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大遠征
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大遠征の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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当時の世界帝国たる漢の力の及ばぬ地、西域にあこがれた男の壮大な生涯。わずかな手勢を率いて、知恵と勇気を振り絞って突き進む姿勢には訴えかけるものがある。 当時の史料としては限られた部分もあるのだろうが、伴野氏お得意のファンタジーや仕掛けが張りめぐらされている。人知を越えた呪術のバトル、意外な甘英の正体など、飽きさせぬつくりはサービス精神のなせるわざだろうか。 | ||||
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後漢初・中期の班超の偉業が分かり易く表現されており、とても参考になりました。 この時期の西域事情に信憑性を持たせるのは困難だと思いますが、もう少し時代背景などを取り入れた内容にしてもらえたら読み応えが増したのではないかと感じました。 | ||||
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「虎穴にいらずんば、虎子を得ず」で有名な班超のお話です。班超は、日本ではそれほど知名度が高くないので、「虎穴に―」の言葉は知っていても、それが班超の言葉だとは知らない人の方が多いのではないでしょうか。 この作品も、伴野朗の他の作品と同様、「裏墨家」やら「戌陰陽」やら妖しげな者たちがわらわら出てきてうごめいています。とくに「裏墨家」は『呉三国志』など他の作品にも登場するので、伴野作品ではもうお馴染みですね。少々オカルトじみていますが、西域にかけた班超の思いは伝わっていたと思います。一番の見せ場は、やっぱり班超が勅命違反して西域残留を決意するところでしょうか。ただ、班超が主役だけあって舞台のほとんどは西域で、この時代の宮中の陰謀や班固獄死につながった皇帝による宮中クーデターにはあまりページが割かれていないので、こういった皇居の動きを知りたいという方は、別の後漢時代の小説を併せて読むと、より楽しめるのではないかと思います。ちなみに、塚本青史の『蔡倫』は、同時代の宮廷を扱った小説で、班超はほとんど出ませんが、班昭はかなり出張っています。こちらの班固は、『大遠征』の班固に輪をかけて嫌な奴ですが(笑) | ||||
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