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反自殺クラブ - 池袋ウエストゲートパークV
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反自殺クラブ - 池袋ウエストゲートパークVの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.79pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全39件 1~20 1/2ページ
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| 5巻まで読んで毎回感じることは、複雑な感情というか、スッキリしない気持ちは残るということ。 ハッピーエンドで良かった!という感じではなくて、一応の決着はつくけどどこかスッキリとはしない。 それでも、次巻を読みたいという気分になります。 | ||||
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| 今回は、社会派で、下品でなく、良かったどこまでが事実で、どのような取材がなされたのかわからないが、このようなことは、実在すると思う。作者は、この世のために、何をしたいか。 | ||||
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| 池袋ウエストゲートパークシリーズ第5弾。 内容に関しては今回も同じく主人公の真島誠が池袋のトラブルを解決していく物語。 今作に関しては言いたいことが山ほどある。 まず内容が雑。 トラブルの発生から解決まで、全ての作品でほぼ同じ。 昔の作品なら自分からトラブルに巻き込まれたり、仲間から問題が持ち込まれたりと、一味違うスリルのようなものがあった。 しかし今作は全てトラブルシューターを見込んで、依頼人が依頼をしてくるだけ。率直につまらない。 解決方法もぱっとせず、何とも後味が悪い。すっきりしない。 取り巻きの存在もかなり雑。 池袋のGボーイズや王様のタカシ、デニーズにいるハッカーのゼロワン、ヤクザの関東賛和会何たら組の斉藤、通称サル。 これらの人気キャラがあまりにも影が薄い。ひどすぎる。 ある意味これらのキャラがマコトと協力しながら問題解決していくのが魅力なのでは無かっただろうか。 出ていることには出ているが、脇役以下の存在。モブキャラ以下な扱い。 正直これにはガッカリした。もうすこし絡みが多くても良かったのではないか。 今までの作品はある意味著者の文才に助けられてきたところがあったのかもしれない。 むしろ同じ題材で5作まで書けたことを評価するべきなのかもしれない。 この調子でこのまま書いていくのであれば、確実に人気は落ちていくだろう。 内容自体はとても面白いだけに、このあたりからが正念場だろう。 ここでどのように物語を展開もしくは継続させていくかが、今後の人気に大きく影響していくだろう。 次作への期待と不安を込めて今回は星4つ。 | ||||
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| 「死に到る玩具」は胸がすく。「半自殺クラブ」は色々と考えるトコロがあるなあ…。 が、個人的主義思想は別として、マコトの「生きてなきゃダメだ」的姿勢はとても健康で健全で、まぶしく感じます。 | ||||
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| 安く早く良い品を買えました。次回もまずamazonで探します。 | ||||
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| 自殺、裏社会、スターの没落、海外の労働者搾取、といった深刻な話題をユニークに描いて下さっていると思います。 暗くなり過ぎず、逃げず、分かり易く。 良い作品だと思います。 | ||||
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| IWGPシリーズ第5弾。内容は特に目新しくないが、小さなトラブルを粋な大岡裁きで解決するマコトの活躍が小気味いい。短編集になっているのも、読みやすくて時間つぶしにもってこい。 | ||||
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| 5巻目に来て、ストリートから少しエリアを拡げた社会問題にネタが進んだように感じられました。その分、これまでの切れ味が薄まっていますが、著者の心情が濃厚に反映した結果ではないかと思っています。毎日、大勢の人とすれ違いますが、その一人一人が人生を抱えていることにまで思いを巡らすことはありません。このシリーズは、一般の全うな社会人の視界から外れているような人たち、社会のアウトサイダー達が、しっかりと生きているということを主張しているように受け止められます。そして、同じ街に同じ時代に暮らしている人々のことに思いが巡るような視線を著者が持ち合わせていることに爽やかなものを感じています。 | ||||
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| IWGPシリーズの中では、少しネタ切れ感が否めない作品集だと思います。その中で、佳作は表題作「反自殺クラブ」ですが、これとて出足からすぐ「オチ」が判る構成で、限られた登場人物で今日的な話題・テーマを照らし生きることの意味を語りかける作風も、ややシンドイ感じがしました。駄作は敢えて書きませんが、リアリティをフィクションに上手く絡ませる作者が、流石にこの世界はリアリティが飛び過ぎていて、読み出しから石田衣良さん最高の駄作となる確信を持って読みました。ヒント:世界的な大企業って、そんなに軽くも甘くもないですよ。多分、この動きをマコトにさせちゃうと死んじゃわないとオカシイのに、そんな大団円って・・・。未読の方は、軽い気持ちでどうぞ。ただ、一気に読ませる筆力はサスガです。で、星4つ。 | ||||
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| 池袋ウエストゲートパークシリーズの5です。 現代の風俗のうわっつらをおもしろおかしく書くのが得意の、石田さまらしい1冊。 あ、悪口ではないですよ。 明るく・軽く、週刊誌ののりで、現代の恥部や暗部を解説してくれます。 とにかく読みやすいしね。 読んだあとは、少し世の中に詳しくなったような気分になれます。 そういえば、週間新潮かな? 石田様、すんごいエロ小説連載していたよね。 あれ・・・なんか読んでいて、すんごく恥ずかしかった。 エロが恥ずかしいのではなく、なんていいうか・・・ 生々しかったのよね。 なんつーか、石田さまの自意識過剰なところが、ある意味、好きです(笑 | ||||
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| 4つ話が掲載されているが、 どれもなかなかおもしろくて、満足できる内容。 このシリーズの良さは絶妙な「軽さ」。 話には様々な現代社会の問題がちりばめられているんだけど、 それをあまり深刻に捉えず、 フリー探偵者のごとき主人公の解決ストーリーという形で、 さらっと軽く描いているのがいいんだと思う。 4話の中でもページを割かれている反自殺クラブが、 特におもしろかったんだけど、 それを取り上げることで、 自殺はいけないだとか自殺サイトの存在を糾弾するとか、 そういう強いメッセージは敢えて投げかけず、 登場人物がそれぞれの立場での言い分を述べながら、 物語が終わっていくので、 いろいろな解釈が読者によってできるし、 読後感がさらっとしていていい。 たとえば同じ問題を山崎豊子が取り上げられたら、 これでもかというぐらい問題の暗部を見せられ、 絶望的な気分になったりするのかもしれないけど、 そういう「重い」本ってなかなか読みづらいのが本音だとすると、 こういう軽さで社会問題をなんとなく意識させる手法って、 ある意味では、時代に合った有効な手法であるような気がする。 それに物足りないと感じる人もいるかもしれないが。 私は山崎豊子の重さも好きだけど、 石田衣良の軽さもすごく好き。 読みやすいのでおすすめの本です。 | ||||
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| 全体的に短編としてはまとまった 作品であるが、昔のように勢いが ある作品が少ない。 今どきのテーマも扱っており綿密 な取材をしており、その成果も作 品に出ているが、あまりにリアル な形で作品に出ている部分があり 読者が暗い気分になるところもあ る。 もう少し他の作品とも関連するよ うな要素をもっと増やして、完全 な独立した短編の枠を超えた作品 をもっと書いて欲しい。 | ||||
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| すぐに古くなってしまう雑誌のような、今が「旬」のテーマを扱う「IWGP」シリーズ。 だからこそいつも新鮮で、読むたびに池袋の街を訪れたい衝動に駆られてしまう魅力がある。 今作も楽しみにしていたのだが・・・少しマンネリ気味か? 4編収録されているのだが、細かいオチはともかく「どういう方向へ進むか」というオチが読めてくるのだ。 私は推理小説なんかを推理せず、謎解きまで読んで感心するタイプなのでその私にも先が読めるということは・・・わりと多くの人にとって、先の読める展開なんじゃないかと思う。 それが悪いわけじゃない。ただ、その「オチ」へ行くまでの展開もパターン化してきているような気がする。 山が何度かあって、最終的にハッピーエンド・・・というような展開じゃなく、山は一度きり。 その後何かあるんじゃないかとドキドキしながら読み進めると、あっさり終わってしまう。 「サル」と「姫」の話のときのようなスリル感が無いのだ。 扱っている内容としては、相変わらず「旬」のもので料理の仕方も上手い。 考えさせられる内容も多い。 だからこそ、今度は長編でやってみて欲しい・・・と思うのだが、難しいのだろうか。 | ||||
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| 先が読めてしまい、あまり面白くなかった。軽い推理小説のようなその文章は、先が読めてしまえば、せっかくの面白さも半減してしまう。他の石田氏の作品ならばテンポの良さがページを繰る手に、喜びを与えてくれるものだが、「反自殺クラブ」は、私の場合半ば義務的に読んでしまった。 登場人物が事件に絡むのは当たり前だが、シリアスなテーマを扱っているだけに、もう少し伏線をはらないと深刻さが伝わってこない。生々しい背景描写や、人物の感情の表現はさすがと思わせる筆力は確かにあったが。 他の作品は、他のウエストゲートパークシリーズ同様とても面白かった。スピーディーに展開される物語はやはり読者を飽きさせないし、魅力たっぷりの人物たちも実在する人物をモデルにしているかのような生々しさであった。 繰り返しになってしまうが、ただ看板になっている短編の「反自殺クラブ」が勿体無かった気がするだけに、残念だ。 | ||||
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| 四話から成る短篇連作集。一話目、タカシのドロップキックににやりw二話目、ちょっとぐっときた。今の音楽業界はガキだらけだと嘆いておられますw三話目、某ファーストフード店の玩具も、こんなこと言われてたなぁ。安い賃金で酷使される人の話。これはこの会社が良い会社だったから丸くおさまりましたが、実際はこんなにうまくはいかないだろうなぁ…四話目、難しい。題材が凄く繊細ですが、内容も煽らないように用心して書かれてある印象を受けました。他人の苦しみは完全には理解できないし、何かしてあげられるとしても限りがあるので、自殺は絶対悪いとは言っていません。死なないでほしいと思うのは、遺される者のエゴかもしれない。だけど、遺される友人や家族の心に深い傷をつけるという裏切り行為であるということを、忘れないでほしい。遺された人は、必ず己を責めることになる。どうか、安易に死にたいと言わないでほしい。その言葉はそのまま受けとめるけれど、つらいもんです。友人へ。無力でごめんよ。ここにいるから、そこにいて下さい。『おれには死を覚悟した女医にかける言葉はなかった。心のなかでいうだけだ。どれほど苦しんでも、悩んでもいい。その最低の姿を見せてくれ。その姿に勇気づけられるやつがきっといる。おれたちはそうやってなんとか生き延びてきたんじゃないか。』本文より | ||||
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| どの話にも、生きるために必死にもがき続ける人たちがいた。ずっと先の未来より今をどう 生きるのか?切実な問題が立ちはだかる。そんな人たちのために力を貸そうとするマコト。 表題作の「反自殺クラブ」では、なぜ死を選ぶのか?という自殺者の暗くて重い心理を垣間 見たような気がした。それぞれの作品の中にこめられた作者の思い。ただ単に面白いだけ ではなく、いろいろ考えさせられることも多かった。さて、マコトはこれからどんな活躍を してくれるのか?次回作にも期待したい。 | ||||
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| 作者の作品は、巧みな展開で読ませる事はうまいけど、ちょっと,なんと言うか,肌がちょーっと合わないというか、ご都合主義にうーんとなるというか非常に評価に困る人なのです。池袋シリーズは空気というか、ちょっとリアルというスパイスを加えたファンタジー小説なんですね。回数を重ねるほどその傾向が強くなっていくなあ。今回もいろいろ事件が起こるけどちょいとマンネリ気味。主人公はギャラを取ったほうが、今の主人公を描くにはリアルのような、そのほうがいいような気が・・・、などと。 帰りの電車で一気読み出来るかなー、と思いますよ。 | ||||
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| 内容はコレといって前作までと変わらないのですが 値段が急に上がってるのでちょっと驚いた 上がってるからには内容にも期待してしまったのですが すこしマンネリ化もしてきてるようで残念だった | ||||
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| 今年の年始くらいに書店でふと一巻を購入したのがきっかけで、一気に好きになってしまったIWGPシリーズ。もちろん、この第5巻も読んだ。都会の喧騒とその中で生きる人々の描写は健在だし、裏世界の実態をある程度リアルに、けれども気分が悪くならない程度に描くさじ加減も相変わらず丁度いい。 だけどどうしてだろう、1巻や2巻のように夢中になって読むことができなかった。主人公であるマコトの人物設定に信憑性がなくなってきているような気がする。リアルタイムで年をとっているはずなのに、相変わらず就職もせずに街を彷徨い、以前にも増して何の見返りも求めずに、弱きを助け悪をくじく、ただのヒーローになりつつある。1巻を読んだ時には、本当に池袋にマコトは存在するんじゃないかという錯覚を感じたが、この5巻ではGボーイズの手を借りて悪者を懲らしめるお約束の爽快感を楽しむだけになってしまった。 シリーズファンとしては新作が出れば読まずにはいられないし、シリーズが長続きすればもちろんうれしい。けれどもその一方で、これ以上マコトの世界が現実から遠ざかっていくのは見たくないような気もしてくる。 | ||||
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| 恥ずかしながら、このシリーズを読み出したのはつい数週間前。 しかも、最新巻の5巻からでした。 友人に「この本は1巻だけ読んでも面白いよ!」と言われたので、迷わず(中途半端な)この巻を読みました。 ・・・もう、面白い! 普段サスペンスしか読まない私ですが、真面目なサスペンス以外の本もこんなに面白いのか!と目からうろこでした。 やはりシリーズ最新巻ということで、多少登場人物の関係をつかむまで時間がかかりましたが、後はとんとん拍子で最終話まで。 あっさり読める文章、短くまとめられている文章、主人公目線の文章。 どれも自分には心地よく、読みやすく感じられて新鮮なものでした。 ここ数週間の間に全巻揃え、ようやく今日全部読み終わりました。 順番をバラバラに読んだので、今度は1巻から順序良く読んでみようと思います。 簡単な文章に見えるけど、それでいて深みがあって、ストーリーがある。 息抜きに読もうと思ったら、いつの間にか自分がはまってしまう、そんな最高な本に出会えて本当によかったです。 | ||||
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