1Q84

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1Q84の評価:

3.66/5点 レビュー 983件。 D ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.66pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全716件 641〜660 33/36ページ
No.76
(4pt)

繰り返される同じテーマの小説

お話の主題は「世界の終わりと・・・」「海辺のカフカ」と同じです。同時進行する2つの物語、影を失くした少女、森といった部分も共通しています。いつもの村上ワールドなので読んでいる途中になんとなくお話の結末もみえてきてしまいました。なので初めて「世界の終わり・・・」を読んだときのような衝撃はもうありません。それに今回の主人公(天吾)は今回はあまり活躍(冒険)していません。「ハードボイルド・ワンダーランド」の「私」や「海辺のカフカ」のカフカ君、星野君、ナカタさんぐらい、どきどきワクワクする活躍をして、自分の世界を切り開いてほしかったです。村上さんの描く不思議な世界はいつも奇想天外の面白さがありましたが、今回は村上ワールドの枠の中に甘んじています。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.75
(5pt)

渾身の作品

長編全てと、短編の殆どを読んだことがありますが、今回はその集大成といえるような作品となってます。
以前から村上さんは、カラマーゾフのような多面的な視点を持った作品を残したいと、いろいろな所で書いていましたが、その到達点にあるといえるのではないでしょうか?
二人の主人公の視点を軸に、様々な要素が絡まり合い、その二人の接点で内容がピークに達し、最後はある意味見事に完結していく。
おそらく、村上さん自身もかなり自信を持っている作品かとおもいます。
これだけ売れると、賛否両論は激しくなるでしょうが、それを見こして作中の「空気さなぎ」に関する話でさらりと皮肉ってるところが、さすがかなと、、。
これまでの作品と異なっていると感じた点は、実在している組織やコミュニティを想像させる人々を作品に登場させている事です。
あーあの団体ねと、読んでいる人は思うでしょう。
これは、かなり意欲的で、かつ危険な挑戦かもしれません。
特に、宗教に関する事は、かなりの反発を生むでしょう。(アマゾンのレビューにもそれが反映されてる?)
彼程の作家であれば、個人的な影響はないのかもしれませんが、、。
ともかく、この作品は、渾身の一作品です。
先ずは読んでみてください!
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.74
(5pt)

「喪失と生命」の21世紀の物語

多くの人に読んで欲しいと思った。挑戦的な物語の構成とその言葉を肌寒く感じる部分もあるけれど、それも含めて私たちの生きている時代の喪失(悲しみ)と生命(希望)の手応えが感じられる文学だ。「文学は問題を提起する」という作品中の言葉とおり村上春樹は私たちの時代の問題を提起し、そして「読者それぞれにその後の物語(Book3)を作ってほしい」という力強いメッセージで本作品を締め括ったと思う。素敵だ。
1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.73
(5pt)

村上ワールド

凄い 凄い 凄い!! 
 この本は凄い!
 どっぷりストーリーに浸かって、やっと現実に戻ったような感覚です。
 独特の世界観・文体は昔と変わらず顕在で、この本を買って良かった! と迷わず言えます。
 
1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.72
(5pt)

最近の村上作品の中では一番かも。

BOOK2ではBOOK1でみられたようなぐいぐいひきつけられる吸引力、文章の躍動感のようなものはなくなっています。しかし青豆と天吾、ふかえりのつながりが解き明かされ結末に向かっていく後半部は緊密で圧倒的です。
新聞の書評で「根源的な悪」を描いた小説とありましたがどうなんでしょう。
村上氏がこの長い小説で最も伝えようとしていること、それは幼少期の記憶の大切さであり、他者と深くコミュニケイトすることの困難さ、大切さであると思います。
そういう点で村上氏はその最初期から最もスタイルを変えない作家であり、それが全世界で広く読まれている理由なのではないでしょうか。
この小説が広く読まれて、渇いた希薄な時代に一石を投じてくれることを願います。
1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.71
(4pt)

逆効果

所々 太字フォントが出てきます。ページをめくるとどうしてもそこに目が行って途中の文章を読まずにそこを読んでしまうかもしれません。そんな読み方したら面白いわけないですよね?ページをめくって濃く見える行が視界に入ったら目で追う前に左手で覆い隠したほうが良いですよ。
1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.70
(5pt)

絶対的なフィクションではあるがが、とてもリアリティーがあります。

 BOOK2まで読み終え、本作品「1Q84」は著者がおよそ10年前「アンダーグラウンド」、「約束された場所で―underground 2」、「村上春樹、河合隼雄に会いにいく」などの作品でオウム真理教元信者、サリン事件被害者、河合隼雄氏から話を聞きまとめた作品群の集大成にもあたるのではないかという気がした。
 主人公の一人である青豆、そして天吾と共に「空気さなぎ」共にまとめた深田絵里子(ふかえり)は共にカルト教団に幼い頃属していた。2人はそれぞれの理由でカルト教団と決別することになるが、その影は教団を去った後でも人生につきまとう。本作では通常の世界、そして異常な世界との交差点をカルト教団の存在、元信者の生い立ちなどを詳細に書くことでまとめあげているように思う。村上氏がオウム事件に興味をもち、直接取材をしたことが、本作の凄味になっているのではないか。
 正常と異常が激しく作品の中で交わり合い、30代の若い天吾と青豆は何とかその闇を潜り抜け、出来ることなら正常な世界にとどまっていたいと願う。絶対的なフィクションではあるがが、とてもリアリティーがありました。
 本作は、BOOK2までで完結したといえばそうかも知れないが、個人的には青豆のこの後のストーリーを読みたいと思います。ラスト死んでしまったのであれば青豆はとても可哀想ではないか。
1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.69
(4pt)

「特別な空気」の中に連れて行ってくれる

2巻とも読み終えました。
多分、今まででの読書経験の中で
一番熱心に 一語、一語噛み締めるように読みました。
1Q84 はやはり好きな作品です。
「面白いか」と言われれば、それはまた別の作家の人のほうが得意かも知れません。
ハリウッド映画のようにハラハラさせるシーンや、衝撃的なラストを望むならです。
村上春樹の書く 世界は そこに取り巻く 特別な空気 のようなものかもしれません。
きっとそれは 彼の 文章の表現力の凄さが私たちをどっかに運んでくれてるのか、
もしくは 村上春樹の少年のような純粋な感覚が・・・
 私たちの心のどっかに 刺さるのかもしれません。
私は 村上春樹の 本を読む時いつも思う事があります。
ストーリーを読んでいくうちに 勝手に 結末を推測したり 裏を読んでしまう時がある。
そんな時いつも 自分がすごく 嫌になります。
彼の 書く 世界は 万人を喜ばす為の話じゃなく 売れる為の物語ではなく
 もっと もっと
純粋で 私が読む前から 
 ずっと ずっと前から そこにあったような  特別な場所に ある気がします。
だから それを 否定しようとすると 凄く 自分が 醜いように感じてしまうのです。
1Q84 は ファンタジー でも ミステリー でも SF でもないです。
あえて言うなら 村上春樹 の世界としか言えません。
それは 特別な 空気 なんです。
だから、いつも 内容を すぐ 忘れてしまう・・・ 
その空気は どの作品にも しっかり出てます。
個人的には ノルウェイの森が 一番好きなのですが。
だから もしこれから 1Q84 を読む人がいたら
変な 勘ぐりをせず もっと純粋に その空気を感じてください。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.68
(4pt)

このままでは終わらない?

登場人物像、ストーリー共に村上春樹ファンにとってはなじみのものです。
過去の作品とおなじく読者を読ませ、この2冊では終わりではないと思わせる作風もなんともいえません。
この発行部数からすると過去に村上春樹の作品をよんだことがある人で、本作をよんでいない人はいないのでは。
もしまだ読んでいない方がいらっしゃれば、ぜひ読んでみてください。
特に、羊とハードボイルドワンダーランドが好きな方にはおすすめです。
内容は摩訶不思議なラブストーリーというのが私の印象です(なぜが下巻を読んでいて涙がでてきました)。
今回2回読んで気になっているのが、天吾の本当の父=エリの父=天吾とエリは兄弟?ってのが
次回作でどのようになっていくかに私の気持ちは向かってます。
とくかく、これだけで終わらずにまた次回作を待たされる感じです、やれやれ。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.67
(5pt)

そろそろノーベル賞がとれるのでは?

著者の作品は全て同時代に読んできました。
自分も著者も年をとりましたが、60歳にして固まらず、これだけ感受性のの若さを保てるというのは、やはり特別な人だと感じます。
そろそろ年齢的にも、文学の成熟度からいっても、ドカンと大きな賞をもらいそうな気がするし、それに値する作品だと思います。
この作品は、「羊をめぐる冒険」から「ダンスダンスダンス」で表現した世界を、渾身の力を込めて書き直したものではないでしょうか。確かご自分でも、ダンスダンスダンスは粗削りだけれどもそこを好きな読者が多いと書いていたような。
頭に星のある羊がリトル・ピープルに、
僕の職業の翻訳が数学に、機能的雪かきが予備校での授業に。
ただ今回は、主人公の心の核(世界の終りでいうブラックボックス内の世界)が前作では「いるかホテル」という場所であったのに対し、今回は青豆さん(眼鏡をかけたホテルの女の子と同じく変わった名前)という人間であることに変化を感じました。
この何十年で出した著者の観点が変化し、人生を自己完結した虚無的なものではなく、愛が存在すると信じようとしている。今回これにはちょっとびっくりしました。
色々なことがあって著者の人生は信じるに値するものに変化していて、ちょっとうらやましく感じました。
虚無的なままの方が読者の共感は得られるのだと思いますが、それを先に越えていった著者に愛が見えるなら、人生はひょっとするとなかなか悪くないのかも知れないなと。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.66
(5pt)

すごすぎる結末

最初のうちは今までの村上作品の焼き直しかとがっかり気味で読み進んでいったのだが後半から世界は急変し、最後はあまりの結末に息苦しくなるほど続編がでると思われている方もいるようですが村上作品の中でもいちにを争う完結度ではないでしょうか読み終えてからもずっと結末の余韻が抜けませんしばらくして落ち着いたらもう一度ゆっくり読み直したいものです
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.65
(5pt)

現代文学の最高峰

(取扱い注意)
・本作品は文学作品であり、ライトノベルや携帯小説ではありません。
 サスペンス仕立てで一般にも分かりやすいですが、テキストを読み解くには
 それなりの読解力が要求されます。
・他の村上春樹小説と同様にかなりくせがあります。特に性描写が濃密なため
 そうした表現が苦手な方は避けた方がよろしいでしょう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
村上春樹の小説は今まで全部読んできました。
特に好きなのはノルウェーの森と世界の終わりなどです。
今回の1Q84は感動という点では、それら2つには及びませんが、
テキストの完成度は今までで一番だと思います。
2つの主人公のストーリーに伏線が複雑に交差し、ひとつひとつのパーツが
全体像を構築してあり、また、2,3ページにひとつくらいの割合で、
はっと考えさせられる文が散りばめられてあり、
それがとても平易な言葉で綴られていて、まさに小説のお手本という感じです。
もちろん小説だから好き嫌いはありますが、少なくとも絶対的な完成度という点では
この小説は現代文学の最高峰に位置すると思います。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.64
(4pt)

村上春樹的幕の内弁当

よくも悪くもこれまでの村上作品の「おいしかったおかず」を詰め合わせた作品のように感じました。パラレルワールドは「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」だし、純愛要素は「ノルウェーの森」だし、カルト宗教は「アンダーグラウンド」だし。それを評して「新しい文化的挑戦」がないという人もいますが、僕はこの幕の内弁当はとてもおいしく食べさせてもらいました。どなたかのレビューにもありましたが「村上作品なら安心だ」と手にとる多くの人たちに幕の内的な安心感を与えられると思います。何の物語かわからない作品を手にとらせる芸当ができる作家が果たして日本にいや世界に何人いるでしょう?このレベルまで文学的高みに立ち得た村上春樹氏に対し、敬意を持たずにはいられません。村上作品らしい華麗なるレトリックも健在です。ただ、レトリックのスパイスが多少強すぎるきらいが今作にはあったように思います。一ページに何個もの”華麗なる”レトリックのスパイスはややトゥーマッチで、”スパイス過多のインドカレー”みたいに少々もたれます。
(ここからはネタバレになるので未読の方は飛ばしてください)
BOOK2で終わっている以上作品の続きは存在していくんでしょう。1Q84の世界から脱出した青豆に対し、天吾はまだ存在しているし、小松、安田恭子の不在の理由も明示されていませんし、ふかえりのこれからも、戎野教授も姿を消したままです。「物語に拳銃が出てきたら発射されなければならない」なら、この残された謎も発射されるべき銃弾だと思うのですが。
 僕のあくまで個人的悲観的予想なんですが、今作とそれに続くBOOK3、4で村上春樹氏は長編の最後の作品にしようと考えてるのではないでしょうか?この物語のフラグメントが、今までの村上作品の集大成から構成されているような感じと、これまで以上の村上レトリックの多用から、なんだかそんな気がしてならないのです。 
1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.63
(5pt)

1つのQuestion,無限大のAnswer

久しぶりに楽しい読書を味わいました。
天吾と青豆の物語はあれで完結しているのだと思います。
天吾は最後に青豆に出会うことができた。
ふかえりと一緒にいる理由はもうない。
青豆は1Q84の世界の出口が閉じられていることを自ら確認することで、
自ら決めた人生の帰結を果たそうとしている。
(「引き金にあてた指に力を入れた」だけで、まだ果たされてはいないが)
BOOK3以降が出るのであれば、主人公は変わるのかなと思います。
ふかえりというキャラクターが非常に魅力的で印象に残りました。
ふかえりが話す言葉はすべてひらがな、カタカナで現されており、
純粋で無邪気な幼児性を感じさせます。
海外向けに翻訳した場合、ここまで味わい深くならないのでは。
乳房に関する描写が目に付きました。母性への暗喩でしょうか。
(天吾の母親の幻影、ふかえりの形のよい胸、青豆の左右の形が違う胸)
エルサレム賞スピーチを基に解釈すれば、リトルピープルはシステム、
反リトルピープルは個々の存在ってことでしょうか。
何故ふかえりがリトルピープルを導き入れたのか?
それは「さきがけ」というシステムに対抗するためなのではないでしょうか。
力には力を。システムにはシステムを。
システムとは個々と相対する圧倒的な存在であると共に、個々を内包する存在でもあるのです。
エルサレム賞スピーチを批判する海外の人々にはその辺が理解されていないのではないかと思います。
システムvs個々とは単純な対立構図ではなく複雑なものです。
まるで無数に絡まった電線のように。
そのほかに無数の暗喩が散りばめられており、読み終えた現在、
色々妄想して楽しんでいる所です。
あと、この本の背表紙を眺めてて気づいたのですが、
「1Q84」の「8」は横にすると「∞」になります。
「4」は「A」にも見えます。
つまり、「1」「Q」「∞」「A」
1つのQuestion、∞のAnswerと解釈できます。
1つの物語(Q)に対して解釈(A)は無限大だ、
という村上氏のシークレットメッセージかな・・
なんて考えすぎでしょうか。。
1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.62
(4pt)

気をつけるべきこと

文章を書くとき、"気をつけること"は何だろう。
話をするとき、"気をつけること"は何だろう。
ひとつに「タイミング」と「実行すること」だと思う。
詳しくは書かないが。
主人公はちょうど僕の年と近い。限りなく近い。
その主人公"たち"は、【あること】を実行しなかった。20年にも渡り。
僕は、20年という月日を回顧したことがあるだろうか。いや、ない。
20年前から胸の内に秘めていた部分、それに気づいているのに気づいていないように過ごし、
でも、20年間ずっと実行してこなかった【あること】。
それが結果的に良かったのか、良くはなかったのかは、未だにわからない。
「もし…だったら」の世界だ。タラレバの世界だ。     ^^^^^^^
この小説を読む事を実行したのも、読む「タイミング」があったからだ。
血液中のヘモグロビンが酸素をからだ中へ送り込むように、
タイミングという脳の中で生み出さられる時間と時間の織り成しが、
次の時間と時間の織り成しを産み出す。
この「1Q84」は、上下巻というタイトル付けではない。
(1)(2)とタイトル付けされている。
そして、(1)は4月から6月、(2)は7月から9月を表現している。
アマゾンのレビューは呼んでいないが、
きっとこの小説を読んでいる人は、続編がある、と思っている。
僕は以下のケースがあるように思う。
 ・case1:(3)(4)巻がある ⇒物語のゴールを想像するに、(1)(2)だと6割くらいの内容だから
 ・case2:(3)巻がある  ⇒(4)巻が「1Q85」になってしまうから。
さて、どうなるだろうか。。。
1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.61
(5pt)

幸福

文章・構成・テーマ。どの要素をとっても、これほどレベル高く、緻密な小説を作り上げることができる作家は、現代の日本の文学界では、村上春樹をおいて他にあるまい。
私は彼の小説を、翻訳なしの原語(日本語)で読めること、つまり日本人として生まれたことを、至上の幸せに感じる。
ベストセラー書・話題書の常として、風当たりも強く、ここAmazonでも辛辣な評価が散見されるようだ。
が、それでも私は、この小説を現代日本文学を代表する作品として、多くの人に強く推したい。
1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.60
(5pt)

次作が待ち遠しい

村上春樹と同時代に生きて、新作を読めるということだけで幸せだと思う。
そして、私たちには、世界中の読者に先駆けて読めるという特権もある。
天吾の電話中に、ふかえりが綿棒で耳掃除をしているシーンが可愛かった。
村上さんは昨年お父様を亡くされたそうですが、天吾の父との会話はたいへん印象的でした。
1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.59
(5pt)

ブランド品

内容を知らないのにここまで売れてしかもマイナス批評してるのって、まさにこの作品の題名どおりですね。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.58
(5pt)

先入観なしに読んで欲しいです

2巻とも読みました。
村上さんの本はほとんど読んでいますが、今回の発売直後からのお祭り騒ぎに、正直なところ戸惑いを感じました。
私は、自分の価値観で読みたいと思って、読み終わるまでは、あえてレビューや感想を読まないようにして、読み通しました。
賛否両論わかれていますが、私は5つ星評価です。
今までの長編小説に比べて、ぐっと現代社会が反映されています。
想像力豊かな世界を期待するなら他の作品を読むことをオススメします。
現実とフィクションが入り組んで、その場にいるような臨場感を私は感じました。
読み終えて、はじめからまた読んでいます。
気になるから読んでみよう・・程度の興味で読むのだったら、近いうちにマーケットプレイスで安価で売る人も出てくるのでは??と思います。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.57
(5pt)

BOOK12まででも

この物語では、物語の中で登場人物たちが新たな物語を作り、新たな物語を作った登場人物たち自らも、自分たちの作り出した新たな物語の中を生きることになる。
私たちが現実に生まれて成長し生きていくときにも、きっと同じことは起きている。ただし、新しい物語がそれまでにあった物語とほとんど変わりない人もいれば、それまでにない斬新な物語を生み出す人もいる。そして、新しい物語を一緒に生み出してくれる自分以外の人と共に生きていける幸せな人もいれば、不幸にしていない人もいる。
この物語を読んで、そんなことを考えた。
物語では、神的な存在と、それに対抗する人間のエピソードが語られる。しかし、物語は始まったばかりだ。作中に出てくる「平家物語」のように、この物語は叙事詩的な文芸作品なのだろう。
この後、物語はどのように展開するのか、登場人物たちの願い、愛は成就するのだろうか。BOOK6まででもBOOK12まででも、延々この物語を読んでいたい。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222