■スポンサードリンク


LAST



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
LAST
LAST (ラスト) (講談社文庫)

LASTの評価: 3.61/5点 レビュー 49件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.61pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全49件 21~40 2/3ページ
No.29:
(5pt)

重いケドそれがリアル

みなさんおっしゃるように、重い短編集です。
どれもこれも救いがない。
強いて言えばジョブとバトル、ドローは救いがあって読みやすいです。
コールとシュートはかなりヘビー。私も気持ち悪くなりました。
でも現実はそんな深みに嵌ったら助けなんてない。
それでも救いを求めて、そして絶望する部分を上手く書いてると思います。
逆にハッピーエンドになっちゃったら何かリアルさが欠けてしまうんじゃないかな?
読んだ後の余韻は心地よいものではないハズなのに、何度も読みたくなります。
私は大変気に入ってる作品です。
LAST (ラスト) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:LAST (ラスト) (講談社文庫)より
4062751771
No.28:
(4pt)

現代社会の一端を垣間見る

この本は7つの短編から構成されている。共通するテーマは「人生の崖っぷちに追い込まれた人々は、どういう行動を選択するのか?」例えば、運転資金に苦しむ町工場主に、闇金からの最後通牒が突きつけられる(『ラストライド』)。どんな仕事でも長続きせず、家賃滞納でアパートを追い出された男が行く果ては(『ラストホーム』)。いずれも現代社会の一端を切り取った内容で、全体的に暗くて重い。筆者の作品では珍しいタイプなので、違和感を覚える人はいるだろう。逆に彼の作風を「甘っちょろい」と感じていた人には、しっくりくるかもしれない。文章は読みやすく、2時間半もあれば読み終える事ができる。個人的に好きなのは、廃業寸前のテレフォンクラブを舞台にした『ラストコール』。
LASTAmazon書評・レビュー:LASTより
406212050X
No.27:
(3pt)

もう後がない

絶体絶命の境地に追い込まれた者達が最後にとった行動とは…?
借金 風俗 ホームレス 別居…
まさに現代の日本が如実に描かれています。
読み物としてはかなり重いです。
これを日本の現状として受け止めるにしても、物語に未来への希望がないので読後感はとても悪いです。
石田さんはどのような心情でこの物語を書かれたのでしょう。
日本社会や制度への皮肉が表れているように感じてなりません。
LAST (ラスト) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:LAST (ラスト) (講談社文庫)より
4062751771
No.26:
(4pt)

社会山の尾根のものがたり

LASTの主人公は私達と同世代
その私が読むとずっしりと重い物語
あなたが読むとどう映るのでしょう
成功という山頂の下には
このような尾根が続いているのでしょう
今の私の気分には結構きついですね
LAST (ラスト) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:LAST (ラスト) (講談社文庫)より
4062751771
No.25:
(4pt)

恐ろしい日々

追い込まれた人々がそれぞれ主人公なのですが
そこまで!というほどの追い込まれよう。
陰惨な終わり方も少なくはないです。
そんな中でもまだまだあきらめない、人生を探していくきらめきなんてものが見つけられます。
一つ一つが短編と思えないほどの引き込まれかたをするのも
読んでて気持ちよかった。
LASTAmazon書評・レビュー:LASTより
406212050X
No.24:
(4pt)

ラスト・コール

オムニバス形式で一話簡潔のため読みやすかったです。
その中でも、”ラストコール”はそれまでの話の内容からは想像がつかなった分結末が衝撃的で、私は最後に”うわ!”っと声を上げてしまいました。著者が帯に記している”ダーク”の部分が感じられる場面です。
LASTAmazon書評・レビュー:LASTより
406212050X
No.23:
(4pt)

日本の現在。

私が石田衣良を知ったのは、この作品が初めてだったと思います。
本当にリアルな日本の今を表していると思います。
内容はディープでダークなんですが、私は興味深かったので抵抗無く入り込めました。
売春や借金など、自分には関係ないと思っていましたが、やはりちゃんと考えなくてはいけない問題だと思いました。
LAST (ラスト) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:LAST (ラスト) (講談社文庫)より
4062751771
No.22:
(5pt)

傑作だと思います。

石田衣良の才能については充分認めつつも、個人的に「池袋ウエストゲートパーク」シリーズのあの文体にはちょっと違和感やあざとさを感じていた。しかしこの作品集『LAST』にはすんなりと入ってゆけた。他の方が指摘しているように、内容は確かに暗いものかもしれない。しかし、小説として考えれば、読んでいる最中はスリリングで、読後はなにかしら余韻が残る。「今」を描いた傑作だと思う。
LAST (ラスト) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:LAST (ラスト) (講談社文庫)より
4062751771
No.21:
(3pt)

LAST (ラスト)

正直私には重すぎた。
ダークな作品だとは作者も書いていたが、
何より読み終わった後に気分が重くなり、大げさではなく
生きていることの疑問すら感じてしまった。
なにか「救い」的要素が入っていれば。
LAST (ラスト) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:LAST (ラスト) (講談社文庫)より
4062751771
No.20:
(4pt)

ラストとスタート

7つの人生の末路に立たされた人達の短編集。重い話が多い中で、第2話の「ラストジョブ」が、明日に光が見えるようで、個人的には好きです。「ラストシュート」は、ベトナムでの少女(幼女)売春の話で、現実に有るのでしょうが、後味が悪く、これはかなりきつい。どんな、LASTでも、帯に有るように 明けない夜はないのですがんばりましょう
LAST (ラスト) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:LAST (ラスト) (講談社文庫)より
4062751771
No.19:
(4pt)

1作目は自営業者の教訓的な作品

全般的にハードな短編集です。後味の悪い作品もありますが、世の中の表と裏を知るにはいい作品であると思います。特に1作目を読めば、マチ金からお金を借りる人は思い留まるのではと思う作品です。現実的にこういう恐ろしい世界が我々のすぐ隣で起きている・・・それが身にかかるかどうかは、自分次第なのだ。
LAST (ラスト) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:LAST (ラスト) (講談社文庫)より
4062751771
No.18:
(3pt)

人生の岐路

「ラストライド」「ラストジョブ」「ラストコール」「ラストホーム」「ラストドロー」「ラストシュート」そして「ラストバトル」の計7編が収録された短編集。どの話の主人公も、不況や借金等が原因で人生の岐路に立たされている。このあたりの問題は、多くの人間に普通に起こりうる事なので、ある意味、臨場感が感じられた。個人的には、ごく普通の主婦が出会い系サイトを使いアルバイトを始める話の「ラストジョブ」が良かった。書き下ろしの「ラストバトル」もなかなか。「崖っぷちの人間をダーク&ビターに書きました。僕の別な顔に震えて下さい。  石田衣良」という宣伝文に目がとまり読んでみたが、うーん・・良く言えばどの話も続きが気になる。悪く言えば、中途半端とまではいかなくとも、消化不良な感がある話が多かったように思える。ただ、どの話も読み易いことだけは間違いない。
LAST (ラスト) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:LAST (ラスト) (講談社文庫)より
4062751771
No.17:
(4pt)

読後の暗さ

ラストホームとラストコール、ラストドローは割りと好きですね。やりきれない気持ちになるエピソードではないけど、すこし、不幸な感じが気になる。この手の話だけならいいのですが。ラストシュート:幼児買春の話が気持ち悪くて胸糞が悪くなる話でした。
LAST (ラスト) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:LAST (ラスト) (講談社文庫)より
4062751771
No.16:
(2pt)

only ダーク

「借金、殺人、欲望に追い詰められた人達の話。。。暗い話の中にも希望があるのかと期待していたのに、結局追い詰められた人達に希望が感じられず、自分も追い詰められた気持ちになって、後味があまりよくなかったです↓それも何を言いたいのかわからずイマイチでした。。。
LAST (ラスト) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:LAST (ラスト) (講談社文庫)より
4062751771
No.15:
(5pt)

ラストダーク

絶望の淵に沈んだ人々を描いた短編集。 7つの絶望が体験できます。 石田さんの作品にしてはめずらしく、ダークなエンディングが多い短編集でした。 一つ一つの話が重いです。 自分的には「ラストホーム」が一番好きです。 膝のケガと角のある性格から無職になった中年男が主人公。 なんとかなるだろう、という暗い気持ちを引きずってホームレスになる。 青いビニールシートの下で出会うごく普通の社会とごく普通の人々。 そこにも当然、切ないドラマと温かいドラマが存在する。 この短編集の中では数少ない、温かい気持ちになれる話でした。 逆に、一番嫌いなのは「ラストシュート」。 幼児売春をテーマにした、吐き気をもよおすような話でした。 主人公は、レンズを通すとなんでも冷静に見てしまう、フリーのカメラマン。 この視点を通して、ヴェトナムの幼児売春が中立的に描かれています。 テーマもラストもとことんダーク。 自分には合いませんでした。 「ラストジョブ」という障害者の性を描いた作品も新鮮でした。
LAST (ラスト) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:LAST (ラスト) (講談社文庫)より
4062751771
No.14:
(5pt)

追い詰められた人間の最後は・・・

「LAST RIDE」「LAST JOB」「LAST CALL」「LAST HOME」「LAST DRAW」「LAST SHOOT」「LAST BATTLE」の7編の短編小説を収録。「LAST」というタイトルのとおり、追い詰められ、もうあとがない主人公たちの最後の苦渋の選択を描いた短編集。7編中5編の主人公は、借金が原因で崖っぷちに立つことになる。借金の理由も、追い詰められ方も様々だけど、誰でも小説の主人公のようになってしまう可能性はあるのかも。。。そう思える、小説の中の日常がリアルに描かれている。夢と絶望は背中合わせなのかも知れない。そんな風に思える作品でもある。日常の闇を、石田衣良らしいタッチで描いていると感じた。追い詰められた中にも、救いのある作品があるのも良かったと思う。
LAST (ラスト) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:LAST (ラスト) (講談社文庫)より
4062751771
No.13:
(4pt)

読み応えは十二分にあります

極限状態に追いつめられた結果、最後にどう行動するか、どろどろと、描いている作品です。感情移入させられます。読後、明るい気持ちになるか、暗い気持ちになるか、と問われれば、私の場合は、間違いなく、後者であります。読み応えは、十二分にあります。
LAST (ラスト) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:LAST (ラスト) (講談社文庫)より
4062751771
No.12:
(2pt)

初めての石田衣良・・・

石田氏の作品はこれが初めて.最近,注目されているようですし,矢継ぎ早に作品を出しているようなので,購入してみました.・・・が,う~む・・・,軽い.ざーっと,流し読みして(読み飛ばした章も有り),箪笥の肥しになってしまいました.確かに,主人公それぞれに起こる事柄は多少なりとも悲惨だし,私自身は絶対こんな目に遭いたくない!と思う.しかしみんな自業自得だし,だからなのかは解らないが,読み進めていてもそれほど切迫した感が伝わってこない.『崖っぷち』感を望むなら,もっと他に味わえる小説があります.
LAST (ラスト) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:LAST (ラスト) (講談社文庫)より
4062751771
No.11:
(5pt)

いつも通りの石田節という印象

7人の人生「崖っぷち」の人間を描いた短編集。「ダーク&ビター」という触れ込み通り、確かに暗く救いのない話もある。でも全体としては、他の作品と同様に非日常を現実的に描きながらも救いを感じられるところもある作品だなぁと感じた。7人の順番をこの順にしたのも意味があると思う。少なくとも、「ラストバトル」を最後にしたのはよかったと思う。それまでの話の暗さが伏線となり、展開を緊張しながら読んでいくことができたので。それぞれの話に関連性はないけれど、順番通りに読めばより楽しめるのではないだろうかと思った。
LASTAmazon書評・レビュー:LASTより
406212050X
No.10:
(5pt)

ドキドキした。

最近、ひさしぶりに本でも読もうかなと思って買った1册目でした。夜中家で読みはじめて、朝に読み終わりました。すごい内容だった。。。ちょっと現実味があって読んでるうちに心臓がバクバクしてきました。「自分がこうなったらどうしよう、、、。」って、思わず考えちゃいました。でも面白かったです。
LASTAmazon書評・レビュー:LASTより
406212050X

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!