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逝年: call boy2
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逝年: call boy2の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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”異常”を”普通”に描いて、ヒトの心を解こうとした作品だと思いました。 そして、その先に”死”がある。 当然、”死”は重いと思います。 しかし、文学作品の中の”死”は、 ありふれた話だという面があると思います。 特別な感情は、もてませんでした。 普通の話のような読後感でした。 | ||||
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『娼年』の一年後が舞台の続編で、男子大学生のコールボーイの物語。 主人公が属するクラブが閉鎖に追い込まれ、仲間たちと再起をかけるところから始まる。性を売り物にしていなければ、スタートアップ企業もののようだね。 著者のラブラブシーンは前作で堪能(?)してしまったせいか、本作品ではいささか食傷気味。読んでいて何やら上滑りしてしまう。下世話な話しを美しく魅せようとする感が、鼻に付についてきたのかもしれないな。 新キャラとして、性同一障害の娼夫(婦?)が登場し、ジェンダー感に切り込んでいるが、親御さんに理解を求めるシーンは流石に違和感ありあり。 何のためのにコールボーイ?が、薄れてきたような。 | ||||
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特に感動はなかった。性同一性障害の人の葛藤を描きたかたったのだろうなと思う。 | ||||
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娼夫として働く大学生を描いた物語。娼年の続編。 個人的にはこっちの方が面白かった!前作に比べてどろどろした表現が減って、心理表現の多い作品になってた。 IWGP書いた人とは思えない書き味の違いには脱帽でした! | ||||
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なんかスッキリしなかったかなー 娼年が衝撃的だったぶん刺激がたりなかった | ||||
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エイズ、性同一性障害、死と重い題材を扱ったわりには何か軽い。それは登場人物達が皆、悟りを開いたように穏やかで冷静だからでしょうか。そのおかげで読んでいて、嫌な感情を伴わないので綺麗で透き通った、読みやすい話になっています。でも私はもっと登場人物たちも憎しみや後悔や悲しみに共感したかったです。 | ||||
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久しぶりに読みました。 石田さんはきっと女性がすごく好きなんだろうなと思った。 女性が好きなんだろうなっていうアーティスト(画家とか作家とか)に共通する、なんていうんだろう・・言葉にすると難しいけど、 女性に対する敬意とか温かいものを感じた。 良さも悪さも全てひっくるめて女性を包み込んでくれるような作品な気がする。 日本人はセックスに対して秘匿さや罪悪感のようなものを持っている人が多いと思うけど、 もう少しオープンになってもいいような気がする。 | ||||
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数年前に発表された「娼年」の続編。これだけ年月を経て続きが描かれるのも珍しいのでは? 石田氏はその間、何冊もの新作を上梓しているわけだし。 本作では「娼夫」としての才能を見抜き、その世界に導いてくれた御堂静香の「死」に至るまでの物語が、主人公リョウの成長とともに描かれる。 「娼夫」とは巷で言う「ホスト」とは全く違う。あくまでも女性の欲望に性を交えた形で答える職業。その世界では一流となったリョウが命の焔を閉じようとする静香の性に、全身全霊をこめて答えようとする。 静香の登場は3分の2を過ぎたあたりから。前作を読んでいる読者にとっては核心がなかなか現れず、もどかしい。そしてあまりにあっけなく訪れる静香の「死」。 性に関する欲望だけでなく、もっと彼女の内面の葛藤やあがきを知りたかった。薄っぺらい作品と言う感が否めない。 「娼年」を未読の読者にとってはもっとがっかりしたのではなかろうか? | ||||
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全ての意味で前作の「娼年」を超える作品ではなかった。 なんだかストーリーが読めてしまう。 著者が石田衣良さんなので辛口の評価にしました。 | ||||
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「娼年」の続編ですが、趣はまるで違います。 リョウの成長編として期待した向きにはいささか期待外れの一冊です。 作者もデビュー時期の清廉さから進んで難解なメッセージを発信しようと試みているのが 文章の端々にうかがえます。 それはたぶんセックスを媒体としたモノなのでしょうが、この作品はまだ試験段階の域をでていない気がします。 そのためか説明臭さが鼻につきます。 やっていることはまぎれもなく売春なのですから、女性の内面を探るとか 果てはいっぱしのセラピストのような台詞がリョウの口からしばしば語られるのは いささか興ざめです。 その手の感情は登場人物からまことしやかに語られるものではなく あくまで読み手が感じるものであると思うからです。 あと手の込んだロケや高価な小物をつかっている割には すべてのセックス・シーンがあまりにエロッチックでなさすぎます。 リョウが前作ほど魅力的とは思えない。 テクニックと引き換えに手垢がついちゃったのか..... とくにオーナーとの『最期のセックス』に至っては 状況を差し引いても人体実験をみているような禍々しさに おもわず飛ばし読みしてしまいました。 「娼年」では母の前での娘(咲良)とのセックスが今回逆になっていて それもなんだかなぁという感じです。 「娼年」でリョウがエレベーターで客の老女の手を握るシーンがとても好きで感じた私としては、 このセンスのよい作家がいつか「娼年」を上回る上質なエロスを描いてくれることを期待しています。 | ||||
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