天使の囀り

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天使の囀りの評価:

4.12/5点 レビュー 342件。 A ランク

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平均点4.12pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全529件 421〜440 22/27ページ
No.109
(5pt)

正に珠玉の名作!

圧倒的な情報量を以て迫るリアリティ、だれもが抱える恐怖との屈折した抵抗を拠点に展開される圧巻なストーリー。 人間の弱さや哀しさを考えずにはいられないバイオホラーの傑作です。 これを読まなきゃあ角川ホラー文庫は語れないでしょう。 ただし、しばらくは白い飲料や肉料理が喉を通らなくなること請負です。 映画化を敬遠したくなる皆の気持ちも分からなくもないが…個人的にはこれの映画も見てみたい気はしますね。 まぁ、この原作は越えられないと思いますが。
天使の囀り (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の囀り (角川ホラー文庫)より
4041979056
No.108
(5pt)

うまい、こわい、おもしろい

大好きな作家です。ちょっとしたエッセーでは、心が温かくなり、本格ホラーでは
鳥肌がたつ。この作品も息もつかせぬ展開と読後のザラッとした感触が最高。
この手のジャンルでは「ガダラの豚」につぐ傑作だと思います。
天使の囀り (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の囀り (角川ホラー文庫)より
4041979056
No.107
(5pt)

基礎的な医学を学んだものです

今の医学の花形研究はガンとかウィルスとかだから過去の遺物的な寄生虫に
スポットを当てたのに感服。
メインの物語も面白いです。
駅で読んでいて電車に乗るのを忘れたぐらい^^;
何回か読んいくうちに私としてはラストシーンに心が惹かれてしまいました。
現在の日本では安楽死というものは法的に無理。
でも自分が不治の病で死まで苦しみが続くしかないとしたら...。
弱い私は安易に天使の囀りに耳をかしてしまうでしょう。
日本の終末医療はいまだに未熟だと思います。
ホスピス自体も足りなく病院で管につながれながら死んでいく多くの人を
知っています。
この小説の線虫が最高の安楽死の道具にもなるというのに哀しみを
感じました。
まあ、こんなに固く考えなくてもホラーとして上質の作品です。
蛇足ながら私が学生の頃、寄生虫学の講義を受講して覚えてたこと。
1.牛肉は生でもいいが豚肉は×なのは豚肉に存在する寄生虫は人体に
  害を与えるが牛肉の寄生虫はそれほどでもない。
2.寄生虫学者は研究のためには立ち入り禁止の沼にも採取にいくし
  自分の体に寄生させるのも躊躇しない。
あまりにもお粗末ですな〜。
天使の囀り (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の囀り (角川ホラー文庫)より
4041979056
No.106
(5pt)

想像してはいけない世界の一つ

いろんなエピソードで神経をザラッと逆なでする。
よくそんなこと考えつくな・・・と思わず一歩引いて感心したりしてみる。
いつでも物語の世界から還ってこれる範囲に自分を置いておく必要がある。
蜘蛛のシーンも気色悪いし脳幹に巣食った線虫の「ステッチ」も寒気が走ったけど、カミナワ族の民話が一番怖ろしかった。所々に出現する伏せ字と、「・・・チェッチェッ。・・・」のところ。いつまで経ってもあの妙なリズムの文が頭から離れない。
天使の囀り (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の囀り (角川ホラー文庫)より
4041979056
No.105
(5pt)

タイトルを見ただけでいまだに鳥肌がたつ一冊

ホラー系、グロ系のジャンルの本を色々と読んできましたが
この一冊は今までのどんな本よりも逸脱した怖さ・・・というか気色悪さでした。
他の方のレビューにも書かれていますが、
専門的な部分まで詳細に調べ上げて書かれているので
実際にこういう事が起こりうるのではないか・・・という恐怖感に囚われました。
クライマックスの大浴場のシーンは、
ありったけの想像力を働かせて思いっきりゾワゾワしまくりました。
この大浴場の場面だけは5回ほど読み返しました。ゾワゾワしたくて。
ラストの一場面で少しだけ心が温まりましたが
それでも、かなり後を引く気持ち悪さが残る本です。
天使の囀り (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の囀り (角川ホラー文庫)より
4041979056
No.104
(5pt)

こちらも良い

これは、記憶に残り続け、忘れられない作品となった。
この人の作品として「黒い家」も、非常に良くできた作品だ。
この作者は天才的だし、努力家でもある。非常に良く調べている。
これらの作品から多くの言葉を学び、人間を学んだ。そして、ますます人間が怖くなった。
人間の持つ恐ろしさを上手に表現したこの作者は、私の一生の思い出の一つになる。
ホラー小説において、これ以上の緻密な作品は、なかなかお目にかかれない。
人に紹介しても、中古本屋に売りに出そうとは思わない良品である。
天使の囀り (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の囀り (角川ホラー文庫)より
4041979056
No.103
(4pt)

悩める人々の前に天使が舞い降りる

次々に起きる謎の自殺。アマゾン探検隊が持ち帰ったのは天使か悪魔か。
かなりグロい描写がいっぱいです。人間によく似た猿の捕食、蜘蛛の大群、アオコに覆われた湖、そして「第4段階」に達した人々の姿・・・想像力の強い方にはかなり刺激が強い内容です。映像化したらかなりの衝撃でしょう。
ともすると荒唐無稽で現実感のない印象を与えそうな衝撃のシーンですが、綿密に調査された生物学的、心理学的な理論の裏付けがお話にリアリティを与えているため、「現実にもあるかも知れない」という恐怖を増幅しています。
最後の方に「変貌」があるため、「天使」の存在は人間にとって悪という印象が残ってしまったのがちょっと残念です。ラストシーンは非常に考えさせられるものがあったので、「悩む人々への救済はどうあるべきか」というテーマをより考えさせるためには(ホラーとしての効果を除けば)あのシーンはない方がよかったかと思います。
本に出てくる生物や神話の知識などはネット検索で補完しながら読み進めるとよりリアリティを感じることができますのでおすすめします。細部まで非常にできた小説。お勧めです。
天使の囀り (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の囀り (角川ホラー文庫)より
4041979056
No.102
(4pt)

気持ち悪くなるほど恐かった

相変わらずよく調べていてとてもリアリティがあった。人間が次々と亡くなっていくときの描写が特にリアルで本当に気持ち悪くなってしまった。最後まで読み応えのある展開で目が離せなかった。
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4041979056
No.101
(5pt)

脳細胞全開。

アカデミックなリアルな視点と、グロさを上手くミックスした傑作!
相変わらず内容が濃く、読んだ手ごたえを感じさせてくれました。
現実的にはありえないと思えながらも、あらゆる知識を総動員して、読者の脳を休ませて
くれるヒマを与えない。決して白けさせないリアリズムの描写、ストーリー展開も
さすがです。
寡作で知られる著者ですが、これだけぎっしりと詰まった作品なら
完成までに時間が掛かるのも納得です。
天使の囀り (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の囀り (角川ホラー文庫)より
4041979056
No.100
(5pt)

傑作

かなり傑作です。
以前から気になっていた作家さんでしたが、こんなにおそろしく、
人間の心理をついた記載や細かな動機、また事件の背景の描写、
どれをとっても素晴らしい。
誰もが持ってる何らかのコンプレックス。そこをうまく突いてます。
表現的にグロテスクな表現が苦手な人には、厳しいかもしれないけど、
ミステリー好きな人には、絶対お勧めです。
天使の囀り (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の囀り (角川ホラー文庫)より
4041979056
No.99
(5pt)

点と点がつながる瞬間

これはこの作者の作品の中でも間違いなく1、2を争う傑作です。この本を初めて読んだときの、主人公といわば裏の主人公と言える人物が「出会った」ときの戦慄は忘れられません。裏の主人公が変貌してゆく様子がリアルタイムで描かれ、そしてその終着地点で二人の主人公が交錯する…まさに点と点がつながる瞬間です。この本にはそんな瞬間が無数にあります。それは一度読んだだけでは気付くことはできません。何回も読み込んで、初めて「ああ、ここはこういう意味だったのか」と気付くものもあります。そうして理解を深めていくと、この物語が持つ恐ろしさや哀しさが増幅していくのです。何回読んでも新しい発見をする、これはそんな本だと思います。
天使の囀り (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の囀り (角川ホラー文庫)より
4041979056
No.98
(5pt)

素晴らしいエンターテインメント

北島早苗はホスピスで終末期医療に携わる精神科医。恋人で作家の高梨は病的な死恐怖症だったが、新聞社主催のアマゾン調査隊に参加してからは、人格が異様な変容を見せ、結局自殺してしまう。さらに調査隊の他のメンバーも、次々と異常な方法で自殺を遂げ…「黒い家」で生身の人間の真の恐怖を描写した筆者は、本作品で、また別のアプローチで読者を恐怖に陥れた。バイオホラーと呼ばれる種類になるのか。とにかくグロテスク。しかしグロテスクさに逃げてしまうのではなく、物語前半ではいくつもの不審点を掲示し読者を物語に引き込む。また、グロテスクという点で言えば、乙一著「暗黒童話」と似ているかもしれない。しかし「暗黒童話」よりも現実的な内容で、それがもしかしたら現実に起こるのではと読者に想像させ、一層の恐怖を読者に与える。「青の炎」で珠玉の感動を与えてくれた筆者は、「黒い家」、また本作品でエンターテイメントクリエイターとしての実力をまざまざと見せつけてくれた。
天使の囀り (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の囀り (角川ホラー文庫)より
4041979056
No.97
(5pt)

理系の方も是非一読を!

圧倒的な取材力を作者の巧みな構成力でぐいぐいと手繰り寄せられ脳内から虜にさせてしまう本書は、兎角、グロとかホラーとかの既成のジャンルでくくられるのがとても惜しい。生物学的にも充分アリのユニーク(他が真似出来ない)な存在の本です。
理系の方は、検証してみる価値ありです。
天使の囀り (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の囀り (角川ホラー文庫)より
4041979056
No.96
(5pt)

読みだしたら止まらない。

タイトルから勝手にサイコホラーかと勘違いしていましたが、とてつもなくコワかった…。 一気に4時間ほどで読んでしまいました。寄生虫に身体を乗っとられてしまうなんて、想像するのも嫌ですが、この作品を読んで以来、エノキダケが食べられなくなってしまいました…。それにしても、後書きにある瀬名秀明の解説が解らない。何で自分と比べちゃってるんだか…。
天使の囀り (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の囀り (角川ホラー文庫)より
4041979056
No.95
(5pt)

文字だけで感情を鷲づかみされる

やはり、貴志祐介は面白い。
圧倒的な知識と情報量。緻密な構成、無駄のなさ。
生理的な嫌悪、感情が一瞬のうちに置き換わり、
愛する者がその人らしさを失うことの悲しみ、虚しさ、無力感。
文字だけで、様々な感覚や感情が総動員される。
挿入されている民話や手記が秀逸で、リアリティに輪をかける。
ホラー小説に分類されるが、テーマは深い。
最後には、医療倫理の問題の布石を投げかけているが、
この部分がこの小説の唯一の救いの部分でもある。
難を言えば、弱い部分のある男性にしか魅かれない という女性主人公の描き方と、
夢の解釈がやや強引なところか。
天使の囀り (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の囀り (角川ホラー文庫)より
4041979056
No.94
(5pt)

スラスラ読める

とても読み易い。序章にほんの少しグロっぽい表現がありますが。
マグロの解体ショーは見るし、魚を3枚に下ろすのもある意味グロいでしょ。
魚類の解体は良くて哺乳類の解体はグロですか?
登場人物の一人である伸一の性格がものすごく自分自身に似ていたのにはショックを受けました。
天使の囀り (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の囀り (角川ホラー文庫)より
4041979056
No.93
(5pt)

グロの好きな方には、是非にお奨めです

久しぶりに読み直しましたが、何度読んでも「気持ち悪い」
とにかく、グロテスク。
なのに、読むのがやめられず、一気に最後までいっちゃいました。
グロの好きな方には、是非にお奨めです(笑
いや、名作ですよ、ほんとに。
天使の囀り (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の囀り (角川ホラー文庫)より
4041979056
No.92
(5pt)

映画にしたら・・

このお話を映画にするのは不可能では? だいたい誰がナンシーちゃん食べるのか。私だったら飴で出来てて一千万円やる、って言われても嫌だ死んでも嫌だってそういう問題じゃなくてー。(このシーンの方が風呂場のシーンよりもマジで胸がむかつきました)でも最後にやっと作者の言わんとする事が出て来て前半長々と難しい寄生虫のお勉強(まじちょっと辛かったこのへん)した甲斐が有りました。最後せつないです・・・
天使の囀り (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の囀り (角川ホラー文庫)より
4041979056
No.91
(5pt)

怖いものみたさ

ホラー好きなくせに怖がりで、ホラー映画などを見た後は数日寝つけなかったりします。この本は、ほんとに怖かった。映像などなくても、ひしひしと恐怖が迫ってきて、怖いのに本を閉じることができなくて、通勤電車で朝っぱらから乗り過ごしてしまったことも。
これを読んだ後、貴志さんの全作品を買いあさって読破しましたが、その後とんと新作が見当たりません。新作、楽しみにしてるんだけどなあ。
天使の囀り (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の囀り (角川ホラー文庫)より
4041979056
No.90
(5pt)

素晴らしい作品

本書は怖いと言っても、それなりの現実性を自分で納得し、またビジュアルな創造力も必要。最初から最後まで、わかりやすくストレートに怖い「黒い家」にはかなわない。しかし作品としては、こっちの方が好きです。特にラストは、泣きそうになりました。
荒唐無稽なバイオホラーや、集団自殺をネタにした小説などに見る、単なるグロテスクな表現の羅列ではなく、緻密に調べきちんと小説として構成(当然か)された極めて良質な小説だと思いました。
天使の囀り (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の囀り (角川ホラー文庫)より
4041979056