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新トロイア物語
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新トロイア物語の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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良いとの評価で購入したがヤケが思いのほか強かった。評価を信用して購入するので、もっと誠意を持って販売して欲しい。 | ||||
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吉川英治文学賞を受賞した畢生の大作である。しかし阿刀田ファンでありながらトロイア戦争にはあまり興味がなかったため、正直、本書のことは避けていた。上梓からおよそ30年、本棚に眠っていた本書を夏の課題図書に挑むつもりで読んでみた。 とてもよかった。トロイア戦争のことだけでなく、その後のことも書かれているのが面白かった。時は紀元前13世紀。主人公はアフロディテの子と言われた英雄、アイネイアス。トロイアからギリシャへ、ギリシャからローマへ、彼がローマ建国の祖となるまでの成長物語が描かれている。 ヘクトル、パリス、アキレウスといったおなじみの英雄ももちろん出てくるが、僕はアイネイアスという人のことは知らなかったので、興味深かった。トロイア戦争といえばホメロスの『イリアス』と『オデュッセイア』が有名だが、ヴェルギリウスの『アエネイス』というのもあるようで、勉強になった。 あとがきを読むと、これだけの大長編を書き上げるのは大変だったんだな、と苦労がしのばれる。本書にはけっこう作者の創作も入っているようだが、そもそも歴史小説とはそういうものだし、むしろ戦国武将を書くよりはるかに創作は必要だったろう。作者によると「これは古代史を舞台とした、現代日本人アイネイアスの物語」なのだとか。 印象的だったのは、作中でたびたび出てくる「戦争が足りていない」という言葉だ。トロイア戦争から3000年以上の時を経ても、人類はいまだに戦争に飽きていない。そのことにしみじみとしてしまう。 | ||||
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息子に勧められて読みました。 阿刀田高さんのほかのシリーズも読みたくなりました。 | ||||
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トロイア戦争が題材ですが、ホメロスの『イーリアス』より神話的な視点でなく描かれ、面白い。 | ||||
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分かりやすく読み易いです。トロイについて歴史的事実を知るのが目的だったので、その意味では少し違ったのかなと思います。 | ||||
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ホメロスの「イリアス」「オデユッセイア」、ヴェルギリウスの「アエネイス」というギリシアの叙事詩をもとにした、壮大な歴史小説。 主人公だけでなく、脇役の従者も、個性豊かに描かれていて、躍動する。 叙事詩の翻訳もあるが、読み進むには、相当の辛抱が必要。 その点本書は、わくわくしながら読み進めることができる。 1994年発表、吉川栄治文学賞受賞作。 主人公は、トロイア国の王家の血をひく若者の、アイネイアス。 ①トロイアの第二王子パリスは美男子だがやや享楽的。ギリシアのスパルテイ国に公用で赴いた時、スパルテイ王のメネラオスの妻、絶世の美女のヘレネと恋に落ち、略奪してしまう。悲劇はこの美談美女のカップルから起こる。 ②これに怒ったのが、メネラオスの兄でミケーネ国王のアガメムノン。トロイア征伐を画策、ギリシアの大軍を率いて船でトロイアに向かう。 ③いよいよトロイア城の攻防戦が開始される。激しい戦いで両軍とも武将が次々に戦死していく。トロイア側は、第一王子のヘクトル、戦争のきっかけを作った第二王子のパリスも戦死する。 ④決着は、伝説では「トロイの木馬」だが、本書ではその説はとっていない。トロイア城は落城、王のプリアモスも没する。 ⑤アイネイアスは丁度城外にいたため落城を逃れる。 ⑥アイネイアスは、20人程度の手勢で、船に乗り西へ。ギリシア沖を通り、アフリカ大陸のカルタゴまで行きつく。ここから東へ、シチリア島を経由、イタリアのテルベ川の河口にたどり着く。そこで新トロイア国を建国する。 ⑦これが古代ローマ帝国のもととなったとの言い伝え。 | ||||
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良かったですよ。帯、付属の登場人物説明ペーパーもありまして文句無しです。 | ||||
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アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。 | ||||
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阿刀田作品は短編が多いが、長編は読みごたえがある。師子王アレクサンドレスも同様に良かった。 | ||||
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新トロイア物語は納期、商品とも満足できるものでした。有難うございました。 | ||||
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版元にも在庫がないとのことでアマゾンより購入。定価より高く付いたがしょうがないか。少し色あせてたのが残念。でも買えて良かった。 | ||||
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阿刀田さんの著書は、あまり沢山読んでいないのですが、面白くて勉強になるものが多いです。 特にこの「新トロイア物語」と「師子王アレクサンドロス」は素晴らしい。 気宇壮大なことでは、辻邦生の「背教者ユリアヌス」を思わせるものがあります。 北方謙三氏の「水滸伝」に通じるものもあります。 一つは抜群に面白いことです。 もう一つは超常現象的な要素が出てこないことです。 登場人物たちは古代人ですから神の存在を信じていますが、ホメロスの叙事詩のように神様が 登場人物として物語の流れを左右することはありません。 これを読んでから映画「トロイ」を楽しんでもいいでしょうし、 ホメロスの叙事詩に岩波文庫などで挑戦するのもいいでしょう。 | ||||
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この本はホメロスの「イリヤッド」とウェルギリウスの「アエネーイス」に即しあらたに現代風に書かれた物語です。ギリシャ神話に造詣が深い作者だけあっていまの私たちにも理解しやすいように随所に説明が施されています。映画「トロイ」と比較しても面白いしまた再び映画を見たい気にさせます。戦争あとの後日談がまためっぽう面白い。トロイの王家に属するアイネイアスがトロイ王家を復活するべく地中海を彷徨しついにはあのローマの地で生を終えるところは感動ものです。ぜひ一読を。 | ||||
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阿刀田高さんは大好きな作家の一人で、ちょこちょこ読んではいますが、この本はその中でも一番お気に入りの本です。トロイの伝説で有名な話のリライトですが、あの長ーい長ーい何十年にも及ぶ伝説の戦争をどうしてこんなに、ある時はユーモラスに、ある時はドラマチックに、簡潔な文章でテンポよく書けるのでしょうか。勝利の興奮、滅びゆく敗者の絶望。ヘレネやパリスをはじめ、様々な愛や憎しみや恨みで綴られる登場人物たちの運命。「トロイアの木馬」伝説の真贋について。確かに短い本ではないけれど、寝食パスして読みたくなるほど、その世界にどっぷり浸りました。神格化もされている登場人物たちは確かに誇張はされているけど、こんなにもドラマチックで悲しみが痛いほどなのは、やはり本当の伝説から生まれた話だったからなのですね。 | ||||
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古本で買ったので、古い方をよみました。ちょうど、受験中によんだので、いろいろ理解がふかまりました(世界史受験でした)ここまで、読みやすいのならばもっと早くに出会いたかったー | ||||
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読み始めたらやめられない。かなりの長編だが、展開の早さは、読むものを決して飽きさせない。登場人物の語り口調が文語調だが、流れるようになめらかで、実に威厳があり、物語の品格をあげる一役をかっている。主人公は、久々に登場した大ヒーローの感あり。歴史上有名なトロイ戦争を著者の鋭いきりくちで、見事なほどに壮大で、しかも上品な一品に仕上げている。読後は、舞台となったトルコ、ギリシアを是非訪ねてみたくなる。スケールの大きな作品だ。 | ||||
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