身の上話

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身の上話の評価:

4.06/5点 レビュー 105件。 B ランク

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平均点4.06pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全113件 21〜40 2/6ページ
No.93
(5pt)

罪悪感をかかえていくこと

佐藤さんの作品を初めて読みました。
美しい文章、それと繊細な人間描写に圧倒された。
また、途中でこの本のテーマが明確になり、読み終わると大変満たされた気持ちになった。
「犯罪者の心に時効はない」の言葉にすべてが集約されているテーマだったと思う。
事件と呼ばれる犯罪でなくとも、誰しも生きている以上、人に優しく出来なかったり人を傷つけたりした過去(罪)を持っているのではないかと思う。
その罪悪感に時効はなく、ずっと胸の奥から消えない事をつくづく私は実感する。
最後の終わり方がとても良かった!
主人公(ミチルとその主人)は罪悪感から逃げない道を選んだのだと思う。
身の上話 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 身の上話 (光文社文庫)より
4334763200
No.92
(5pt)

罪悪感をかかえていくこと

佐藤さんの作品を初めて読みました。
美しい文章、それと繊細な人間描写に圧倒された。
また、途中でこの本のテーマが明確になり、読み終わると大変満たされた気持ちになった。
「犯罪者の心に時効はない」の言葉にすべてが集約されているテーマだったと思う。
事件と呼ばれる犯罪でなくとも、誰しも生きている以上、人に優しく出来なかったり人を傷つけたりした過去(罪)を持っているのではないかと思う。
その罪悪感に時効はなく、ずっと胸の奥から消えない事をつくづく私は実感する。
最後の終わり方がとても良かった!
主人公(ミチルとその主人)は罪悪感から逃げない道を選んだのだと思う。
身の上話 Amazon書評・レビュー: 身の上話より
4334926711
No.91
(5pt)

綺麗で丁寧な日本語で極上のミステリーを楽しむ贅沢

巻末の解説で池上冬樹は、本作品が日本推理作家協会賞を受賞できなかったことを大いに残念がることで、この作品が
そのような賞を受けるに大いに値することを強調している。事実、この選考委員であった作家の内、伊坂幸太郎、佐々木
譲、赤川次郎の三人がこの作品を強く推していた。どうも、「ミステリー風味が他の作品に比して弱い」というようなことが逸賞の
理由らしい。佐藤の最新作(だと思う)である「鳩の撃退法」を読んだ時は、私も事実この作品は果たしてミステリーにカトゴライズ
されるべきか戸惑った印象を持った。然しながら、この「身の上話」は、間違いなく卓越したミステリーであり、プロットの巧みな設定、
読者を驚かせるような幕切れ、そしていつもながらの丁寧な語り口による文章力の高さ、どれを取っても該当する賞に十分値
する作品であることで私は池上に甚く同意する。まず、池上も触れているが、この作品は主人公であるミチルという女性がその後
結婚する相手の男の語りで話が進められる。「土手の柳」と噂されるほど浮世離れしているミチルは、交際相手がおりながら
偶々知り合った出版社の男と一緒に着の身着のままで東京に行く。同僚に頼まれた宝籤を買っていた彼女は、やがて自分が
2億円の宝籤に当選したことを知る。そして、よく言われるように高額当選した人間に起こるであろう色々な不幸、いや世間
一般の常識から言うともっともっと大きな不幸に見舞われていく。筋運びが極めて巧みであり、何が起こるか分からぬワクワク
感で読者は一気読みせざるを得なくなるはずだ。そして、本作品の語り部であるミチルの後の夫が登場することで、作品は一気に
クライマックスと終末を迎える。余りにも小説的であり、それも受賞を逃した一因であると池上は言っているが、それはきっと佐藤の
多くの作品に言えることだろうと思う。綺麗で丁寧な日本語でミステリーを楽しむという贅沢な時間をこの作家は与えてくれる。
身の上話 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 身の上話 (光文社文庫)より
4334763200
No.90
(5pt)

綺麗で丁寧な日本語で極上のミステリーを楽しむ贅沢

巻末の解説で池上冬樹は、本作品が日本推理作家協会賞を受賞できなかったことを大いに残念がることで、この作品が
そのような賞を受けるに大いに値することを強調している。事実、この選考委員であった作家の内、伊坂幸太郎、佐々木
譲、赤川次郎の三人がこの作品を強く推していた。どうも、「ミステリー風味が他の作品に比して弱い」というようなことが逸賞の
理由らしい。佐藤の最新作(だと思う)である「鳩の撃退法」を読んだ時は、私も事実この作品は果たしてミステリーにカトゴライズ
されるべきか戸惑った印象を持った。然しながら、この「身の上話」は、間違いなく卓越したミステリーであり、プロットの巧みな設定、
読者を驚かせるような幕切れ、そしていつもながらの丁寧な語り口による文章力の高さ、どれを取っても該当する賞に十分値
する作品であることで私は池上に甚く同意する。まず、池上も触れているが、この作品は主人公であるミチルという女性がその後
結婚する相手の男の語りで話が進められる。「土手の柳」と噂されるほど浮世離れしているミチルは、交際相手がおりながら
偶々知り合った出版社の男と一緒に着の身着のままで東京に行く。同僚に頼まれた宝籤を買っていた彼女は、やがて自分が
2億円の宝籤に当選したことを知る。そして、よく言われるように高額当選した人間に起こるであろう色々な不幸、いや世間
一般の常識から言うともっともっと大きな不幸に見舞われていく。筋運びが極めて巧みであり、何が起こるか分からぬワクワク
感で読者は一気読みせざるを得なくなるはずだ。そして、本作品の語り部であるミチルの後の夫が登場することで、作品は一気に
クライマックスと終末を迎える。余りにも小説的であり、それも受賞を逃した一因であると池上は言っているが、それはきっと佐藤の
多くの作品に言えることだろうと思う。綺麗で丁寧な日本語でミステリーを楽しむという贅沢な時間をこの作家は与えてくれる。
身の上話 Amazon書評・レビュー: 身の上話より
4334926711
No.89
(5pt)

久しぶりにアタリ作品に出会えました!とっても素直に面白かった〜と言える作品。ハズレのない一冊で気晴らししたい場合には是非オススメ。

結構厳しめのレビューも見かけてビックリしています。え、これほど素直に面白かった〜って言える作品も珍しいと思うのですが、やっぱり好みは人それぞれということですね。
重々しい雰囲気でもなく、スラスラとグイグイと引き込まれて行く感じは、産後一年半で育児には慣れてきたけれど、自分の時間がなくやりたいことが全然できない中、少しの時間を使って趣味の読書でストレス発散したかった私には、本当ぴったりの本でした。
面白いにも色々とありますが、笑える面白さ、重たいテーマや、長編を読みきった時の満足な面白さは、私は求めていませんでした。
単純にストーリーが面白く重くなく、サクサク読めるハズレのない本を探していました。
今話題の、コンビニ人間、ルビンの壺が割れた、も読みましたが、そこそこ面白かったという程度で、あ〜久しぶりにストレス発散できたー!とはなりませんでした。
しかし、この、身の上話は、あーストレス吹っ飛んだー!だれ?これ書いたの誰?と作者のことを調べてしまいました。
いつか、読もうと、買ったまま、本棚の未読コーナーに置いてあったこの本、もっと早く読みたかったー!
身の上話 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 身の上話 (光文社文庫)より
4334763200
No.88
(5pt)

久しぶりにアタリ作品に出会えました!とっても素直に面白かった〜と言える作品。ハズレのない一冊で気晴らししたい場合には是非オススメ。

結構厳しめのレビューも見かけてビックリしています。え、これほど素直に面白かった〜って言える作品も珍しいと思うのですが、やっぱり好みは人それぞれということですね。
重々しい雰囲気でもなく、スラスラとグイグイと引き込まれて行く感じは、産後一年半で育児には慣れてきたけれど、自分の時間がなくやりたいことが全然できない中、少しの時間を使って趣味の読書でストレス発散したかった私には、本当ぴったりの本でした。
面白いにも色々とありますが、笑える面白さ、重たいテーマや、長編を読みきった時の満足な面白さは、私は求めていませんでした。
単純にストーリーが面白く重くなく、サクサク読めるハズレのない本を探していました。
今話題の、コンビニ人間、ルビンの壺が割れた、も読みましたが、そこそこ面白かったという程度で、あ〜久しぶりにストレス発散できたー!とはなりませんでした。
しかし、この、身の上話は、あーストレス吹っ飛んだー!だれ?これ書いたの誰?と作者のことを調べてしまいました。
いつか、読もうと、買ったまま、本棚の未読コーナーに置いてあったこの本、もっと早く読みたかったー!
身の上話 Amazon書評・レビュー: 身の上話より
4334926711
No.87
(5pt)

もし宝くじに当たったら

しかも人に頼まれて買った宝くじが当たっていたら。誰でも一度はそんなことを考えたことがあると思いますが、そんなことから起こるドタバタ劇です。主人公の女性の設定にやや無理があるのではと思いきや、どんどん読ませる筆力はすごい。最後まで一気に突っ走ります。
身の上話 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 身の上話 (光文社文庫)より
4334763200
No.86
(4pt)

思いがけず大金を手にしたミチルの運命や如何に?

氏が直木賞を受賞されたのを機に、俄かにファンになり、『ジャンプ』、『Y』、『5』、受賞作『月の満ち欠け』、そして本作と読み進めてきました。
実際、日常をほんの少しだけ逸脱すれば、主人公・ミチルの体験したことは十分にあり得る。そう思わせるだけの筆力が作者にはあると思います。
浜田山で繰り広げられるミチル、竹井、高倉、豊増をめぐるエピソードは些か長いような気もしますが、そこを過ぎると物語は一気に加速します。
語り手の予想外の正体。そして、ひとつの愛のかたちを表現したエンディング。
読み手に結末を予想させない、なかなかの秀作だと思います。
身の上話 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 身の上話 (光文社文庫)より
4334763200
No.85
(5pt)

もし宝くじに当たったら

しかも人に頼まれて買った宝くじが当たっていたら。誰でも一度はそんなことを考えたことがあると思いますが、そんなことから起こるドタバタ劇です。主人公の女性の設定にやや無理があるのではと思いきや、どんどん読ませる筆力はすごい。最後まで一気に突っ走ります。
身の上話 Amazon書評・レビュー: 身の上話より
4334926711
No.84
(4pt)

思いがけず大金を手にしたミチルの運命や如何に?

氏が直木賞を受賞されたのを機に、俄かにファンになり、『ジャンプ』、『Y』、『5』、受賞作『月の満ち欠け』、そして本作と読み進めてきました。
実際、日常をほんの少しだけ逸脱すれば、主人公・ミチルの体験したことは十分にあり得る。そう思わせるだけの筆力が作者にはあると思います。
浜田山で繰り広げられるミチル、竹井、高倉、豊増をめぐるエピソードは些か長いような気もしますが、そこを過ぎると物語は一気に加速します。
語り手の予想外の正体。そして、ひとつの愛のかたちを表現したエンディング。
読み手に結末を予想させない、なかなかの秀作だと思います。
身の上話 Amazon書評・レビュー: 身の上話より
4334926711
No.83
(4pt)

はじめは、、、

はじめは何が起こったのか分からなかったけど、グイグイと物語の中に吸い込まれて行った。
感動とまでは行かないけど、読みやすく、ワクワクしながら読めた。
身の上話 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 身の上話 (光文社文庫)より
4334763200
No.82
(5pt)

技巧的な筆の運びが最高の物語を仕立てている一作

最高に面白かった! 
一人の若い女性が宝くじに当選したことから始まるドタバタ劇を、緻密に描写している。
作者の筆の運びが、極上の物語に仕上げています。
佐藤正午の小説は初めて読みましたが、こんなに技巧的な作家がいたとは!
今まで損をしていたような気がしました。
最後のオチも良かった。お勧めです。
身の上話 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 身の上話 (光文社文庫)より
4334763200
No.81
(4pt)

はじめは、、、

はじめは何が起こったのか分からなかったけど、グイグイと物語の中に吸い込まれて行った。
感動とまでは行かないけど、読みやすく、ワクワクしながら読めた。
身の上話 Amazon書評・レビュー: 身の上話より
4334926711
No.80
(5pt)

技巧的な筆の運びが最高の物語を仕立てている一作

最高に面白かった! 
一人の若い女性が宝くじに当選したことから始まるドタバタ劇を、緻密に描写している。
作者の筆の運びが、極上の物語に仕上げています。
佐藤正午の小説は初めて読みましたが、こんなに技巧的な作家がいたとは!
今まで損をしていたような気がしました。
最後のオチも良かった。お勧めです。
身の上話 Amazon書評・レビュー: 身の上話より
4334926711
No.79
(5pt)

まったく先の読めない妻の身の上話。

妻の身の上についての話。いろいろな男の人が出てきますが、まずこれを語っているのはその中の誰なのか。そしてなぜ語っているのか。それらが最後にわかります。もちろんそれらがわかるも面白いのですが、身の上話の中身自体がとても面白いです。まったく先が読めません。
身の上話 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 身の上話 (光文社文庫)より
4334763200
No.78
(5pt)

まったく先の読めない妻の身の上話。

妻の身の上についての話。いろいろな男の人が出てきますが、まずこれを語っているのはその中の誰なのか。そしてなぜ語っているのか。それらが最後にわかります。もちろんそれらがわかるも面白いのですが、身の上話の中身自体がとても面白いです。まったく先が読めません。
身の上話 Amazon書評・レビュー: 身の上話より
4334926711
No.77
(5pt)

まったく先の読めない妻の身の上話。

妻の身の上についての話。 いろいろな男の人が出てきますが、まずこれを語っているのはその中の誰なのか。 そしてなぜ語っているのか。 それらが最後にわかります。 もちろんそれらがわかるも面白いのですが、身の上話の中身自体がとても面白いです。 まったく先が読めません。
身の上話 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 身の上話 (光文社文庫)より
4334763200
No.76
(5pt)

まったく先の読めない妻の身の上話。

妻の身の上についての話。 いろいろな男の人が出てきますが、まずこれを語っているのはその中の誰なのか。 そしてなぜ語っているのか。 それらが最後にわかります。 もちろんそれらがわかるも面白いのですが、身の上話の中身自体がとても面白いです。 まったく先が読めません。
身の上話 Amazon書評・レビュー: 身の上話より
4334926711
No.75
(4pt)

常に「小説(家)とは何か」を追求し続ける孤高の作家である作者にとっては実験性の薄い軽めの作品だが、全体構成が巧みな良質の出来

常に「小説(家)とは何か」を追求し続ける孤高の作家である作者(最新作「鳩の撃退法」には特に感心した)にとっては実験性の薄い軽めの作品だが、良質の出来である。

ある女の夫が、結婚に至るまでの女の「身の上話」を読者に語って聞かせるという体裁のミステリ・タッチの物語なのだが、女の「身の上話」が良く出来ている上に、全体構成が巧み。女の「身の上話」を、あたかも夫の一人称であるかの様に語る様に実験性の萌芽が見えるし、その「身の上話」が真実か否か不明なトボけた点(夫の「作り話」かも知れない)も如何にも作者らしい。しかし、何と言っても本作の特長は「身の上話」に纏わる作者のミステリ的仕掛けであろう。中々楽しめた。

本作は作者の一連の作品からすると、やや外れた位置に属していると思う。本作に興味を持たれた方には、実験性に富んだ作者本来の作品群の購読をお薦めしたい。
身の上話 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 身の上話 (光文社文庫)より
4334763200
No.74
(4pt)

常に「小説(家)とは何か」を追求し続ける孤高の作家である作者にとっては実験性の薄い軽めの作品だが、全体構成が巧みな良質の出来

常に「小説(家)とは何か」を追求し続ける孤高の作家である作者(最新作「鳩の撃退法」には特に感心した)にとっては実験性の薄い軽めの作品だが、良質の出来である。

ある女の夫が、結婚に至るまでの女の「身の上話」を読者に語って聞かせるという体裁のミステリ・タッチの物語なのだが、女の「身の上話」が良く出来ている上に、全体構成が巧み。女の「身の上話」を、あたかも夫の一人称であるかの様に語る様に実験性の萌芽が見えるし、その「身の上話」が真実か否か不明なトボけた点(夫の「作り話」かも知れない)も如何にも作者らしい。しかし、何と言っても本作の特長は「身の上話」に纏わる作者のミステリ的仕掛けであろう。中々楽しめた。

本作は作者の一連の作品からすると、やや外れた位置に属していると思う。本作に興味を持たれた方には、実験性に富んだ作者本来の作品群の購読をお薦めしたい。
身の上話 Amazon書評・レビュー: 身の上話より
4334926711