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崖の館
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崖の館の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 1~20 1/2ページ
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Kindleの読み放題にあってびっくりして読み返してます。 雪の断章が映画になって古本屋で買ったのが高校生の頃。 そのままハマって全作読破しようとしても廃刊になったものもあり図書館で待って待ってやっと読めた本もありましたので感慨もひとしおです。孤児4部作ともリンクしており童話や民話。伝承などが好きな小中高生には堪らない内容となっております。ヤングアダルト部門で良いかも。 | ||||
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非常に読み応えのある本なのですが 読みすぎてぼろぼろになってしまったため 購入しました 全く問題のない商品でした すぐ届きました、ありがとうございました | ||||
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佐々木丸美さんのファンなら誰でも知っている作品。 ハードカバーの初版を持っていますが、そちらはコレクションにして、こちらを読み返しています。 | ||||
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クローズドサークルって、ズルい本、沢山あるけど、これはインチキなところが全くなく、読み終わってスッキリしました。 面白かったです。 | ||||
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どうにも物語が遅々として進まないのは何故だ。と考えると、主人公がちょっと足りないし、小道具に関するフレーバーテキスト的な物が多すぎる。突然始まる芝居がかった情景描写もうんざりするし、館の見取り図も無ければ、初登場の人物の満足行く説明もない。 「やぁ、みんな揃っているみたいだな。」 身を屈めるように扉を潜って姿を表したのは○○で、女子にしては比較的身長に恵まれた私でも、見上げるように顔を向けなければならなかった。 せめてこのくらい一人一人に紙面を割いて特徴を印象付けてくれないと。なんと言うか読み進める手が重い。読んでいて疲れる。 | ||||
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佐々木丸美。その人の名前を、私はいつ聞き覚えたのだろう……。 書店の棚と棚の間をさまよううちに、見えない糸に導かれるように、気付いたら私は手にとっていた。 その魅力的な題名の一冊の本、「崖の館」を。 その扉を開いた時から、夢幻の時空への旅が始まったのだった……。 ……なんて、思わず真似したくなっちゃうくらいに、佐々木丸美さんの文章は独特で美しいです。 佐々木丸美という作家の名前は、たぶん新聞か何かで読んで記憶にとどめていたのだと思います。 過去に人気があった作家の作品が復刊されている、というような内容で。 その時はあまり気にとめていなかったのですが、書店で「崖の館」というタイトルを見た瞬間、読みたくなりました。 本格ミステリのつもりで読み始めたのですが、どうやらその読み方はしない方が良い、と途中で気付きました。 この作品には確かに殺人があり、その謎解きがあり、犯人が最後にはすべてを告白しますが、それが主題ではありません。 もっと不可思議なものを主題に据えた、独特の世界が構築されています。 その語り手は、涼子というちょっと幼さを残した可愛らしい少女。 他の方のレビューにもあったように、まず最初にこの語り手の少女趣味な口調がだめ、という方も多いと思います。 そういう方には、申し訳ないですが、館の入り口で引き返していただき、雪の中ですがお帰りいただきましょう。 でも、それが気にならずに読めるという人は、どんどん館の奥に入っていきましょう。 もう一回、壁が待っています。 この館では哲学や心理学、詩や美術の話題がしょっちゅう出てきます。 館に集う若者たちは、そういう話を嬉しそうに語り合っています。謎解きはそっちのけ?という感じさえします。 そういう雰囲気はちょっと合わないな〜、という方には、申し訳ないですがまたここでお帰りいただいて。 いやいや大丈夫ですよ、という方にはさらに読み進んでいただきますと、ラストになると殺人の謎解きが待ってます。 綾辻行人の館シリーズのような本格推理的な謎解きを期待しておられた方は、ここで肩すかしを食らった気分になると思います。 しかし、もはやそんなことも気にならないくらい、どっぷりとこの館の空気にはまってしまっている方も大勢いるはずです。 私もその一人です。 かなうことならば若返って涼子ちゃんのいとこの一人になって、崖の館で皆で一緒に鍋焼きうどんを食べたい! というくらいにはまってしまいました。 好きな人にはたまらない世界です。 少しでも興味を持たれた方、どうぞ一度、お試しあれ。 | ||||
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1977年(講談社、単行本)→1988年(講談社、文庫本)→本書。 また、2008年にはブッキングから「佐々木丸美コレクション 16」として全集版の単行本が出ている。 非常に読者を選ぶタイプの作家だと思う。一昔前の少女小説家であり、その手の作品が好きな人にはたまらないのかも知れない。 私には苦手なタイプの小説であった。べたべたした少女趣味、曖昧な世界、主観的な描写に終始する展開。物語がきちんと進んでいかない点にイライラさせられ、頭が痛くなってしまった。 ミステリとしてもどうかと思う。成立しないトリック、起こり得ない犯罪に満ち溢れている。 | ||||
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1977年(講談社、単行本)→1988年(講談社、文庫本)→本書。 また、2008年にはブッキングから「佐々木丸美コレクション 16」として全集版の単行本が出ている。 非常に読者を選ぶタイプの作家だと思う。一昔前の少女小説家であり、その手の作品が好きな人にはたまらないのかも知れない。 私には苦手なタイプの小説であった。べたべたした少女趣味、曖昧な世界、主観的な描写に終始する展開。物語がきちんと進んでいかない点にイライラさせられ、頭が痛くなってしまった。 ミステリとしてもどうかと思う。成立しないトリック、起こり得ない犯罪に満ち溢れている。 | ||||
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冬休みを利用し、涼子は5人のいとこ達と共に、いつものように資産家のおばの洋館へ訪れた。 そこでは、絵画の消失をきっかけに、人体移動、はては密室殺人へとことがおよんでいく。 事件の背後には、2年前に亡くなった、おばの愛娘が関係しているのか。 こんな風に書くといかにもな本格物を想像されるかも知れませんが(本格ではあります)、実際に手に取ると印象が異なると思います。 理由はその描写。高校生の涼子の視点から描かれるこの物語は、一種独特なもので、そのため、読み手を選んでしまうのではないかと思うからです。ですが、読み手を選ぶということはその分、好みに合った場合、とても好きになる本とも言えます。 思春期における成長過程の内的変化を、その一人称でうまく書き上げ、これが探偵小説の効果の1つにも役立っています。 ライトノベルを好む人、耽美を好む人に是非読んでいただき、感想をうかがってみたい作品だと思いました。 | ||||
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冬休みを利用し、涼子は5人のいとこ達と共に、いつものように資産家のおばの洋館へ訪れた。 そこでは、絵画の消失をきっかけに、人体移動、はては密室殺人へとことがおよんでいく。 事件の背後には、2年前に亡くなった、おばの愛娘が関係しているのか。 こんな風に書くといかにもな本格物を想像されるかも知れませんが(本格ではあります)、実際に手に取ると印象が異なると思います。 理由はその描写。高校生の涼子の視点から描かれるこの物語は、一種独特なもので、そのため、読み手を選んでしまうのではないかと思うからです。ですが、読み手を選ぶということはその分、好みに合った場合、とても好きになる本とも言えます。 思春期における成長過程の内的変化を、その一人称でうまく書き上げ、これが探偵小説の効果の1つにも役立っています。 ライトノベルを好む人、耽美を好む人に是非読んでいただき、感想をうかがってみたい作品だと思いました。 | ||||
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たしか中1の時に本屋で講談社文庫版を買ったのを覚えています。こんな形で再会できるとは。当時は登場人物が皆年上だったのに今やこっちが年上っていうのはなんとも不思議な感覚です。それで今は語り手の涼子のお嬢ちゃんぽさや哲文の偉そうな「〜のだ」口調に違和感を感じるのでしょうか。(ガキのくせに!って・・・私の方がガキだったのにぃ) こういう動機、殺人というのもあるんだ!と衝撃を受けたのを思い出します。そしてここに描かれている芸術論やディレッタント的ムードに少し憧れを抱いたことも。(すぐ忘れてしまいましたが・・) 再読してみて脳裏に焼き付くのは荒涼とした海とそんな所に建てられた館のイメージもさることながら、やはりそこに集う人間たちの哀しさですね。ラスト近くで最初はイラつく涼子の鈍さが強さとなって生きてくるんです。続編もぜひ読んでみたいです。 | ||||
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たしか中1の時に本屋で講談社文庫版を買ったのを覚えています。こんな形で再会できるとは。当時は登場人物が皆年上だったのに今やこっちが年上っていうのはなんとも不思議な感覚です。それで今は語り手の涼子のお嬢ちゃんぽさや哲文の偉そうな「〜のだ」口調に違和感を感じるのでしょうか。(ガキのくせに!って・・・私の方がガキだったのにぃ) こういう動機、殺人というのもあるんだ!と衝撃を受けたのを思い出します。そしてここに描かれている芸術論やディレッタント的ムードに少し憧れを抱いたことも。(すぐ忘れてしまいましたが・・) 再読してみて脳裏に焼き付くのは荒涼とした海とそんな所に建てられた館のイメージもさることながら、やはりそこに集う人間たちの哀しさですね。ラスト近くで最初はイラつく涼子の鈍さが強さとなって生きてくるんです。続編もぜひ読んでみたいです。 | ||||
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ミステリとしては、とても面白いと思いますが、主人公の口調がわたしにはついていけなかった。 若い頃に読んでいたら 良かったのだと思います。 | ||||
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ミステリとしては、とても面白いと思いますが、主人公の口調がわたしにはついていけなかった。 若い頃に読んでいたら 良かったのだと思います。 | ||||
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あなたが少女漫画が好きならば、きっとぐいぐいとこの本の世界に引き込まれていくでしょう。 汚れなき少女の視点からの美しい世界。萩尾望都さんの漫画を連想したのは私だけではない筈。 論理と哲学と心理戦。淡々と流れる様に話が進んでいく中、静かに動き続ける悪意。 フーダニットの側面よりハウダニットの部分に心を奪われるそんな作品です。犯人の犯罪を肯 定するつもりはありませんが、現実世界の頻発する異常犯罪のニュースやそれを模したミステ リ小説に疲れた方には強力にお薦めいたします。続刊も楽しみです。 | ||||
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あなたが少女漫画が好きならば、きっとぐいぐいとこの本の世界に引き込まれていくでしょう。 汚れなき少女の視点からの美しい世界。萩尾望都さんの漫画を連想したのは私だけではない筈。 論理と哲学と心理戦。淡々と流れる様に話が進んでいく中、静かに動き続ける悪意。 フーダニットの側面よりハウダニットの部分に心を奪われるそんな作品です。犯人の犯罪を肯 定するつもりはありませんが、現実世界の頻発する異常犯罪のニュースやそれを模したミステ リ小説に疲れた方には強力にお薦めいたします。続刊も楽しみです。 | ||||
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うれしい!の一言につきます! 私は北海道在住ですが先日の新聞に 佐々木さんの作品は2008年までに全て復刊するとの記事を見つけました。『雪の断章』シリーズもブッキング社から随時刊行されます。未発表の草稿も見つかり、ご遺族や元編集者の方々が それらを何らかの形で世に出したいと検討中だそうです。 楽しみです!今から待ち遠しい! | ||||
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うれしい!の一言につきます! 私は北海道在住ですが先日の新聞に 佐々木さんの作品は2008年までに全て復刊するとの記事を見つけました。『雪の断章』シリーズもブッキング社から随時刊行されます。未発表の草稿も見つかり、ご遺族や元編集者の方々が それらを何らかの形で世に出したいと検討中だそうです。 楽しみです!今から待ち遠しい! | ||||
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雪国を舞台にした美しい情景描写と、切なく苦しくそして温かい心理描写がステキな佐々木丸美さんの小説は、ほぼ絶版になっているので、今回の復刊はとても嬉しいです。 ミステリ、殺人事件モノではありますが、けして重苦しいものでも猟奇的なものでもなく、むしろ加害者・被害者、両方に感情移入できる、憎めない殺人事件だという印象があります。 この作品を通して、新たに佐々木丸美小説を知ってもらえたら嬉しいと思うとともに、できれば他の「夢の館」なども出して欲しいです!!「雪の断章」シリーズも希望!! | ||||
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雪国を舞台にした美しい情景描写と、切なく苦しくそして温かい心理描写がステキな佐々木丸美さんの小説は、ほぼ絶版になっているので、今回の復刊はとても嬉しいです。 ミステリ、殺人事件モノではありますが、けして重苦しいものでも猟奇的なものでもなく、むしろ加害者・被害者、両方に感情移入できる、憎めない殺人事件だという印象があります。 この作品を通して、新たに佐々木丸美小説を知ってもらえたら嬉しいと思うとともに、できれば他の「夢の館」なども出して欲しいです!!「雪の断章」シリーズも希望!! | ||||
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