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チッチと子
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チッチと子の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全42件 21~40 2/3ページ
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作中に出てくる架空の作家が誰なのか想像して笑えてしまった。 内容的にはいつもの石田節。 じめりとすることなく、日常を描いていきます。 肩の凝らない作品で、おすすめです。 | ||||
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わりと面白く読めました。 私小説ぶぶん入ってるのかな、という気もわりとあります。石田衣良の実家庭もお子さんがチッチと呼んでたような……。 頭のいい子なのか生意気なのかカケルの台詞が小学生に見えなかったりもしましたが、ひとり息子が軽やかなキャラに仕上がってましたね。 その分、お父さんの青田耕平がふらふらとしょぼく見えがちに。 妻であり母である久栄の「不思議な」エピソードは、小説全体から浮いていたように思いました。必要があったのかなと。回想シーンにもう少しページをさいていたら違う印象になったと思います。 図書館で借りて読んだので、装丁の面白さを味わえてないのでちょっと残念。 本屋さんで確かめてきます。 | ||||
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利発で大人びたこどもに励まされながら、不安定な職種に揺れ動く心とプライドをもって小説家としての仕事をする父親、謎の妻の死、小説家である主人公をとりまく女性たち(ここは、もうちょっと親展させてほしかったです)小説家の世界もかいまみれて興味深かったですし、彼をとりまく悪意のない善良な人々もみな魅力的でよかったです。不思議に思ったのが、自分のこども(小学生高学年)と仲の良い女の子のあるシーンを見て、主人公である小説家が、微笑ましく感じている描写でした。 気になったのが、小説の冒頭で、「この小説にモデルはなく、たとえあったとしても偶然です」のような文章が書いてあったのですが、世の中、せせっこましくなって、ネットでも人のアラ探しばかりしているような印象を受けるサイトもありますが、本当の楽しさは、実践して初めてわかるものなのです。つまり小説にケチをつけるのなら、自分で書いてみるとその苦楽がよくわかります。きっと石田衣良さんは、そういうめんどくさい詮索をさけるためにこの一文を書いたのだと思います。 わたしは石田さんの小説を読むのは初めてなのですが、深夜TVで放送されていたドラマ「アキハバラ@DEEP」は、オタクたちが集まって事件を解決していくという面白くもせつなさもあって、関心を持たれた方は、レンタルでご覧になることをお勧めします。「チッチと子」とは全然違うテイストですが、良かったです。※映画にもなりましたが、「ドラマ」の方が何倍も面白かったです。メジャーになる前の生田斗真や、小阪由佳がイメージと違った、最強の女のコとサブキャラで登場しているのも魅力的でした。 | ||||
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利発で大人びたこどもに励まされながら、不安定な職種に揺れ動く心とプライドをもって小説家としての仕事をする父親、謎の妻の死、小説家である主人公をとりまく女性たち(ここは、もうちょっと親展させてほしかったです)小説家の世界もかいまみれて興味深かったですし、彼をとりまく悪意のない善良な人々もみな魅力的でよかったです。不思議に思ったのが、自分のこども(小学生高学年)と仲の良い女の子のあるシーンを見て、主人公である小説家が、微笑ましく感じている描写でした。 気になったのが、小説の冒頭で、「この小説にモデルはなく、たとえあったとしても偶然です」のような文章が書いてあったのですが、世の中、せせっこましくなって、ネットでも人のアラ探しばかりしているような印象を受けるサイトもありますが、本当の楽しさは、実践して初めてわかるものなのです。つまり小説にケチをつけるのなら、自分で書いてみるとその苦楽がよくわかります。きっと石田衣良さんは、そういうめんどくさい詮索をさけるためにこの一文を書いたのだと思います。 ところで、間違っていたらすみませんなのですが、石田さんって、80年代に若いコのサブカルチャー雑誌だった「宝島」でイラストを描いていた方じゃないですか?この「宝島」からは後年、世の中に名前がでる人が多かったです。 わたしは石田さんの小説を読むのは初めてなのですが、深夜TVで放送されていたドラマ「アキハバラ@DEEP」は、オタクたちが集まって事件を解決していくという面白くもせつなさもあって、関心を持たれた方は、レンタルでご覧になることをお勧めします。「チッチと子」とは全然違うテイストですが、良かったです。※映画にもなりましたが、「ドラマ」の方が何倍も面白かったです。メジャーになる前の生田斗真や、小阪由佳がイメージと違った、最強の女のコとサブキャラで登場しているのも魅力的でした。 | ||||
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自然に引き込まれるように読み進んだ。 読み進みながら映画のように情景が想像でき 途中いくつか胸にこみ上げる箇所があり 素直に感情移入できました。 夫婦愛、親子愛が自然にかつ深い愛情が表現されているように感じます。 再読したい良い本です。 | ||||
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自然に引き込まれるように読み進んだ。 読み進みながら映画のように情景が想像でき 途中いくつか胸にこみ上げる箇所があり 素直に感情移入できました。 夫婦愛、親子愛が自然にかつ深い愛情が表現されているように感じます。 再読したい良い本です。 | ||||
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売れない作家の将来への不安、一人息子と暮らす男やもめの気持ち、妻を亡くした男の静かな悲しみ。 これらの要素がテンポよく描かれ、いつしかすっかり感情移入していました。 また家族や友人、編集者といった主人公を見守る人々のあたたかさも感じ、最後には思わず涙してしまいました。 出版不況、インターネット最盛といわれる今ですが、 「小説は人の心を動かす力を持ったすばらしいものである」ということを思い出させてもらえた一冊でした。 | ||||
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石田衣良さんには珍しい、家族の物語!ホロリときます。 何とか、年2冊の本を書いて、食べていける、作家の父親と 小学生の息子の父子家庭の物語。でも、ノスタルジックにも 暗くもならない、のが都会的な石田衣良さんの作品の 魅力。なんかカッコエーだよなー。 40歳でこんなお父さんになりたいなっと思います。 息子小1、娘小6の父親としては。 直木賞の裏側が少し覗けて面白いです。 | ||||
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石田衣良さんには珍しい、家族の物語!ホロリときます。 何とか、年2冊の本を書いて、食べていける、作家の父親と 小学生の息子の父子家庭の物語。でも、ノスタルジックにも 暗くもならない、のが都会的な石田衣良さんの作品の 魅力。なんかカッコエーだよなー。 40歳でこんなお父さんになりたいなっと思います。 息子小1、娘小6の父親としては。 直木賞の裏側が少し覗けて面白いです。 | ||||
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売れない作家の将来への不安、一人息子と暮らす男やもめの気持ち、妻を亡くした男の静かな悲しみ。 これらの要素がテンポよく描かれ、いつしかすっかり感情移入していました。 また家族や友人、編集者といった主人公を見守る人々のあたたかさも感じ、最後には思わず涙してしまいました。 出版不況、インターネット最盛といわれる今ですが、 「小説は人の心を動かす力を持ったすばらしいものである」ということを思い出させてもらえた一冊でした。 | ||||
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けっして売れっ子とは言えない小説家の耕平は、妻を事故で失い、 シングルファーザーとして、小学生の息子と二人暮らしをしている。 初版部数も抑えられ気味で生活や描き続けることに不安を覚えてしまう耕平だが、 編集者、ファンの書店員、行きつけの銀座の文壇バーの女性、亡き妻の両親、 そして息子…周りの優しさに支えられる日々。 そこに、あの直本賞(笑)に初ノミネートされたという知らせと謎のモテ期が… おしゃれな都会派の作家という印象がある石田さんですが、今回は ユーモラスな、人も子供もにんまりしてしまうような良質なホームドラマを 描ききりました。これ、新聞連載だったみたいですね。 とにかく、主人公の耕平さんが素敵。息子のためにご飯を器用に作り 担当編集者にも素直に感謝し、友達思いで、同業者のすばらしい小説に嫉妬を 一瞬してもちゃんと讃辞を送り、才能を認める。 女性に対しても礼儀正しく紳士で、ちょっとシャイ・・・という、なんだか こんな感じが良い人はいるのかな、というくらい、ふつうにすてき、なんです。 朝ドラでもいけるかもしれない、というくらい爽やか。でも嘘っぽくない (出版業界にいる石田さんが描いたので、小説業界事情なんかはかなり リアルなんだろうなーという感じがするし)。 ところで「池袋」(池袋ウエストゲートパークシリーズ)、「月島」(14)、 「渋谷や青山」(美丘)などなど、街も主人公のひとつ、みたいな石田作品 ですが、今回は、父子が住む神楽坂がメインの舞台になっていて、 それもまた、よい演出効果になっています。女性とデートするような ステキなお店もあれば出版社も近い。都会っ子っぽい子供の描写にも 一役買ってる感じがします。 | ||||
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けっして売れっ子とは言えない小説家の耕平は、妻を事故で失い、 シングルファーザーとして、小学生の息子と二人暮らしをしている。 初版部数も抑えられ気味で生活や描き続けることに不安を覚えてしまう耕平だが、 編集者、ファンの書店員、行きつけの銀座の文壇バーの女性、亡き妻の両親、 そして息子…周りの優しさに支えられる日々。 そこに、あの直本賞(笑)に初ノミネートされたという知らせと謎のモテ期が… おしゃれな都会派の作家という印象がある石田さんですが、今回は ユーモラスな、人も子供もにんまりしてしまうような良質なホームドラマを 描ききりました。これ、新聞連載だったみたいですね。 とにかく、主人公の耕平さんが素敵。息子のためにご飯を器用に作り 担当編集者にも素直に感謝し、友達思いで、同業者のすばらしい小説に嫉妬を 一瞬してもちゃんと讃辞を送り、才能を認める。 女性に対しても礼儀正しく紳士で、ちょっとシャイ・・・という、なんだか こんな感じが良い人はいるのかな、というくらい、ふつうにすてき、なんです。 朝ドラでもいけるかもしれない、というくらい爽やか。でも嘘っぽくない (出版業界にいる石田さんが描いたので、小説業界事情なんかはかなり リアルなんだろうなーという感じがするし)。 ところで「池袋」(池袋ウエストゲートパークシリーズ)、「月島」(14)、 「渋谷や青山」(美丘)などなど、街も主人公のひとつ、みたいな石田作品 ですが、今回は、父子が住む神楽坂がメインの舞台になっていて、 それもまた、よい演出効果になっています。女性とデートするような ステキなお店もあれば出版社も近い。都会っ子っぽい子供の描写にも 一役買ってる感じがします。 | ||||
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出版業界の不況の影響も受けないブレイク未満の初版作家が、じり貧になっていく苦悩と、文学賞騒動に巻き込まれるストレス、更に突如家族を失う苦悩も織り交ぜながら、本という偉大さ愛しさをも思い出させる。 本が売れない作家の苦悩を、消費者(読者)だけを悪者にして書かず、売れないが故に生活にどう影響し作家が困窮しているのかも描く。 本は書いた著者のものでなく、自由に何を言ってもいい皆のものだからこそ、本に助けられる人もいる世界。 そんな本の世界の住人に捧げた愛しき1冊。 | ||||
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出版業界の不況の影響も受けないブレイク未満の初版作家が、じり貧になっていく苦悩と、文学賞騒動に巻き込まれるストレス、更に突如家族を失う苦悩も織り交ぜながら、本という偉大さ愛しさをも思い出させる。 本が売れない作家の苦悩を、消費者(読者)だけを悪者にして書かず、売れないが故に生活にどう影響し作家が困窮しているのかも描く。 本は書いた著者のものでなく、自由に何を言ってもいい皆のものだからこそ、本に助けられる人もいる世界。 そんな本の世界の住人に捧げた愛しき1冊。 | ||||
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書店で表紙を見て、どうしても欲しくなりました。表紙に騙されてがっかりすることが多いのですが、この本はあたりです!子供が三人もいて忙しい毎日ですが、何とか時間を作ってあっという間に読み切ってしまいました。ちょっと大人びていて、でも父親想いの息子の心理描写やセリフに本当に泣かされました。「こんな息子が欲しい」と思いながら読みました。ラストは心地よい涙が流れ、久しぶりに映画のラストのような余韻に包まれました。 | ||||
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書店で表紙を見て、どうしても欲しくなりました。表紙に騙されてがっかりすることが多いのですが、この本はあたりです!子供が三人もいて忙しい毎日ですが、何とか時間を作ってあっという間に読み切ってしまいました。ちょっと大人びていて、でも父親想いの息子の心理描写やセリフに本当に泣かされました。「こんな息子が欲しい」と思いながら読みました。ラストは心地よい涙が流れ、久しぶりに映画のラストのような余韻に包まれました。 | ||||
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今まで読んできた、石田さんの作品の中でも私的には、1位・2位を争う作品になった。 売れない小説家の話で、実際の石田さんとは違うのだが 読んでる内に、この売れない作家青田さん=石田さんのように感じてくるから 不思議である。確か年の近い息子さんも要らした様に思う。 製作過程の苦労、挫折、あせり等、私は普通の会社員だが、この不況の中 共感できることも多く、主人公が立ち直るときに、私も一緒に救われた気がした。 そして、生意気で頭の良い息子さんにチョイ、チョイ笑わせてもらった。 私も、これからは、ふてくされず、誠実に生きたいと思わされる作品になった。 しかし、主人公はもて過ぎだ。石田さん自身もモテルのであろうと、思ってしまう。 表紙は、ちょっとネタバレしてるので、読み終わった後の楽しみにとって置いたほうが 良いと思う。 | ||||
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今まで読んできた、石田さんの作品の中でも私的には、1位・2位を争う作品になった。 売れない小説家の話で、実際の石田さんとは違うのだが 読んでる内に、この売れない作家青田さん=石田さんのように感じてくるから 不思議である。確か年の近い息子さんも要らした様に思う。 製作過程の苦労、挫折、あせり等、私は普通の会社員だが、この不況の中 共感できることも多く、主人公が立ち直るときに、私も一緒に救われた気がした。 そして、生意気で頭の良い息子さんにチョイ、チョイ笑わせてもらった。 私も、これからは、ふてくされず、誠実に生きたいと思わされる作品になった。 しかし、主人公はもて過ぎだ。石田さん自身もモテルのであろうと、邪推してしまう。 | ||||
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内容に関しては、あえて触れません。 お伝えしたいのは、この本の装丁がすごく凝っているということ。 私は図書館の職員なのですが、いつものようにコーティングしようとしてカバーを外して、吃驚しました。「まさか!印刷事故?」と本気で考えました。 すぐに謎は解けて、この本の内容ならではの秀逸なジョークであることがわかりましたが、この装丁 を図書館利用者に楽しんでもらうために、カバーリングには、かなりの工夫を要しました。 購入されたみなさん、ぜひカバーを外してみてください。 | ||||
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内容に関しては、あえて触れません。 お伝えしたいのは、この本の装丁がすごく凝っているということ。 私は図書館の職員なのですが、いつものようにコーティングしようとしてカバーを外して、吃驚しました。「まさか!印刷事故?」と本気で考えました。 すぐに謎は解けて、この本の内容ならではの秀逸なジョークであることがわかりましたが、この装丁 を図書館利用者に楽しんでもらうために、カバーリングには、かなりの工夫を要しました。 購入されたみなさん、ぜひカバーを外してみてください。 | ||||
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