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夜の桃
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夜の桃の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全59件 41~59 3/3ページ
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石田衣良。はじめて読みました。 時間を返せ!と思うほど陳腐な内容でした。 途中までは、「きっとそろそろ面白くなるのだろう。ガマンガマン…。」と思っていましたが、最後の最後までくだらなかったです。 読み終わってこんなに腹立たしくなる本は初めてです。 評判の作家さんだっただけに、残念です…。 | ||||
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文章は相変わらず本当に上手ですね。淀みなく、ひりひりとしていて、切れ味もあるのに優しいと思います。都会生活の中で、欲望の位置を、相対化した物語も秀逸だと思いました。ただ、やはり登場してくる女性陣が、主人公にとって、どうしても「都合の良い女」に見えてしまいました。ラストへの流れも、非常に陳腐です。中年男性の世の中や女性を見つめる視線の濃密さには、ドキドキしましたが。 | ||||
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文章は相変わらず本当に上手ですね。淀みなく、ひりひりとしていて、切れ味もあるのに優しいと思います。都会生活の中で、欲望の位置を、相対化した物語も秀逸だと思いました。ただ、やはり登場してくる女性陣が、主人公にとって、どうしても「都合の良い女」に見えてしまいました。ラストへの流れも、非常に陳腐です。中年男性の世の中や女性を見つめる視線の濃密さには、ドキドキしましたが。 | ||||
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石田衣良ファンとしてあえて書きます。 成功者の火遊びを描いただけのストーリーで、読み終えた後に何も残りませんでした。 ベッドシーン描写が多い割に登場人物の内面についての描写が足りないため、まるでソフトな官能小説のようです。 作者の名を借りて別人が書いたようで、正直この作品は無かったことにして欲しいです。 | ||||
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石田衣良ファンとしてあえて書きます。 成功者の火遊びを描いただけのストーリーで、読み終えた後に何も残りませんでした。 ベッドシーン描写が多い割に登場人物の内面についての描写が足りないため、まるでソフトな官能小説のようです。 作者の名を借りて別人が書いたようで、正直この作品は無かったことにして欲しいです。 | ||||
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いわゆる発禁本コレクターの城市郎氏に拠ると、処女が初交時から感じるのはこの手の作品には御約束な展開らしい。そう云った点から見ると、現代的な道具立てはされてはいるが、内容は昔から或るものの焼き直しに過ぎないのではないか。 | ||||
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いわゆる発禁本コレクターの城市郎氏に拠ると、処女が初交時から感じるのはこの手の作品には御約束な展開らしい。そう云った点から見ると、現代的な道具立てはされてはいるが、内容は昔から或るものの焼き直しに過ぎないのではないか。 | ||||
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「夜の桃」ってタイトルからもエロティックな雰囲気がむんむん。 40代半ばの社会的に成功している男性がおぼれた若い女性。決して美人でもない彼女とは、性の相性がぴったりだった。妻と愛人との狭間で、冷静さを失っていく主人公。 同世代の中年男性にとっては思い当たることあり、うらやましくもあり、踏み出せないもどかしさも感じ、といったところでしょうか。 以前石田氏が渡辺淳一との対談で、「自分のあとを継いでくれるのは君だ」といわれていたのを読んだことがありますが、まさにそれを意識したかのような作品。しかし、くれぐれも単なる中年の官能小説で終わらせず、その心理まで描いて欲しいもの。そこに踏み込まない限り、女性の読者は満足しないと思います。 本書は、そのボーダーラインあたりに位置しています。 | ||||
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「夜の桃」ってタイトルからもエロティックな雰囲気がむんむん。 40代半ばの社会的に成功している男性がおぼれた若い女性。決して美人でもない彼女とは、性の相性がぴったりだった。妻と愛人との狭間で、冷静さを失っていく主人公。 同世代の中年男性にとっては思い当たることあり、うらやましくもあり、踏み出せないもどかしさも感じ、といったところでしょうか。 以前石田氏が渡辺淳一との対談で、「自分のあとを継いでくれるのは君だ」といわれていたのを読んだことがありますが、まさにそれを意識したかのような作品。しかし、くれぐれも単なる中年の官能小説で終わらせず、その心理まで描いて欲しいもの。そこに踏み込まない限り、女性の読者は満足しないと思います。 本書は、そのボーダーラインあたりに位置しています。 | ||||
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週刊新潮で連載されていた時から面白いと思っていましたが、単行本化され最初から読み始めたら一気に読めてしまいました。 本の帯にも「渾身の新境地」と書いてあったけれど、この小説で著者の恋愛、セックスを書ききったんじゃないか?と思うほど、著者のこの小説にかけるパワー、勢いが伝わってきました。(楽しんで書いているようにも思える) 著者の等身大?かと思わせるこの40代主人公と、彼を取り巻く女性3人が妙にリアルに描かれていて、この女性達には共感するところが結構ありました。 仕事にも成功し、美しく貞淑な妻をとても愛しているが、30代の愛人も第二の妻のように大切に感じ、突如出現した20代の部下とも関係を持ってしまう主人公。 いずれ終わりが来ることを承知しながらもこの部下に溺れていき、今までの恋愛はなんだったのかと思うほど衝撃を受ける。 しかし、もう一人の愛人、妻ともうまくいっているところがこの物語の面白いところ。 主人公は、妻と不妊治療の努力をしたけれど子供を授かることが出来なかった。ここは一つこの夫婦に同情、というか子供がいたらこんな事にはならなかったかも・・と思う。 はたしてこの4角関係はどうなっていくのか?と興味津々で読み進めていくと、最後には想像以上の代償が主人公に降りかかる。 浮気、不倫にも色々あると思いますが、この主人公のような魅力のある男性の場合はなんだか憎めなくなってくるところが面白い。 「娼年」ではコールボーイに対する見方が変わりましたが、この小説では浮気、不倫をする中年男性への見方が変わりました(笑) 余談ですが主人公の妻が著者の「眠れぬ真珠」らしき本を読んだシーンが出てきて笑えます。 IWGPシリーズのファンの方はちょっと違うな・・と思うかもしれませんが、著者の恋愛小説のファンの私はこの本が「娼年」と並びかなりお気に入りです。 | ||||
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週刊新潮で連載されていた時から面白いと思っていましたが、単行本化され最初から読み始めたら一気に読めてしまいました。 本の帯にも「渾身の新境地」と書いてあったけれど、この小説で著者の恋愛、セックスを書ききったんじゃないか?と思うほど、著者のこの小説にかけるパワー、勢いが伝わってきました。(楽しんで書いているようにも思える) 著者の等身大?かと思わせるこの40代主人公と、彼を取り巻く女性3人が妙にリアルに描かれていて、この女性達には共感するところが結構ありました。 仕事にも成功し、美しく貞淑な妻をとても愛しているが、30代の愛人も第二の妻のように大切に感じ、突如出現した20代の部下とも関係を持ってしまう主人公。 いずれ終わりが来ることを承知しながらもこの部下に溺れていき、今までの恋愛はなんだったのかと思うほど衝撃を受ける。 しかし、もう一人の愛人、妻ともうまくいっているところがこの物語の面白いところ。 主人公は、妻と不妊治療の努力をしたけれど子供を授かることが出来なかった。ここは一つこの夫婦に同情、というか子供がいたらこんな事にはならなかったかも・・と思う。 はたしてこの4角関係はどうなっていくのか?と興味津々で読み進めていくと、最後には想像以上の代償が主人公に降りかかる。 浮気、不倫にも色々あると思いますが、この主人公のような魅力のある男性の場合はなんだか憎めなくなってくるところが面白い。 「娼年」ではコールボーイに対する見方が変わりましたが、この小説では浮気、不倫をする中年男性への見方が変わりました(笑) 余談ですが主人公の妻が著者の「眠れぬ真珠」らしき本を読んだシーンが出てきて笑えます。 IWGPシリーズのファンの方はちょっと違うな・・と思うかもしれませんが、著者の恋愛小説のファンの私はこの本が「娼年」と並びかなりお気に入りです。 | ||||
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『娼年』の時のような引き込まれる感は強くなかったです。全体的に登場人物が薄かった気がします、ただ最後のダメになる瞬間はガラガラっと崩れてよかったと思います。 | ||||
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『娼年』の時のような引き込まれる感は強くなかったです。全体的に登場人物が薄かった気がします、ただ最後のダメになる瞬間はガラガラっと崩れてよかったと思います。 | ||||
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現代の青春小説の担い手としてのイメージが強い著者が、 まさに新境地ともいうべき作品を仕上げた。 主人公は中年男性。それなりに成功も収めて仕事も順調。 もちろん妻との生活にも満足している。 そしてその満足では飽き足らず、当然という形で愛人もいる。 妻と愛人。 その関係を通じて、現代人の幸せの妙技を説く。 若干設定やストーリー展開に上手すぎるよなぁという感じは否めませんが、 全編に渡りエロスを描ききった著者の新展開に今後にも期待がかかる。 | ||||
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恋愛、と言っても不倫であるが、それらと、ビジネスとのバランス感覚が問われている。 この、なかなかリッチな主人公は、不倫に対しても、一定の価値観を構築している。 あまり共感は出来ないが、この価値観の中で、物語が進行するのが、面白い。 帯には、著者の作家デビュー10年目での、新境地と書かれている。 おそらく、これは綺麗事であって、作風を世間のニーズに応じて、変化させたのだと感じる。 もし、そうだとすると、その目論見は、かなりの部分で成功している、と思う。 楽しく、すらすらと読めたし、登場人物達の言葉には、印象的なものも多い。 ただ、希望を言えるとすれば、恋愛問題を重視するよりも、もう少し、企業小説的であって欲しかった。 その方が、サラリーマン受けが良いと思われるし、ネタの幅も広がると思う。 喪失感を伴う、終盤のゴタゴタも、なかなか秀逸。 この様な内容なら、次回作も、発刊されれば、是非買いたい。 | ||||
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石田衣良の時代を切り取る眼は衰えていない…筈だが、この作品はいつもの「らしさ」が希薄。 性的な行為を描くことに迷いがないことは、近作の「逝年」あたりでも実証済みであるし、この作品でもキラリとした表現を散りばめてはいるのだが、全編を通じて澱んだ雰囲気が支配する。 とすると…実はこれは私小説ではないのかと勘繰ってもみたくなる。 一気に読了させられたものの、引っかかるものがあったので星は3っつ。 | ||||
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石田衣良の時代を切り取る眼は衰えていない…筈だが、この作品はいつもの「らしさ」が希薄。 性的な行為を描くことに迷いがないことは、近作の「逝年」あたりでも実証済みであるし、この作品でもキラリとした表現を散りばめてはいるのだが、全編を通じて澱んだ雰囲気が支配する。 とすると…実はこれは私小説ではないのかと勘繰ってもみたくなる。 一気に読了させられたものの、引っかかるものがあったので星は3っつ。 | ||||
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正直、今までの作品に比べ、この作者の文体の持つ透明感や美しさが減ってしまったように感じました。 色っぽい表現も迫力に欠け、以前の作品ほどひきこまれませんでした。 このような作品ならば石田さん以外でも書けるのでは? ただ、やはり文章は上手で最後まで作品を引っ張る強さはあります。 石田さんならもっと独自の世界に昇華できたのではということで、星3つ。 | ||||
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正直、今までの作品に比べ、この作者の文体の持つ透明感や美しさが減ってしまったように感じました。 色っぽい表現も迫力に欠け、以前の作品ほどひきこまれませんでした。 このような作品ならば石田さん以外でも書けるのでは? ただ、やはり文章は上手で最後まで作品を引っ張る強さはあります。 石田さんならもっと独自の世界に昇華できたのではということで、星3つ。 | ||||
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