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終着駅
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終着駅の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.85pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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白川道さんの作品は『天国への階段』『最も遠い銀河』『海は涸いていた』に続いて四作目です。それらに比べるともの足りなさを感じました。 この作品は、武とかほるの恋愛、ヤクザの抗争、謙介の復讐譚の三つの柱から成りますが、いずれの面においても中途半端だったと思います。 まず二人がどうして惹かれ合うのかという点で、心理描写の少なさもあいまって説明不足です。かほるに対する武のセリフも終始ぎこちなさがあり、恋愛小説という面で楽しめませんでした。 ヤクザの内紛も描かれていますが、登場人物が多いわりに掘り下げが不足しており、面白くありません。これはおそらく、この作品のメインテーマが二人の恋愛にあるため、ヤクザの抗争は付随的な位置付けとされたのだと思いますが、無駄にページを読ませられたという感があります。 謙介は作品の初めの方に登場しますが、その後しばらく出てきません。そして後半もう一度姿を現します。これは完全に終盤になって野山を物語に絡ませるためなのですが、いかにも結末のための道具といった感じで不自然です。 総じて、物語の各要素がバランスよく溶け込んでいるとはいいがたく、完成度は低いといわざるをえません。 | ||||
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そんな結末に強引に持っていくか???と最後の50ページで醒めました それまでは良かったんだけど 白川作品は無理やり殺すよね・・・ | ||||
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読みながら、気はずかしくなるような、キザな文章が、ボンボン出てくる。白川道の小説は天国の階段遠い銀河、竜の道についで、4冊目だが、これも面白いページをめくる手が止まらない。 | ||||
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「天国への階段」の感動を再びと思い、白川道氏の本を読み続けている。 今回は、「終着駅」を読んだ。 感動した! 目頭が熱くなる場面が、3〜4ヶ所あった。 「天国への階段」を読んだ時のように、涙を流すことはなかったが、 美しい愛に触れることができたという感動を・・・読んでいながら感じていた。 白川道という人は、どうして、ここまで美しい純愛を描くことができるのだろうか!? 二人の愛を描いたシーンに来ると、世界が透明な純粋な空気に包まれた。 その日の分を読み終えて、また翌日、読み始める時、また、その透明な純愛の世界に入って行けることに胸が躍った。 これは、「天国への階段」を読んだ時と全く同じ気持ちだった。 主人公の男は、やくざでなくても、人生に疲れた中年サラリーマンでも何でもいいと思った。 僕は、やくざの世界の話には、全く興味が湧かなかった。 中年の人生を諦めていた男が、真実の愛に出逢って生きる喜びを初めて知る・・・ それだけで、僕にとっては十分すぎるくらいの素晴らしいテーマだった。 というより、僕にはその部分にしか興味がなかった(笑)。 この純愛が実って、二人で幸せな生活を送って行けるのかどうかということが、この本を読み始めた頃から、ずっと気になっていたが、残りのページ数がどんどん少なくなって行き、この設定を考えた時、結論は簡単に類推できた。 しかし、読んでいるうちに、それでもいいと、だんだん思って来たし、それしかないだろうと最後には思った。 二人の美しい純愛は、たとえ何があろうと、永遠に残り続ける。 愛は、一度、輝き始めると、決してその輝きを失うことはない。 二人の心の中で永遠に輝き続ける。 そのことに気が付いた。 愛は素晴らしい! この「終着駅」という本は、僕に改めてそのことを教えてくれた。 素晴らしい本だ! | ||||
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ずいぶん前に買ったものの帯に書かれたフレーズがださく感じられ、なかなか読むにはいたりませんでした。 24歳の年齢差、盲目、ヤクザなど設定もこそばゆいし、非現実的だし、でもハマりました。 青春時代に、貞操観念と熱情とを両立させなくてはならなかった世代なので、主人公の惑いにえらく共感してしまいました。 オッサンの純愛小説というのは奇妙かもしれませんが、個人的には次から次にその先を読みたくなる本でした。 | ||||
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悪くはないのだが、先の展開が読めてしまい盛り上がりに欠ける。 もう少し意外なラストを期待していた。 新堂冬樹の「忘れ雪」に似た感じがする。 | ||||
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純愛ならそのストーリーは愛と感動で終ることを期待するが、ヤクザとしての生き様を強引に重ねたようでしっくりこなかった。 人を愛するのに、過去を振り返ったり清算しようと旅に出るのは結構だが、それで将来の自分の人生を棒に振り、また人を悲しませるのは本末転倒だと思う。 | ||||
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終着駅というタイトルと中年のヤクザやさんが出てきた時点で既にラストは読めた感じだった。 使命感?から最後まで読んだがヤクザの世界をとってもスイートに書いていて『???』という感じ。 | ||||
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白川道の本はテイストが合うのでずっと読んでいるが、この「終着駅」はヤクザの親分が主人公の切ないラブストーリー。ある時、ヤクザの親分が自分と親子ほどの差がある盲目の女の子に出会い、死別した自分の恋人と瓜二つである彼女の純粋さに心を打たれてヤクザの世界から足を洗おうと決心する(こう書くとどうも陳腐になってしまうが、経緯はもっと複雑で美しい)。ラブストーリーとはいえ、白川道の本なので、そこはあくまでもハードボイルドなタッチである。帯にあのベストセラー「天国への階段」を超えたとあったが、それが嘘でないと思えるくらいに中年男の気持ちの描写が繊細で、つい主人公に感情移入してしまう。女性にこの手の小説がどのように映るのかは未知数だが、20代後半以上の男性にはお薦めである。 | ||||
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『天国への階段』を超えた そのキャッチフレーズに引かれて読みました。 天国への階段もそうだが白川道の書く本は何故ここまで悲しいのか。 恋人を失った過去を持ちそして父親を自殺に追い込んでしまったのではと心に傷を抱いたまま今はヤクザの組長をしている岡部。 そんな彼が盲目のかおると出会い、やがてかおるを密かに愛してしまう。 ここまで不器用なヤクザがいるのであろうか、やがて物語りは岡部の愛の終着駅へ。 読んでもらいたい作品です、そして涙してもらいたい作品です。 | ||||
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ずっと白川さんのファンで全作読んでますが、一番涙しました。ありふれた設定に、キザなセリフや行動だなぁと思うけれども、面白いと感じてしまうのは、白川さんの現実の人生感が表現されているからだと思います。次作が非常に待ち遠しいです。 | ||||
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流星たちの宴、海はかわいていたのころからずっとファン。前回の天国への階段は商業ベースに乗せられたのか、安易な展開だったので、今回の終着駅は期待していたのだが。確かにやくざの世界はよく書けていると思うが、なぜ2人が互いに惹かれあったのか、わからない。台詞も今時こんな話し方はしないだろうとおもうものばかり。故に結末も全く泣けなずすごく残念。 | ||||
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最近、小説の内容がガキっぽくって、とお嘆きの諸氏にぜひ。気恥ずかしくなるようなキザなセリフも満載で、いまどきいねえよ、こんないい女などと照れつつも、ラストシーンには号泣につぐ、号泣。ヤクザの純愛小説、というところか。久しぶりにこんなに泣けました。泣きたい小説好きは必読! | ||||
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