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真夜中の犬
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真夜中の犬の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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良い評価と悪い評価が分かれている。それも時間を経ると悪くなる。 社会が当時と変わってきているからだろう。 ずっと昔読んだことがあり、当時の社会での性風俗も描写されていたので、 どうだったかなと懐かしい気持ちで振り返った。 コロナで苦しみ、非正規の増えている今では信じられない状況が書かれている。 親が子供を放置して、お金だけは無尽蔵に注ぎ込んだり、子ども自身も自分たちで カードを使って派手な消費生活を送っている。 麻薬や性についてはわからないが、父親が娘を、母親が息子を満たされぬ性欲の 充足に使っているというのは、今も同じなのだろうか? 自分には妻子がなくて、これもわからぬ。 みな性欲に悩まされるのだと、妙に納得してしまった。 | ||||
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渋谷を舞台にしたクライムノベルかと思いきや、ページのほとんどが東北旅行に割かれ、 しかも面白くもなんともないダジャレやギャグが随所にはさまれて『つぎの展開を読みたい!』という 気持ちを萎えさせます。 「これ必要な文章?」というムダが多いのです。 物語自体はシンプルなのに、やたら長く感じる。 そしてその「長さ」が、ぜんぜん、読み終わったあとのカタルシスに繋がらないのです。 読みながら、「字数かせぎしてんじゃねえよ」!と腹立たしくて仕方ありませんでした。 なにがハードボイルドだよ~ ユルくてユルくて仕方ないよ~ 「ウリ」であるはずの暴力も人間性の「闇」の描き方も中途半端だし! 中途半端にお涙頂戴しようとしてるし!(そしてそれが見え見えなのが問題なのよ) これがこの作者の本領だとしたら、実に下らない作家だと思う。 義務感だけで最後まで読み通したが、途中、何度、破り捨ててやろうかと思ったことか。 二度とこいつの作品は読まん(笑) | ||||
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どうにも終盤の展開がいまいち 狛犬と主人公の立場は逆の方が良かったんじゃないだろうか それ以外はおおむね何時もどおりのできなので安心して買える 評価はそこそこ | ||||
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裏表紙の紹介には愛情物語とある。 どっちかというと哀情物語な気がする。 貢も狛犬もマキも不器用だ。 お互いへの愛情はゆるぎない。 でも、この小説が終わる時点では皆自分のことを愛し切れていない。 その辺が愛より哀が勝ってるように感じちゃう。 死んじまった人はしょうがないとして、これからも生きてく人は、 生き続けるつもりなら自分も愛さないと。 他の作品ではこの後の人生を生きている人も描いているのだろうか? とりあえずこれ一冊ではこのテーマは終わってないでしょ。 | ||||
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まず、神宮寺と由美子とマキと貢の4人が旅にでる。血のつながりはないのにまるで家族のような雰囲気になる。 ある解説に書いてあった事によると、「花村さんの作品では、人がつながろうとしてコミニュケーションをとる。けれども、決してつながることはない。そこに悲しみがある」らしい。 4人で旅して、それぞれの過去を知って、助け合って、笑いあって・・・ けれどもつながることはない。俺は、この本を読んでて、涙がぼろぼろでてきた。とてもおもしろかった。 | ||||
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スリリングなストーリー展開に夢中になって読んだものの,後から余韻を楽しもうと反芻してみると,青森への大麻取引および逃避行になぜか静が参加していない,ヤクザに追われているのになぜ車で一直線に目的地に向かうのかなどストーリーの強引さ,雑さが気にかかってきた。何より貢とマキとの関係描写が薄い点に物足りなさを覚えてきた。「セックスと暴力を通じて、人間の愛憎劇を描いた、花村ワールドの切ない愛情物語」というのが惹句だが,暴力が勝って愛を吹き飛ばしたのか(セックスも,というのは個人的趣味なので割愛)。『イグナシオ』の文庫解説によれば,花村は同じテーマで10回(作)書くという方針のようなので,単行本が出た93年以降の作品に期待したい。 | ||||
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