欲望

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評判

欲望の評価:

4.05/5点 レビュー 38件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.05pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全54件 21〜40 2/3ページ
No.34
(5pt)

傑作

賞を獲りすぎている作家の代表作だけあって、素晴らしい読後感でした。禁断の恋愛や心理サスペンスを書かすならこの人の右に出るモノはいないと思ってましたが、純文学でもこれだけのものが書けるとは!純文学!?思う人もいるかもしれないが、これこそ私の純文学。
欲望 Amazon書評・レビュー: 欲望より
4104098027
No.33
(5pt)

傑作

賞を獲りすぎている作家の代表作だけあって、素晴らしい読後感でした。禁断の恋愛や心理サスペンスを書かすならこの人の右に出るモノはいないと思ってましたが、純文学でもこれだけのものが書けるとは!純文学!?思う人もいるかもしれないが、これこそ私の純文学。
欲望 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 欲望 (新潮文庫)より
410144014X
No.32
(5pt)

悲劇の連鎖

巡り合いの不可思議さや登場人物たち心の交差がダイナミックに描かれている。物語の核心に近づくにつれ本書のタイトルの本質に徐々に触れた時、最後まで読まずにはいられない圧倒的な迫力に心奪われてしまう。
欲望 Amazon書評・レビュー: 欲望より
4104098027
No.31
(5pt)

悲劇の連鎖

巡り合いの不可思議さや登場人物たち心の交差がダイナミックに描かれている。物語の核心に近づくにつれ本書のタイトルの本質に徐々に触れた時、最後まで読まずにはいられない圧倒的な迫力に心奪われてしまう。
欲望 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 欲望 (新潮文庫)より
410144014X
No.30
(4pt)

熱い本

淡々としているようでとても強い愛が交差した熱い本だと思った。
みんなが口々に絶賛する美しい男性というのが具体的に想像できなくて非現実的だったけど。
欲望 Amazon書評・レビュー: 欲望より
4104098027
No.29
(4pt)

熱い本

淡々としているようでとても強い愛が交差した熱い本だと思った。
みんなが口々に絶賛する美しい男性というのが具体的に想像できなくて非現実的だったけど。
欲望 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 欲望 (新潮文庫)より
410144014X
No.28
(5pt)

非常に感銘を持てる、映画が楽しみ

肉体的に付き合う能勢との官能の性、精神だけでエクスタシーを
感じる不能の正巳とのそれぞれの逢瀬。三島由紀夫のはなしがやた
らでてきて、早速、「仮面の告白」を読むことにしたし、三島邸な
るもの実際に見に行きたい衝動に駆られた。アポロンの像について
は、スペイン旅行でお土産として購入し、のちに自宅の象徴として
飾られたものであることを渋沢龍彦が描いている。防衛庁市川駐屯
地バルコニー大演説そして、割腹、介錯などナントモ不思議な魅力
のある作家だった。こんな三島を小池は見事にこのアイテムを利用
した。
 代表作「無伴奏」を彷彿させる上出来の作品。もう、小池真理子
の大ファンになってしまった。女性の描写は、服装や装飾、流行、
髪型、体形などの全ての描写が勉強になる。……
※映画になるので、星満点!
欲望 Amazon書評・レビュー: 欲望より
4104098027
No.27
(5pt)

非常に感銘を持てる、映画が楽しみ

肉体的に付き合う能勢との官能の性、精神だけでエクスタシーを
感じる不能の正巳とのそれぞれの逢瀬。三島由紀夫のはなしがやた
らでてきて、早速、「仮面の告白」を読むことにしたし、三島邸な
るもの実際に見に行きたい衝動に駆られた。アポロンの像について
は、スペイン旅行でお土産として購入し、のちに自宅の象徴として
飾られたものであることを渋沢龍彦が描いている。防衛庁市川駐屯
地バルコニー大演説そして、割腹、介錯などナントモ不思議な魅力
のある作家だった。こんな三島を小池は見事にこのアイテムを利用
した。
 代表作「無伴奏」を彷彿させる上出来の作品。もう、小池真理子
の大ファンになってしまった。女性の描写は、服装や装飾、流行、
髪型、体形などの全ての描写が勉強になる。……
※映画になるので、星満点!
欲望 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 欲望 (新潮文庫)より
410144014X
No.26
(4pt)

三島由紀夫へのオマージュ

物語は、主人公(類子)の語りと言う形で進行してゆきます。電車に乗っている現在から1ヶ月前、そして中学時代まで話は遡り、現在まで戻ってきます。
物語の中心は、類子の好きな正巳が事故で性的不能者であることにより、彼女の「欲望」が「精神的」なものと「肉体的」なものに二分されることにあります。一方の正巳も「肉体的」な「欲望」の解決する道がないために、頭の中の「肉体的欲望」を究極まで突き詰めています。この「精神的欲望」と「肉体的欲望」の分離が出来ている類子と出来ていない正巳の関係が悲劇を生みます。
この本の特徴は、「天人五衰」を思わせるラストに代表されるように、「春の雪」「仮面の告白」「金閣寺」等への言及もあり、物語の中でも三島由紀夫の自宅そっくりの屋敷を作ったりといった風で、明らかに三島由紀夫へのオマージュがあります。それは、筆者自身が、三島由紀夫が目指した「小説」の世界を引き継ごうと言う意思の表れかもしれません。
この本は、結構長い本なのですが、ストリー・テラーの筆者らしく、一気に読ませる本になっています。
欲望 Amazon書評・レビュー: 欲望より
4104098027
No.25
(4pt)

三島由紀夫へのオマージュ

物語は、主人公(類子)の語りと言う形で進行してゆきます。電車に乗っている現在から1ヶ月前、そして中学時代まで話は遡り、現在まで戻ってきます。
物語の中心は、類子の好きな正巳が事故で性的不能者であることにより、彼女の「欲望」が「精神的」なものと「肉体的」なものに二分されることにあります。一方の正巳も「肉体的」な「欲望」の解決する道がないために、頭の中の「肉体的欲望」を究極まで突き詰めています。この「精神的欲望」と「肉体的欲望」の分離が出来ている類子と出来ていない正巳の関係が悲劇を生みます。
この本の特徴は、「天人五衰」を思わせるラストに代表されるように、「春の雪」「仮面の告白」「金閣寺」等への言及もあり、物語の中でも三島由紀夫の自宅そっくりの屋敷を作ったりといった風で、明らかに三島由紀夫へのオマージュがあります。それは、筆者自身が、三島由紀夫が目指した「小説」の世界を引き継ごうと言う意思の表れかもしれません。
この本は、結構長い本なのですが、ストリー・テラーの筆者らしく、一気に読ませる本になっています。
欲望 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 欲望 (新潮文庫)より
410144014X
No.24
(4pt)

三島的モチーフを基盤にした、三角関係の顛末

三島由紀夫をモチーフにした作品。エロスとアガペーを追求した作品のようにも見える。阿佐緒は肉体的エロスの中に愛を求め、袴田は肉体的エロスを拒絶し、精神の中に美を求める。類子は、肉体的エロスへの欲求を能勢との情事の中に解消するが、正巳の中にアガペーを求める。正巳は、阿佐緒に肉体的エロスを求めるが、不能であるがゆえに充足できず、類子との一時的関係にアガペーを見出そうとするが、結局自らの不完全性を超克できずわが身を滅ぼす。要するに、全員が何らかの形で不能者であり、全てがすれ違ってかみ合うことがない。阿佐緒と正巳には最初から死の予感が漂っている。前者が袴田から車を買ってもらった時点で、それが彼女の死に繋がることが予感される。私は、阿佐緒が正巳を車に乗せ、一緒に未必の心中をするのかと思ったが、そういう展開ではなかった。やや図式的だが、かなりの力作で、「夜ごとの闇の奥底で
」よりは、余程感心した。
欲望 Amazon書評・レビュー: 欲望より
4104098027
No.23
(4pt)

三島的モチーフを基盤にした、三角関係の顛末

三島由紀夫をモチーフにした作品。エロスとアガペーを追求した作品のようにも見える。阿佐緒は肉体的エロスの中に愛を求め、袴田は肉体的エロスを拒絶し、精神の中に美を求める。類子は、肉体的エロスへの欲求を能勢との情事の中に解消するが、正巳の中にアガペーを求める。正巳は、阿佐緒に肉体的エロスを求めるが、不能であるがゆえに充足できず、類子との一時的関係にアガペーを見出そうとするが、結局自らの不完全性を超克できずわが身を滅ぼす。要するに、全員が何らかの形で不能者であり、全てがすれ違ってかみ合うことがない。阿佐緒と正巳には最初から死の予感が漂っている。前者が袴田から車を買ってもらった時点で、それが彼女の死に繋がることが予感される。私は、阿佐緒が正巳を車に乗せ、一緒に未必の心中をするのかと思ったが、そういう展開ではなかった。やや図式的だが、かなりの力作で、「夜ごとの闇の奥底で
」よりは、余程感心した。
欲望 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 欲望 (新潮文庫)より
410144014X
No.22
(5pt)

安っぽくなりがちなストーリーも、小池真理子にかかれば一流に

小池真理子という作家は、恐るべきスピードで成長を遂げている。筆も早く、読者をいたずらに待たせることをしない。かと言って、ザツなものを仕上げている訳ではなく、毎回こちらを驚かせるだけの素晴らしい作品を上梓している。今作では、高校時代に知り合ってからの長い間、不思議な三角関係を続けている男女の、プラトニックな愛情を描いている。男一人に女二人。この三人は、男一人を挟んだ三角関係だが、その関係がプラトニックであるだけに、不思議なほど仲が良い。小池作品には、決まったセオリーがあって、年の離れた夫を持つ女や、妻子ある男との情事に埋没している女が登場するが、この辺りは、今作でもセオリーとなっている。それでも、安っぽい三文小説にならない所が小池真理子の一流たる所以だろう。
欲望 Amazon書評・レビュー: 欲望より
4104098027
No.21
(5pt)

安っぽくなりがちなストーリーも、小池真理子にかかれば一流に

小池真理子という作家は、恐るべきスピードで成長を遂げている。筆も早く、読者をいたずらに待たせることをしない。かと言って、ザツなものを仕上げている訳ではなく、毎回こちらを驚かせるだけの素晴らしい作品を上梓している。今作では、高校時代に知り合ってからの長い間、不思議な三角関係を続けている男女の、プラトニックな愛情を描いている。男一人に女二人。この三人は、男一人を挟んだ三角関係だが、その関係がプラトニックであるだけに、不思議なほど仲が良い。小池作品には、決まったセオリーがあって、年の離れた夫を持つ女や、妻子ある男との情事に埋没している女が登場するが、この辺りは、今作でもセオリーとなっている。それでも、安っぽい三文小説にならない所が小池真理子の一流たる所以だろう。
欲望 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 欲望 (新潮文庫)より
410144014X
No.20
(5pt)

小池真理子でないと書けない

読み終えてしばし考え込んでしまう。だけど一方で美しく透明感溢れるすがすがしさを感じられる。自分自身に置き換えると身動きが取れなくなる作品。男と女が惹かれ会い精神と同様に互いの肉体を求めることは誰にも止められない。お互いが欲しているものを与え合うことができるすばらしさがそこにある。だけど欲しても一方がそれを与えることができない場合,求める者は満たされぬ想いが「欲望」という形に姿を変えるのだろう。愛すれば愛するほど果てることのない想いとして。・・精神的な結びつきだけで深く愛し合う2人が過ごした南の島でのひととき。読んでいて救われたような気持ちになったが,休暇の終わりに手を振りながら沖に泳ぎ出し二度と戻らなかった正巳と,一人残された類子。2人の心を中を想い図ることはとてもできない。深く重いテーマでありながら,丁寧できめ細やかな描写が作品を美しいものにしている。小池真理子に脱帽します。
欲望 Amazon書評・レビュー: 欲望より
4104098027
No.19
(5pt)

小池真理子でないと書けない

読み終えてしばし考え込んでしまう。だけど一方で美しく透明感溢れるすがすがしさを感じられる。自分自身に置き換えると身動きが取れなくなる作品。男と女が惹かれ会い精神と同様に互いの肉体を求めることは誰にも止められない。お互いが欲しているものを与え合うことができるすばらしさがそこにある。だけど欲しても一方がそれを与えることができない場合,求める者は満たされぬ想いが「欲望」という形に姿を変えるのだろう。愛すれば愛するほど果てることのない想いとして。・・精神的な結びつきだけで深く愛し合う2人が過ごした南の島でのひととき。読んでいて救われたような気持ちになったが,休暇の終わりに手を振りながら沖に泳ぎ出し二度と戻らなかった正巳と,一人残された類子。2人の心を中を想い図ることはとてもできない。深く重いテーマでありながら,丁寧できめ細やかな描写が作品を美しいものにしている。小池真理子に脱帽します。
欲望 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 欲望 (新潮文庫)より
410144014X
No.18
(5pt)

人が恋愛に求める核の部分

まず、読み終わったときに身動きが取れなくなった。こんなにも引き込まれ、まるで主人公の人生を自分がたどったかのような感覚になるのはこの本が初めてだった。そして、未だにこれ以上の恋愛小説に出会えていないと思う。正巳と類子の切ない関係も、正巳の体に起こってしまった運命も、類子が正巳を求めてしまう感情も、場面の一つ一つがすべてなんとも形容しがたい気持ちにさせる。苦しいほど相手を想う恋愛をしたことがある人なら、きっとこの小説の素晴らしさに衝撃を受けるだろうと思う。
欲望 Amazon書評・レビュー: 欲望より
4104098027
No.17
(5pt)

人が恋愛に求める核の部分

まず、読み終わったときに身動きが取れなくなった。こんなにも引き込まれ、まるで主人公の人生を自分がたどったかのような感覚になるのはこの本が初めてだった。そして、未だにこれ以上の恋愛小説に出会えていないと思う。正巳と類子の切ない関係も、正巳の体に起こってしまった運命も、類子が正巳を求めてしまう感情も、場面の一つ一つがすべてなんとも形容しがたい気持ちにさせる。苦しいほど相手を想う恋愛をしたことがある人なら、きっとこの小説の素晴らしさに衝撃を受けるだろうと思う。
欲望 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 欲望 (新潮文庫)より
410144014X
No.16
(5pt)

ずっしり重い読後感

交通事故が原因で性的不能となった青年との精神的な純愛という、悲恋の物語。女性がここまで心と肉を分けて考えられるのかどうか私には分からないのだが、主人公は一方で妻子ある男性と体だけの関係に溺れる。自分の愛する人とは決して肉の交わりを得ることはできない、故に激しく欲情してしまう。そして、最愛の人との精神的オーガズムという極地に到達した時、突然、肉欲だけの関係の男に興味が失せる。肉の喜びを味わいつくした上で、性的に不能の恋人と精神的な交合を欲する主人公と、肉体の快楽を味わったこともなく、セックスを観念でしか捉えられない青年の絶望。二人の会話のひとつひとつが、本当に切ない。二人で、南の島での静かな休暇を楽しんだ最後の日、沖へ永遠に泳ぎ続ける青年の姿。それをも彼の人生における至福の瞬間であったと、甘美な思い出にしてしまう主人公。性描写はあっさりしているが、精神的オーガズムという新しい官能の世界を切り開いている。他の登場人物もキャラが濃厚で、作品に彩りと不気味さをかもし出している。作中、登場人物たちにより三島由紀夫の作品が何度も語られており、三島文学を読まなければこの作品を本当に理解することはできないのかも知れない。小池真理子の作品を初めて読んだが、もっと小池ワールドに嵌ってみたくなった。
欲望 Amazon書評・レビュー: 欲望より
4104098027
No.15
(5pt)

ずっしり重い読後感

交通事故が原因で性的不能となった青年との精神的な純愛という、悲恋の物語。女性がここまで心と肉を分けて考えられるのかどうか私には分からないのだが、主人公は一方で妻子ある男性と体だけの関係に溺れる。自分の愛する人とは決して肉の交わりを得ることはできない、故に激しく欲情してしまう。そして、最愛の人との精神的オーガズムという極地に到達した時、突然、肉欲だけの関係の男に興味が失せる。肉の喜びを味わいつくした上で、性的に不能の恋人と精神的な交合を欲する主人公と、肉体の快楽を味わったこともなく、セックスを観念でしか捉えられない青年の絶望。二人の会話のひとつひとつが、本当に切ない。二人で、南の島での静かな休暇を楽しんだ最後の日、沖へ永遠に泳ぎ続ける青年の姿。それをも彼の人生における至福の瞬間であったと、甘美な思い出にしてしまう主人公。性描写はあっさりしているが、精神的オーガズムという新しい官能の世界を切り開いている。他の登場人物もキャラが濃厚で、作品に彩りと不気味さをかもし出している。作中、登場人物たちにより三島由紀夫の作品が何度も語られており、三島文学を読まなければこの作品を本当に理解することはできないのかも知れない。小池真理子の作品を初めて読んだが、もっと小池ワールドに嵌ってみたくなった。
欲望 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 欲望 (新潮文庫)より
410144014X