話の進め方がちょっと雑な感じがある。「やくざの囲い者…」という話は完全に蛇足ではないだろうか。 逆に、「絶対に生きて帰る」と決意していた宮部が、なぜ、特攻に参加するに至ったのかの心の機微が読者任せに されているのは消化不良だ。 娯楽小説としては星5個で、正直、涙を流しながら読んでいたのだが、こんなに大きな話題になるような高い評価が 与えられる本ではないような気がする。 | ||||
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一言で言えば零戦と特攻のエンターテイメント化です。 まず第一に、零戦と特攻についてはフィクションにしてなくてもノンフィクションの時点で涙をこぼさずにはいられない素晴らしい逸話の数々があります。 その感動を100とするとこの小説の感動は50くらいでしょうか。劣化してます。 要は零戦や特攻隊を題材にすればほぼ泣ける小説に仕上がります。 それだけ壮絶で素晴らしい史実があったことをご存じない方は知っていただきたい。 この程度の小説に感動されてるのであれば過去の日本に起きた本物の史実を是非知っていただきたいと切に思う。 多くの歴史小説がやってしまう過ちですが、この小説の主人公も自由主義や個人主義といった『戦後価値観』をなぜか持っていて、それを振りかざして当時の風潮や価値観、その象徴たる上官を否定しています。 歴史に造詣のない人間であれば主人公こそが正義だ!当時の風潮はよくない!と勘違いさせてしまう進行になってますが、当時にそのような価値観を持った日本はいません。 アメリカで生活をしてアメリカの価値観に実際に触れていた『硫黄島からの手紙』で有名な栗原中将でさえ 玉砕こそ否定しましたが、生きて帰りたいということは言ってません。 このような史実に対して『俺のオリジナリティ』を挟み込む行為が散見されます。 それが劣化の原因になっていると思います。 また、出だし3-4ページで特効対策のVT信管が絶大な威力を発揮した旨の記述がありますが、この表現は誤正しくはないでしょう。 もう一度言いますが、零戦と特攻には日本屈指の素晴らしい逸話に溢れています。 特攻隊の遺書を読んで、三島由紀夫が膝をついて勝てないと嘆き、小泉元総理が涙を流しました。 その感動が酷く劣化されているのが本作品になります。 メディアなどがよくやる『○○のエンターテイメント化』によりとくに特攻隊の重要な部分が削ぎ落とされ軽量化されています。 読みやすさはありますが到底評価できません。 いやいや、それでも感動はできたよ?という方へ。 是非ノンフィクションの本物の本を読んで下さい。 本作品以上の感動があなたに訪れることをお約束します。 | ||||
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太平洋戦争のすさまじい戦場の有様が当事者の発言で非常にリアルに書かれている。しかしそこに描かれているのは、あの戦争で賛美された「肉弾三勇士」をはじめ、「戦場に散る」ことを素晴らしい死に方だと啓蒙されたことを思い起こさせる。戦場の美学が底辺に書かれたものとしか思えない。人間の尊い命が「ゼロ」に扱われた思いがした。 | ||||
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私は52才。私の父は職業軍人(将校)だった。戦争当時の日記も残っている。 また、最前線の生々しさも実際に聞かされた。人を銃で撃って殺した話も聞いた。 今考えてみれば凄い事だと思う。 何で戦争をしなければいかなかったのか?何で軍人になったのか? 何度も何度も聞いた。しかし無知な当時の私には理解できなかった。 父は、戦後50年たっても時々大きな声を出してうなされていた。 それはもうびっくりするくらいの大きな声だ。 戦争の傷跡がどれほどのものかは、父の日記や体験から少なからず学んだ。 戦争、特攻隊をテーマにしているもビバリーヒルズ青春白書的な軽薄感を感じた。 全てに深みが足りない。本当の情熱を感じない。戦争もの、中でも特攻の話を書くときは一文字書くごとに 涙で滲んで書き進められないくらいの思いが詰まっているべきだと私は思う。 そういった表現しきれない文章の間に滲み出てくるものは感じなかった。 NHKのドキュメンタリーで見た、特攻に送り出した整備兵の言葉のほうが10000倍も心をうつ。 今も自分の心に残っている父の言葉のほうが10000倍も心をうつ。 今時の若者が読むにはもしかするととっつきやすいのかもしれないが、構成や内容から 判断すればこれがベストセラーというのも時代を反映していると思う。 ベストセラー=名作ではないので、売れることは良いと思うが(多くの人が多少でも触れる事ができるので) この本が小説として素晴らしいという評価は違うと言わせていただく。 売れたという功績?を評価して★二つ | ||||
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良くも悪くも放送作家が書いたんだなぁという小説。何かこう、2時間番組の枠に、過去に誰かが書いた資料を、ありがちな悲話を流したりして、ただ単に書き写しました、という感じでした。 一気に読んだことは否定しません。ただ、Wikipediaを読む感覚と同じように読みました。なので反って老人の口語調が鼻につきます。 端々に感じたのは、百田さん、自分の足を使ってお調べになっていないだろうということ。これが小説デビュー作なのにずいぶん年寄りくさい作り方をしたなぁと。 また、どの老人も「ちなみに・・・」とか、「余談だが・・・」とか、「ところで・・・」とか、「後日談だが・・・」というセリフから始まる恐ろしく詳細な説明があり、これはまるでWikipediaで単語をクリックして別ページに飛んでしまったような感覚。どの老人も話すだけ話すと、「話がそれましたな、宮部さんは・・・」と戻ってくるところにも興醒めです。 一人ずつの老人が語る情報量が現実的でないほど多すぎる上、老人の口語調の中に、宮部さんと自分役と上官などの一人二役も三役ものセリフのやり取りを入れ・・・もうそんなの目の前で広げられたら落語ですよ。架空の老人が語っているとは言え、あまりにリアリティがなさすぎました。 ただ、漫画や映画の「原作本」としては零戦にまつわる資料やストーリーが概ね纏まっているし、ほぼ外していないので使いやすいのではないでしょうか。だから、これを原作にした漫画は結構好きです。 吉村昭さんの「零式戦闘機」は、あのほとんど感情を持ち込まない文体の凄みからくる迫力に圧倒され、ボロボロになるまで読みましたが、「永遠の0」は、「あぁ、百田さんはあの本のあのページを見て書いたんだなぁ」と、せっかくの感動が覚めてしまう感じでした。感動しなかったとは言いませんが、最後まで感情移入ができない作品でした。 | ||||
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百田尚樹は他人の文献をパクってパクってパクリまくって寄せ集めて自分の都合のいい様に作ってあるだけの作品です。戦記ものや色んな文献を読んできた人ならすぐに駄作とわかるでしょう。作品の方向性をコロコロ変える作者にはあまり興味は沸かないしそんな人の本もこれからは読まないでしょう。 | ||||
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映画公開のまえに読んでおこうと、いまさら読んでみたけど 物語の中心になる「宮部久蔵」なる架空の人物が、あまりにも「戦後日本人」に媚びすぎて腹が立った 所詮『フィクション』に過ぎない。 安っぽい三流ドラマみたいな展開と、戦後日本人が好む薄っぺらなヒューマニズムと反戦思想に毒されていて これでよく自称「右翼作家」と言えるもんだな。テレビで最近よくみかけ主義主張に共感してたけど失望しましたわ。 『宮部』などという虚構の人物を対比させることによって、当時実在した、死も厭わず国に殉じた数多の搭乗員や兵士を侮辱し否定している。 「国に殉じる」や「潔い死」よりも「家族」「夫婦愛」、「死にたくない」とかさ むかし渡辺謙さん主演の『壬生義士伝』というドラマをみたときとおなじ、不快感、偽善さを感じた。 新撰組を主題にしながら、日本古来の武士道、忠義、節義といった倫理を無視し、個人主義的で「家族愛」に生きた架空の人物を主人公にさせて視聴者に媚びうった偽歴史ドラマw しかもこの著者のあくどいところは、「坂井三郎」や「笹井純一」「西沢広義」といった誰もがしる歴戦の勇士を利用し、彼らに一目おかせることによって『宮部久蔵』なる当時の日本搭乗員のなかで異端的な架空キャラに対する違和感、矛盾、批判を封じ込ませることをしている。 坂井三郎さんは著書のなかで、搭乗員になったときに、「平時であれ戦時であれ、もうこれで畳の上では死ねないな」と覚悟したというし 敗戦時の感慨を「生きて敗戦を経験した自分と、日本の勝利を信じて死んでいった戦友たちと、どちらが幸せだったのかわからない」といっている。うろ覚えだけどそんなこと言っていた。 フィクションとノンフィクションをこちゃまぜにし、珊瑚海海戦での燃料がないのに味方の誘導して死んだ偵察機の兵士や、ミッドウェーで片道攻撃に参加した士官の話とか持ち出して 戦後日本人には理解できない、あまりに簡単に、死ぬことを厭わない戦前の日本軍人の話を出しながら、その一方で嫁と娘のために「生きること」を最大の目的にしてる宮部という虚構の話を創作し主軸にし、体験もしてない戦争をさも著者自身が体験したかのように語らせてる。 読んでいた腹が立ったわ。こんなフィクションを読んで戦前戦時中の日本人、都市無差別空爆をするB29へ体当たりして撃墜してた震天隊とか、特攻隊に選ばれ大喜びし、勇んで祖国防衛に殉じた若者とか 海軍上層部の反対を押し切って人間魚雷で散華した若い士官とか、あまたに存在した「反宮部久蔵」的な、実際存在した数多の日本軍人の想いを無視して、特攻隊員や戦前の軍人の心情を理解したとおもっている日本人がいたとしたら悲しい。 戦前の日本人の死生観、武士道、理不尽とも思える精神論が、アメリカの合理主義、資本主義、科学、工業力の前で敗北し、戦後日本はよくも悪くも日本の伝統的な精神論を全否定してしまい かつての「畳の上で死するは、男子最大の恥辱」とか、「七生報国」だとか、忠義大義のために死ぬといった日本古来の武士道?戦士観を無かったものにし、戦後の日本人が「死人に口なし」をいいことに 勝手に自分たちの都合のいい解釈、他人の想いや行動を曲解し、反戦反軍思想に死者を利用する戦後日本人の傲慢さを感じる。 軽薄なヒューマニズム?w「人命は地球よりも重し」といったアホみたいなことに酔いしれる、身勝手な個人主義、「戦争になったら逃げるw」だの、某掲示板で「ジャァァァップ!」とか喚いて、連日のように先人、祖国を侮辱してる連中に媚びてる。 結局は、この自称右翼作家のいっていることって、戦後の左翼連中と変わらん。少○Hとか、悪魔○飽食とか、私の戦○犯罪とか反日フィクション小説書いてるやつらと一緒 「悪いのは軍部のせい」日本海軍の上の連中はみな、冷血で特攻も無理強いして、若者を殺しまくった「悪人連中」、そこに敵対してたアメリカ人の姿はない 主要都市を焼野原にし、マンハントと称し、学童まで殺してたアメリカ軍、2発の原爆を投下とし、30万もの人間を一瞬に消し去ったアメリカへの 恐怖心、敵対心、危機感も怒りもなにもない。 この小説ででてくる架空キャラはみな、怒りの矛先は「日本」と軍上層部。日本が負けることも「まるで他人事」。 そりゃこの本を読んだら、秘密保護法案の中身もわからずとりあえず「反対!」国は信用するな!政治家官僚はろくでなしの人非人!自衛隊も反対!って考えになるわ! あとさ、このひと、これがデビュー作だからか知らんけど 主人公と姉の会話が、なんか安っぽいドラマみたいな、実際こんな会話する人間がいるか?ってぐらい不自然で芝居かかっていて、とても感情移入ができん 井崎なる老人は、驚くべきことに、高齢で余命3ヶ月の末期がん患者なのに、なんと118ページにもわたり熱論を展開するとか、不自然すぎてリアリティーなさすぎだろw 宮部との体験談(嘘だけどw)から、戦史や日本海軍の組織的欠陥、戦略ミスまで、まあ、どこかで拾い集めたような知識を、饒舌に、具体的に、事細かく語り過ぎw そりゃねーちゃんも感動して泣くわwおれなら「話しなげーよジジイw」って突っ込みいれるけど。まあ所詮ウソ、小説だから、読者もあえて突っ込まないのか〜 | ||||
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内容に関する事は多くの方がレヴューされてるのでそちらに任せるとして、自分は違う視点で語ってみたい。ベストセラーということで友人が購入した本を貸りてこの本を読んだ。読み終わったときこの本がベストセラーになった訳がすぐに分かった。その理由を後に述べるとして、この本が世に出た意味を自分なりに考えてみたのだが、結局は世代間ギャップの分離点の最終局面に来たのではないかと思う。 どういう意味かというと、戦前戦中を知ってる世代は時を経る毎にどんどん少なくなっている。かつてあの戦争が身近だった『日本人共有の体験』だったのが、今やそれを生身で知ってる世代が減少傾向になっていくのとは対照的に、戦後生まれの戦争を知らない世代が増加していくのは自然の摂理で仕方の無いことだが、ではあの戦争を大東亜戦争や昭和大戦争と呼んだ出来事が正しく語り継がれてきただろうか? 残念ながら答えは正しく語り継がれてきたとは言い難い燦々たる現状がある。 当時の日本人の多くは戦争に負けたという認識はあっても日本がすべて悪かったという認識は無かった。日本がすべて悪かったという『新解釈』は戦勝国によって徹底的に植え付けられ日本人をマインドコントロールしてきた結果、今ここに至るのだ。 もちろん戦争を負けに導いた指導者の戦争責任はあるだろう。だがこれは敵国が裁くものではなく本来は自国が追及するものだ。たとえそれを自国で客観的に捉えるのが難しいとしても敵国から与えられるべきものではない。しかし今日(こんにち)も教育現場では戦争を知らない世代の教諭が子供達に然も正論のように当時の日本がすべて悪いと断罪している。 何が言いたいかというと、この本を真に理解するためには『或る乗り越えなければならない壁』を認識する必要があるのだ。戦前戦中を知る世代はこの本を陳腐と評価するかもしれない。戦前戦中を知らない世代はこの本を素晴らしいと言うかもしれない。 結論から言わせてもらえば、この本がベストセラーの内はまだまだ日本は自虐史観から脱せられていない証拠だろう。つまり壁を乗り越えていないのだ。 敗戦以降、我々日本人が受けてきたマインドコントロールを自ら取り除き、この本を批判できるような社会が来たとき真の永遠のゼロが誕生する時なのではないか? | ||||
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元特攻退院で、60年後の現代に輪廻転生し甦ったハジサラシ中年期の読者がレビューします。 厚みのある本だったので苦労しましたが読了いたしましたところ、私が前世で体験したこととは違和感があり、 かなり混濁いたしまして、脳がゼロり幽体離脱しました。 永遠にゼロということは「何もない」ということですが、 何もないということはこの地球と宇宙が「ある」ということなのて有り得ません。 そして、いつまでも「ゼロ」にこだわることは、世界で大国として負けることを意味してしまいます。 ということは、永遠に「イチ」を目指さねばならず、 1番であり続ければ世界平和も維持されるとの思いをこめて、永遠に1とさせて頂きます。 | ||||
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たった今読了しました。随分売れ、話題でしたから気になっていました。概ね評価も軒並み高いのでかなり期待しての読み入でしたが。 若い多くの人が読み、太平洋戦史に関心を持ってより詳細に知りたいと考える入門書として好著ではないでしょうか。近現代史は資料も多くやや煩雑ですし、わが国は未だ先対戦の包括も統括も反省もきちんとはしていない、できない わからないんですよね。戦争賛美、特攻賛美からはかけ離れた作品だと思いましたが。 正直読みものとしては物足りなさを感じました。平易な文章で好感を感じますが、今一つ共感没入しそこないました。ただ、著者が調べ勉強した過程で憤懣やるかたない思いにかられて、世間に出るかどうかは別にして、言いたい、叫び知って貰いたいというあの戦争のバカさ加減はメッセージとして浮き出ていました。 感動したとか、泣いたとか、良い映像と感動的な音楽を重ねて独特のセンチメンタリズムに帰結させて喜ぶだけの幼稚な反応だけで終わって欲しくない、重いテーマを含有した作品ではあります。 | ||||
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初めて読んだ時は、数十ページも読み進めることが出来ませんでした。 零戦に限らず、多少なりとも実戦記の類やそれを題材とする小説を読んできた経験からして どんな戦記・小説でも、途中で止めても、それなりの読後感を持つのが普通ですが、 本作品については正にゼロ。 ただただ 正にパクリだけで出来ている。 色々な思いで書き残された貴重な記録を、紙とはさみでつなぎ合わせた戦記モノまがいに過ぎない。 正確に言えば、パクリがわるいのではない。 著者の思いが伝わってこないのだ。 「現実感がない。」「何となく話に入れない。」というレビューは正しいでしょう。 あえて積極的に言えば、こういう作品でも戦時中のことに関心を深めるきっかけになる人が出てくれば、 それはそれで存在意義があるのかな?とも思っていました。 ...とこれだけの感想なら、わざわざ くさすようなレビューを書くこともないのですが、 あれよと言う間にベストセラー...そればかりか、2013年の年末に向けては著者までTVに頻繁に登場して、ますます話題の作品となり、コミックスのみならず映画まで出来てしまう。 作品はともかく、この著者は さすがに百戦錬磨のTV放送作家だと見直しました。 (視聴率を稼ぐ)作品の作り方には大いに学ぶところがあり?と思い直し、 将来、読み返してみたいと思います。(皮肉ではありません。) 最近、TVなどにも頻繁に出ている著者の話を聞く限りでは、 直接経験したことがない「戦争体験」にリアリティを持たせるために、 細部の描写を(事実と思われる記録から)積み重ね、薀蓄を傾けてリアリティを出す... こうした努力がこの作品を生み出し、それなりどころか大ベストセラーへ成長するのですから、 この作品のパフォーマンス自体が21世紀におけるマスコミュニケーション研究の格好の題材になることは確かでしょう。 | ||||
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もう本屋さんには行かないし、本屋さんを信用もしないと思うきっかけになった本です。 こんな作家をベストセラー作家にしてしまい、 副次的にこんな本をベストセラーにしてしまう「本屋大賞」ってある意味すごい ですよ。 罪深いとさえ思う。 世にあふれるべき、売るべきものかどうかを顧みず、 売りたいものを積極的に売るスタイル(「本屋大賞」の趣旨ってそうですよね?)をとりながら、 amazonに奪われてパイの分け前が減ったと嘆くのもすごい。 (だって店頭でこの本と1点の評価並べてるところって見たことがない。) 軌道を本に戻して、といっても、語るべきことがこの本については何もないので、 もし、こういったテーマに興味があるなら、こんな本読んでちゃいけません。時間がもったいない。 私のお勧めは、阿川弘之さんの「雲の墓標」、「春の城」、「暗い波濤」です。 この本の出来に不満で、阿川さんを未読の方は、ぜひどうぞ。 | ||||
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着想はいい。宮部というキャラも、いい思いつきだと思う。 でも全然「小説」になってない。 せっかくの題材なのに、もったいないとさえ思う。 孫が祖父のことを調べていくのに、生まれ育った環境を調べやしないし、 時代背景もインタビューの中身で聞かされるって、不自然すぎ。 なにもかもインタビューに突っ込みすぎて、単調。 しかもそのインタビューされている人物が全然生き生きしていない。 当事者がそんな解説するかな、と思うような説明ばかり。 ノンフィクション+妄想、のレポートという感じ。 きっとドキュメンタリー書かせたらいい人なんだろうな。 ☆5つの感想を読むに、みんな特攻隊員の運命と心情に感動しているわけで、 この「作品」に感動している声は少ないように思う。 まぁ、そういう意味で、今のこの時代にこの題材を選んだことに価値があるということか。 せめてこの本をきっかけに、生の戦争体験を聞く機会を持ち、本物のドキュメンタリーに触れ、 二度と同じ過ちを犯さないと誓った国の住民として 大切な人と笑顔で過ごせる幸せを守り続けるにはどうしたらいいのか、考えてほしいと思う。 | ||||
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星ひとつで評価上位の方がこの本の内容の問題点を的確に、端的に、わかりやすく指摘されているので、いまさら何も書くことはないです。この本と同じぐらいのお金を払うなら、『修羅の翼―零戦特攻隊員の真情 (光人社NF文庫) 角田 和男著 』を読む方をお勧めします。 | ||||
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