青の炎

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評判

青の炎の評価:

4.14/5点 レビュー 362件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.14pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全550件 361〜380 19/28ページ
No.190
(5pt)

青春という言葉の意味

何年前だろうか筆者の「黒い家」が発売されてすぐ偶々読んだ。
保険会社社員が知り合った家で巻き込まれたどうしようもない災厄からひたすら自分を守るドラマだった。
不気味で不格好で、どうしようもなく気持ち悪い読後感が残った。
本作発売と平積みされているのを観て気持ち悪い想いをぶり返したのだが手は本を握ってレジに向かっていた。
最近、久しぶりに読み返してみた。
初めて読んだ時は逃げることの出来ない不条理から逃げること「黒い家」と一緒だなァテーマが。という印象から何かを思うと言うことがなかった。
今回は逃げる事をやめ復讐に切り替えた辺りから爽快とは言えないワクワク感がもたげてきた。そして事を終えラスト坂を自転車で全速力で駆け下り目の前に写る江ノ島そばの国道を走るトラックの群れという主人公目線の終わり方。
非常に辛く哀しいものだった。
哀しい終わり方のドラマなんてたくさんある。
恋人を病気や事故で失う、主人公がなすべき事を終えて死ぬ、奮闘虚しくやっぱり悪が勝った。そういった様々な哀しいラストの中でも非常に爽やかで、でも「他にも道はあるだろう」と思わずには居られなかった。
主人公が余りにも若く、強く、孤独にすら耐えうる人間だからこそ流れていくストーリーならばこのラストも必然なのだろう。
こんな青春、「青の炎」というタイトルでくくっても哀しすぎる。
青の炎 Amazon書評・レビュー: 青の炎より
4048731955
No.189
(5pt)

青春という言葉の意味

何年前だろうか筆者の「黒い家」が発売されてすぐ偶々読んだ。
保険会社社員が知り合った家で巻き込まれたどうしようもない災厄からひたすら自分を守るドラマだった。
不気味で不格好で、どうしようもなく気持ち悪い読後感が残った。
本作発売と平積みされているのを観て気持ち悪い想いをぶり返したのだが手は本を握ってレジに向かっていた。
最近、久しぶりに読み返してみた。
初めて読んだ時は逃げることの出来ない不条理から逃げること「黒い家」と一緒だなァテーマが。という印象から何かを思うと言うことがなかった。
今回は逃げる事をやめ復讐に切り替えた辺りから爽快とは言えないワクワク感がもたげてきた。そして事を終えラスト坂を自転車で全速力で駆け下り目の前に写る江ノ島そばの国道を走るトラックの群れという主人公目線の終わり方。
非常に辛く哀しいものだった。
哀しい終わり方のドラマなんてたくさんある。
恋人を病気や事故で失う、主人公がなすべき事を終えて死ぬ、奮闘虚しくやっぱり悪が勝った。そういった様々な哀しいラストの中でも非常に爽やかで、でも「他にも道はあるだろう」と思わずには居られなかった。
主人公が余りにも若く、強く、孤独にすら耐えうる人間だからこそ流れていくストーリーならばこのラストも必然なのだろう。
こんな青春、「青の炎」というタイトルでくくっても哀しすぎる。
青の炎 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 青の炎 (角川文庫)より
4041979064
No.188
(5pt)

あの終わり方はダメ

読んでる内にどうやって終わらせるのかと思ってたけど、まさかあの終わらせ方をするのか。
でもそれは無理やろって場面もあるけど、そこは小説ということで。
犯行の計画・準備・実行を読んでしまって分かってるので、警察の推理・分析はなんかなーと思ってしまった。
貴志氏の作品で文庫化されているのは全部読みましたけど、全部おもしろい。
青の炎 Amazon書評・レビュー: 青の炎より
4048731955
No.187
(5pt)

あの終わり方はダメ

読んでる内にどうやって終わらせるのかと思ってたけど、まさかあの終わらせ方をするのか。
でもそれは無理やろって場面もあるけど、そこは小説ということで。
犯行の計画・準備・実行を読んでしまって分かってるので、警察の推理・分析はなんかなーと思ってしまった。
貴志氏の作品で文庫化されているのは全部読みましたけど、全部おもしろい。
青の炎 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 青の炎 (角川文庫)より
4041979064
No.186
(5pt)

愛する家族のために、決死の完全犯罪に挑む少年。そして、完璧な結末。

まずしいながらも、幸せな家族に突如あらわれる異分子。母を妹を守るために完全犯罪に挑み殺人を犯すが、少しずつほころび始める。そして、証拠隠滅のための不完全な第2の殺人をおかし、追いつめられた少年のとる最後の手段は・・・。主人公の家族を思う必死さや殺人を犯すまでにいたる心情、一度罪を犯してしまったあと追いつめられていく過程が緻密に描かれていて、衝撃のラストに涙してしまいます.ホラー以外でもすばらしい才能を発揮する貴志祐介さんの傑作の一つだと思います.
青の炎 Amazon書評・レビュー: 青の炎より
4048731955
No.185
(5pt)

愛する家族のために、決死の完全犯罪に挑む少年。そして、完璧な結末。

まずしいながらも、幸せな家族に突如あらわれる異分子。母を妹を守るために完全犯罪に挑み殺人を犯すが、少しずつほころび始める。そして、証拠隠滅のための不完全な第2の殺人をおかし、追いつめられた少年のとる最後の手段は・・・。主人公の家族を思う必死さや殺人を犯すまでにいたる心情、一度罪を犯してしまったあと追いつめられていく過程が緻密に描かれていて、衝撃のラストに涙してしまいます.ホラー以外でもすばらしい才能を発揮する貴志祐介さんの傑作の一つだと思います.
青の炎 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 青の炎 (角川文庫)より
4041979064
No.184
(5pt)

17歳の悲しみ

純粋なままに母と妹を愛し、それゆえに手を汚してしまう秀一。
彼を追い詰める刑事が憎らしく思えるほどに、秀一側に立って感情移入していました。
完全犯罪が可能と思えるような理系的裏づけ、恋や酒に興味を抱き、自分だけの空間で過ごす時間を大切にするという17歳の等身大の姿、どれをとっても大変よくできた作品です。
貴志祐介、今後も読んでみたいと思いました。
青の炎 Amazon書評・レビュー: 青の炎より
4048731955
No.183
(5pt)

17歳の悲しみ

純粋なままに母と妹を愛し、それゆえに手を汚してしまう秀一。
彼を追い詰める刑事が憎らしく思えるほどに、秀一側に立って感情移入していました。
完全犯罪が可能と思えるような理系的裏づけ、恋や酒に興味を抱き、自分だけの空間で過ごす時間を大切にするという17歳の等身大の姿、どれをとっても大変よくできた作品です。
貴志祐介、今後も読んでみたいと思いました。
青の炎 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 青の炎 (角川文庫)より
4041979064
No.182
(5pt)

眠れなくなる作品.

しばらく読書から遠ざかっていたため、"狐火の家" で貴志祐介を思い出し、今ごろになって読んだ本。
主人公の櫛森秀一にしょっぱなから感情移入し、殺人の成功を祈らざるを得なかった。けれど、話があまりにも一本道で疑問が常に残った。それは、感情移入していても残っている私の理性が鳴らしていた警鐘なのかも知れない。最後になって明かされるある事実。やはり、秀一の導き出した結論はあまりに早急過ぎたのだ。だからこそ「切ない」殺人者なのだろうと思う。
また、完全犯罪を狙っても、結局のところ綻びがいくつも出てしまい、次々と彼の目論見が崩れていく。犯罪を犯すまでのストーリーを読み進めながら、貴志祐介が撒いた悪意のこもったトラップがどこかにあるはず... という不安がやはり当たっていき、より絶望的になって行く。その綻びが決定的になった後は、もはや転げ落ちていくだけだ。
そんな、前半の完全犯罪を狙うまでの過程と、後半の、石岡の姿、警察の影に怯え、転落していく過程のいずれでも、完全に感情移入してしまっている私には激しい動悸や不安、焦燥が襲い、読み進めている何日かは夜も眠れず、どうすれば完全犯罪をなしえるか、どうすれば綻びを繕えるか、あるいは、次の章では貴志祐介が救いの手をさしのべてくれるかも知れない、などと繰り返し考えてしまうほどだった。
ラストの主人公同様、読了してやっとその絶望の中から私も解放された気がします。
青の炎 Amazon書評・レビュー: 青の炎より
4048731955
No.181
(5pt)

眠れなくなる作品.

しばらく読書から遠ざかっていたため、"狐火の家" で貴志祐介を思い出し、今ごろになって読んだ本。
主人公の櫛森秀一にしょっぱなから感情移入し、殺人の成功を祈らざるを得なかった。けれど、話があまりにも一本道で疑問が常に残った。それは、感情移入していても残っている私の理性が鳴らしていた警鐘なのかも知れない。最後になって明かされるある事実。やはり、秀一の導き出した結論はあまりに早急過ぎたのだ。だからこそ「切ない」殺人者なのだろうと思う。
また、完全犯罪を狙っても、結局のところ綻びがいくつも出てしまい、次々と彼の目論見が崩れていく。犯罪を犯すまでのストーリーを読み進めながら、貴志祐介が撒いた悪意のこもったトラップがどこかにあるはず... という不安がやはり当たっていき、より絶望的になって行く。その綻びが決定的になった後は、もはや転げ落ちていくだけだ。
そんな、前半の完全犯罪を狙うまでの過程と、後半の、石岡の姿、警察の影に怯え、転落していく過程のいずれでも、完全に感情移入してしまっている私には激しい動悸や不安、焦燥が襲い、読み進めている何日かは夜も眠れず、どうすれば完全犯罪をなしえるか、どうすれば綻びを繕えるか、あるいは、次の章では貴志祐介が救いの手をさしのべてくれるかも知れない、などと繰り返し考えてしまうほどだった。
ラストの主人公同様、読了してやっとその絶望の中から私も解放された気がします。
青の炎 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 青の炎 (角川文庫)より
4041979064
No.180
(4pt)

切なすぎる結末。

読もうと思った時期にちょうど映画化されてしまい、
この一番人気の本を、後回しにしていました。
そのため読後一番の感想は、「これって貴志さんの作品??」です。
ちょっと賢い高校生の等身大を、なんとも上手く描いています。
おどろおどろしい貴志さんの作品を読み続けてきたので、
本当に不思議な感じでした。
主人公・秀一について一言で言うと、やはり頭が良すぎたんでしょうね。
ごく普通の高校生なら、きっと違った展開になったことでしょう。
巧妙に仕組んだ、ふたつもの殺人を犯してしまうのですから。
そしてそれが自分の利益のためでないところが、
こんなにも読者のハートをつかんだのでしょう。
ただラストは予想が付きましたし、警察の態度もどうなんでしょうか。
秀一の言うように、必然的なラストでした。
これ以外はないのですが。
救いが無いという点で☆4つとしました。
青の炎 Amazon書評・レビュー: 青の炎より
4048731955
No.179
(4pt)

切なすぎる結末。

読もうと思った時期にちょうど映画化されてしまい、
この一番人気の本を、後回しにしていました。
そのため読後一番の感想は、「これって貴志さんの作品??」です。
ちょっと賢い高校生の等身大を、なんとも上手く描いています。
おどろおどろしい貴志さんの作品を読み続けてきたので、
本当に不思議な感じでした。
主人公・秀一について一言で言うと、やはり頭が良すぎたんでしょうね。
ごく普通の高校生なら、きっと違った展開になったことでしょう。
巧妙に仕組んだ、ふたつもの殺人を犯してしまうのですから。
そしてそれが自分の利益のためでないところが、
こんなにも読者のハートをつかんだのでしょう。
ただラストは予想が付きましたし、警察の態度もどうなんでしょうか。
秀一の言うように、必然的なラストでした。
これ以外はないのですが。
救いが無いという点で☆4つとしました。
青の炎 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 青の炎 (角川文庫)より
4041979064
No.178
(5pt)

小説で泣きました!

小説を読んで初めて泣きました。心に届きましたよ貴志さん!(ToT)
青の炎 Amazon書評・レビュー: 青の炎より
4048731955
No.177
(5pt)

小説で泣きました!

小説を読んで初めて泣きました。心に届きましたよ貴志さん!(ToT)
青の炎 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 青の炎 (角川文庫)より
4041979064
No.176
(5pt)

同じ

 正しくこの主人公と同年齢(現代文や古典などの授業も同じ)に読み、他作品を全て読んでいても素晴らしいと感じました。分野別に考えている方もいらっしゃいますが、この作品は家族や恋人、己の命運やなんかを度外視せずには成らない結末と、そこへ向かうまでの高校生活という土台の均衡とを非常にうまく描いたものだという点では無二です。
 私は入浴以外は常に音楽を聴き、またそれを厳選する質で、この本のために選んだのはthe eaglesのdesperadoとtake it to the limitでした。とりわけ相応しい詞なくして満足しない感動が、この本にはぴったりだと告げました。是非お試しを。
 文学ではない。それでも読まずにいれば、貴方の思春期、人生の今後は間違いなく損すると思います。長生きが人生ではないと知ることが出来ます、この作品で。
青の炎 Amazon書評・レビュー: 青の炎より
4048731955
No.175
(5pt)

同じ

 正しくこの主人公と同年齢(現代文や古典などの授業も同じ)に読み、他作品を全て読んでいても素晴らしいと感じました。分野別に考えている方もいらっしゃいますが、この作品は家族や恋人、己の命運やなんかを度外視せずには成らない結末と、そこへ向かうまでの高校生活という土台の均衡とを非常にうまく描いたものだという点では無二です。
 私は入浴以外は常に音楽を聴き、またそれを厳選する質で、この本のために選んだのはthe eaglesのdesperadoとtake it to the limitでした。とりわけ相応しい詞なくして満足しない感動が、この本にはぴったりだと告げました。是非お試しを。
 文学ではない。それでも読まずにいれば、貴方の思春期、人生の今後は間違いなく損すると思います。長生きが人生ではないと知ることが出来ます、この作品で。
青の炎 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 青の炎 (角川文庫)より
4041979064
No.174
(5pt)

正義の存在は人の心の中だけなのか・・・

だからどんなに大切な家族の為を思っての殺人でも
殺すしかしか方法がなかったとしても
警察は見逃してはくれない。
たとえ殺した相手が母と妹、そして秀一自身をも苦しめる
母の10年前別れた再婚相手であっても。
正義の存在は人の心のなかだけなのか…
だからやりすぎだったのだろうか、2回目の殺人の目撃者である
元親友を殺すのは。
自分以外の大切な人を守るためにできる事、それは殺人でないほうが
良いに決まっている。しかし他に方法がない場合はどうすれば良いのだろう。
殺人はいけない事は判っている、だがこの本を読むと
どんな場合でも正義が正義として最後まで通ることはないのだろうと思い辛くなる。
青の炎 Amazon書評・レビュー: 青の炎より
4048731955
No.173
(5pt)

正義の存在は人の心の中だけなのか・・・

だからどんなに大切な家族の為を思っての殺人でも
殺すしかしか方法がなかったとしても
警察は見逃してはくれない。
たとえ殺した相手が母と妹、そして秀一自身をも苦しめる
母の10年前別れた再婚相手であっても。
正義の存在は人の心のなかだけなのか…
だからやりすぎだったのだろうか、2回目の殺人の目撃者である
元親友を殺すのは。
自分以外の大切な人を守るためにできる事、それは殺人でないほうが
良いに決まっている。しかし他に方法がない場合はどうすれば良いのだろう。
殺人はいけない事は判っている、だがこの本を読むと
どんな場合でも正義が正義として最後まで通ることはないのだろうと思い辛くなる。
青の炎 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 青の炎 (角川文庫)より
4041979064
No.172
(5pt)

秀才という設定 主人公の根底に潜む自己陶酔

この作品には表と裏、二つの楽しみ方があります。
一つ目は、巧みな心理描写による、主人公による切ない犯罪計画。
これが表です
この件に関しては、他の方が語りつくしておられるようなので割愛いたします。
肝心なのは二つ目。
何人かの方が仰られているように、主人公が垣間見せる自己陶酔。
これが裏です。
そもそも勉学にどれだけ励むかは、当人の知識欲しだいで大きく異なってきます。
今レビューを書き連ねている私と、今このレビューを呼んでいるモニターの前の皆様。
それぞれ知識欲の大小はかわってくるでしょう。
話を戻します。
では、この青の炎の主人公に関しては如何でしょうか。
正直、こんな高校生いねぇよ、と思わずツッコミたくなるほどの秀才っぷりです。
作中からも見れる通り、彼の知識欲はかなりのものなのでしょう。
と同時に、それに見合った知識を持ち合わせているとなれば、それを見せてやりたい。
すなわち顕示欲が生まれてくるはずです。
これこそが彼の唯一見せる未熟さであり、「青さ」なのでしょう。
顕示欲はその内「完全犯罪」という形で結論を迎え、
彼の家にかの悪の元凶がやってくるわけです。
この青さに失望した方もおられるようですが、私は逆にその「青さ」に惹かれてしまいました。
完全なようで未完全。そんな主人公に気付くと、よりいっそう物語に深みが増すことでしょう。
青の炎 Amazon書評・レビュー: 青の炎より
4048731955
No.171
(5pt)

秀才という設定 主人公の根底に潜む自己陶酔

この作品には表と裏、二つの楽しみ方があります。
一つ目は、巧みな心理描写による、主人公による切ない犯罪計画。
これが表です
この件に関しては、他の方が語りつくしておられるようなので割愛いたします。
肝心なのは二つ目。
何人かの方が仰られているように、主人公が垣間見せる自己陶酔。
これが裏です。
そもそも勉学にどれだけ励むかは、当人の知識欲しだいで大きく異なってきます。
今レビューを書き連ねている私と、今このレビューを呼んでいるモニターの前の皆様。
それぞれ知識欲の大小はかわってくるでしょう。
話を戻します。
では、この青の炎の主人公に関しては如何でしょうか。
正直、こんな高校生いねぇよ、と思わずツッコミたくなるほどの秀才っぷりです。
作中からも見れる通り、彼の知識欲はかなりのものなのでしょう。
と同時に、それに見合った知識を持ち合わせているとなれば、それを見せてやりたい。
すなわち顕示欲が生まれてくるはずです。
これこそが彼の唯一見せる未熟さであり、「青さ」なのでしょう。
顕示欲はその内「完全犯罪」という形で結論を迎え、
彼の家にかの悪の元凶がやってくるわけです。
この青さに失望した方もおられるようですが、私は逆にその「青さ」に惹かれてしまいました。
完全なようで未完全。そんな主人公に気付くと、よりいっそう物語に深みが増すことでしょう。
青の炎 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 青の炎 (角川文庫)より
4041979064