アフターダーク

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評判

アフターダークの評価:

3.48/5点 レビュー 468件。 C ランク

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平均点3.48pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全287件 141〜160 8/15ページ
No.147
(5pt)

衰えない静けさ

 一夜の人間模様を描いた村上春樹の新作長編。 静かでいて、静謐な文体は健在であり、登場人物達の造詣もこい。 そして、新たな視点を入れ、さらに奥深い面もある。 視点の解釈は人それぞれだ。
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.146
(5pt)

語られないものに息吹を与える精緻な言語選択!

・普段何気ない人間の仕草,空気感,風景や心理描写が秀逸だった。語られないモノたちが村上さんに文字で表現されることによって秩序を与えられ現実世界に姿を現す・・・そういった印象を受けました
・現代の東京の若者を主人公にしつつ,あいかわらず十八番のjazzが隠し味として巧みに挟まれており、フィクションでありながらノンフィクションのようなモチーフが感じられます.
・物語は曖昧のまま終結を迎えます.いわば読者が自由に解釈できる空間を用意してくれていますので,「その後」に関して自由に解釈できるでしょう。
そっと胸にしまっておきたいような大切な一冊となりました,ということです.
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.145
(4pt)

「ふむ・・・」というカンジ

村上春樹さんの著作を読んだのはこれで3作目。最初に『海辺のカフカ』を読んで、物語の吸引力にはまりました。その後に読んだ著作も中々でした(^〇^)/だから、今回も期待しながら読んだのですが、結果は微妙・・・・いまいち話の真意がつかめませんでした。ある都会の一夜が明けるまでの話。都会の中でうごめく私達の生とは、死とは?普段の生活からは気づくことのない人の心の中を夜を通して描いているのだと、勝手に解釈した。だから、面白いのかといわれると、そうだともそうでもないとも言えない。一つ言えることは、決定的な言い方はしていない。要するに、話の頂点がなく平坦なのだ。一定のリズムで話が進むので、読後の感触は静かだ。静かさを望む方には、よい一冊だろうと思う。
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.144
(5pt)

うっ やばい

なぜかというと。これまでの村上ワールドを期待して読んでしまった読者は???の世界なのであります。では、私の考えはと云いますと、ノルウェーの森を最初に読んだ時に感じたものを思い出していたという事です。それまでの著者の作風を裏切るような感のあるこのお話に着いていけなかった。けど何回も読み進むうちにこれはなくてはならないという確信を抱いた。アフターダークは怠けもの読者の横っ面をひっぱたくだろう。わかる、わからないは別問題。村上はここにも存在しているではないか?
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.143
(4pt)

村上春樹としては、標準的な作品

 村上春樹としては、標準的な作品じゃないですか?  なんか、無理に今風に背伸びしてるのかよって、感もありますけど、やっぱり、村上さんの文章はいいですよね。
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.142
(4pt)

さすが!!

うまいなぁ、の一言です。私たちの世界とは違うところに存在する何かによって語られ話が進みます。その不思議で捕らえがたいものの不気味さが、場面をリアルに想像できるストーリーと合っています。いるかわからないけど、いるだろう何かの存在と、それに気付かずそれぞれを生きる登場人物達のつくるながれにすっかり引き込まれてしまいました。
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.141
(5pt)

ソフトウェアとしてのアフターダーク

アフターダークについては否定的な意見が多いようですが、私は割りと肯定的な立場でいます。海辺のカフカに続いて出されたのも私には良かった。ただアフターダークを読み進むごとに苦しくなったことを覚えています。割愛しますが、それは私の個人的な経験が絡んでいるのかもしれません。だから、あの小説は簡単に言ってしまうと読み手次第なのではないのでしょうか。村上春樹氏はあくまでソフトを作って、それを読むということで利用するのは読者の勝手です。とにかく私にとっては素晴らしい一冊です。一読者として満足できたから、私にとっては素晴らしい小説なのです。シンプルにそれだけ。
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.140
(5pt)

Get rid of bias, and feel metaphor!

この作品において注目する点は二つ。第一にバイアスを取り除いて捉える目。これはあくまでもメタファーをクリアに使うための前提である。いわゆる神の目。第二にメタファーが境界を越えて、複合的な世界を作り、経験するための道具になっているということ。この物語は「ユリシーズ」に似て、一夜というかなり短い時間幅で進行している。しかしこの一夜の世界はメタファーによって高次元の他の世界をも説明できるだけでなく、様々な世界との複雑な関わりをも説明できる。彼はメタファーを異次元への乗り物として考えているのではないか。
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.139
(4pt)

まるで映画をみているようでした。

村上春樹さんの作品を読むだびに難解な表現や、象徴的な言葉が出てくるのが常で時々「う~む」と考えさせられることもありましたが、この作品は意外といってはなんですが、音楽を聴くように滞りなく流れていく作品でした。読みながら、主人公のマリを宮崎あおい、その姉エリを楠城華子、そして高橋をオダギリジョーとして映像化して読み進めていました。まるで映画を見ているようで仕事帰りの読書時間が楽しかったです。
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.138
(4pt)

人それぞれの人生がある事実を確認できる。

私は電車に乗るたびに、様々な人を観察して、1人ひとりの乗客にはそれぞれの人生があり、それぞれの家族や友人があり、そして、様々な人生を生きているのだという不思議な感覚に襲われることがあります。アフターダークを読み終わった時、世の中にはやはりいろんな人がいて、いろんなところで交わったり、離れたりして生きているんだといううまく説明がつかない確信を得ることができたような気分になりました。春樹さんはいつものように、こちらの世界とあちらの世界で私を楽しませてくれましたが、今回の作品はこれまでの典型を少しはみ出した感があり、その点が嬉しくもあり、困惑した原因でもあるという、これまた曖昧な後味を残して下さいました。いずれにせよ、春樹さんの「二つの世界」が好きな私にとっては楽しめた作品であったことは言うまでありません。もう一度読むと、また違った印象を受けるはずなので、2度目も存分に楽しみたいと思います。
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.137
(4pt)

なにごともなかったかのように

一つのシステムの全体とは、複数の細部の連なりである。この単純な命題を、小説において、あるいは、小説として示すのは案外難しい。本作は精緻な文体で細部を描くことによって、都市という一つのシステムの全体のありようを巧妙に暗示することに成功した佳作であると言えよう。
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.136
(4pt)

都会の夜

今まで読んできた村上作品は、どれも動きが激しくかなりあっちへ行ったりこっちへ行ったりするものがほとんどだった。本書は都会のある場所での話し。決まった場所しか出てこない。ファミレス、オフィスの一室、ラブホテル、ビルの地下室、ある家の居間、深夜の公園。この範囲での動きしかない。午前0時ごろから始まり午前7時ごろで終わるまで、ある視点から人々を観察する。映画のシナリオのように書かれた文章は、カメラがあっちへこっちへ動くとともに私たちを違うシーンに連れて行ってくれるかのようだ。 【私たちは店内をひととおり見まわしたあとで、窓際の席に座った一  人の女の子に目をとめる。どうして彼女なのだろう?P5,l11~】  【私たちはひとつの視点となって、彼女の姿を見ている。あるいは窃  視しているというべきかも知れない。始点は宙に浮かんだカメラと  なって、部屋の中を自在に移動することができる。P35、l4~】というように、ある視点から見ているので、読み手である私たちは感情移入するというよりは、ある視点と同じように介入せずに観察するように読む。刺激が少なく、ぼんやりとした濃いような薄いような都会の真夜中。刺激のない話しではないんだけれど、あまりリアルではなく、深夜の都会の話なのに生々しさがない。ある意味、なんでもない話なんだけれども、出てくる登場人物はみんな意味深で、すべてを見せずに話は終わる。謎は謎のまま。とても好きな一冊だった。
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.135
(4pt)

マトリックスのような・・・

私は村上春樹の作品が非常に好きで、高校時代から読み続けているのだが、今回のこのアフターダークという作品は少し違った雰囲気を感じた。今までの彼の書き方はやや抽象的な面も多かったのだが、これは風景描写が非常にこと細かく書かれている。そしてもうひとつ新たな特徴として時刻の表示であろう。映画『マトリックス』と『24』の両方の特徴を少しずつかいつまんでいるような感じとも取れた。話の内容としては、ねじまき鳥クロニクルのような暴力的な部分がほんのわずかに出てくるぐらいで、全体的には爽やかで、読み終えたときには前向きな気分になれた。いきなり「ねじまき鳥クロニクル」や「ハードボイルドワンダーランド」などの長編は読みにくいという人には、村上春樹の入門編として読みやすいと思う。
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.134
(5pt)

文学界4月号は要チェック!

村上春樹さんの約20ページのロングインタビューが文学界4月号に載っています。アフターダークに関する話が多いです。この本を気に入った方は必読でしょう。
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.133
(4pt)

謎は謎のままで

良くも悪くも、これまでの村上春樹さんの作品とはちょっと違う印象を持ちました。文体によるのでしょうが、これまでの作品が一人称によって描かれ、そのため読者もその物語を直に体験しているように感じられるのに対し、この作品では物語に間を置いて眺めている様に感じられました。しかし物語そのものの質は高く、間を置いて眺めているにもかかわらず、その物語に強くひきこまれているような、不思議な感覚でした。この作品では多くの出来事が謎に包まれています。これは何なんだ? 象徴なのか? 現実なのか? そういう不思議な出来事が、結局解明されないままに物語は幕をひきます。でもそれで良いのだと思わせる説得力があります。色々なことが不思議だったし、何も解決していないけれど、でも希望はあるし人生は続いていくのだ、と思いました。個人的には、春樹さんの小説の中ではかなり好き、という方ではなかったのですが、それでも余韻が随分長いこと自分の中にとどまっていたような気がします。
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.132
(4pt)

近くに来た村上春樹

風の歌を聴けから読んでいますが、何度も読み返しているのは世界の終わりとハードボイルドワンダーランド。今回のAFは自分のすぐ隣・自身の中に起きている/起きることだと思え、ずいぶんと私自身に近づいてきたなと思いました。反面、遠くで起きている出来事に憧れて読む私も居るので、今回それは遠ざけられた気がします。いずれにせよ、もう一度読み返すと思います。もう少し暑くなったらですが。 乱文申し訳ありません。
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.131
(5pt)

闇のあとには光がくるさ

 本作の最大の特徴は文章内に読者の視点を作り出したことではないだろうか?人を通して語られるのではなく、事実のみを述べる。まるで本を読みながら映画を見ているような感覚が得られた。とはいえ今までのスタイルが失われてしまったわけではない。登場人物たちの会話は面白いし、静かな描写も好きだ。マリが姉のエリのベッドにもぐりこみ眠るシーンは「救い」を感じた 主人公が固定されるわけではなく、さまざまな視点から描かれた点も、今までになかった特徴だろう。 村上春樹はこれからどのような作品を生み出していくのだろうか?
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.130
(4pt)

上下巻ぐらいの厚さがあったならば・・・

「私たち」という視点としてのみの存在を軸に据え、無関係だった人たちが、ある夜にバーで出会い、それぞれの人物たちの夜明けまでを、完結した文章で、描かれた作品。文体は、今までと似通っているようで、少し違う気がする。文体がより完結的になり、曖昧さを許さない、論理的かつ濃密な文章の連続。もちろん、会話ではある程度の曖昧さはあるが。アフターダーク、と名付けられた本書には、一貫したテーマがあるのかもしれない。しかし、それを読み取るのはできませんでした。あくまで私の考えとして推測するのならば、混沌に満ちた社会で生きる精神体の危うさ、希望を描かれた作品ではないかと思う。私は村上春樹さんの小説をそれほどたくさん読んだことがないので、氏の新境地だとかそういうことはわかりませんので省いて、結論としては、消化不良が残った作品でした。村上春樹さんを読み始めようと思っている方には、本書から読み始めることをお勧めしません。
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.129
(4pt)

闇、というもの

~~この本を読み終わってから1ヶ月後、ファミレスで夜を明かすことになった。何より怖かったのは、ファミレスを目指して夜道を歩いているとき。偶然携帯を持っていなかった。誰もいないのはわかっているのに、だからこそ誰かが現れることを恐れた。自分が誰にも守られていないことをはっきり意識した。情けないくらい怖かった。「人にはそれ~~ぞれの戦場がある」「思い出を燃料に生きている」「楽器を演奏するのは空を飛ぶことの次に楽しい」こんな立派な台詞には出会えなかったけど、その十数分、わたしも闇をくぐり抜けたのだと思う。切実な小説だ。~~
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366
No.128
(4pt)

学生時代に

ハメをはずして終電に乗り遅れ、朝まで時間を潰していたころを思い出します。繁華街って終電がなくなると雰囲気変わりますよね。この本の、そういう特殊な空間の描写が好きです。ストーリーは確かにパッとしないけど、だからこそ情景描写が際立って見えてきます。
アフターダーク Amazon書評・レビュー: アフターダークより
4062125366