半落ち

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評判

半落ちの評価:

3.74/5点 レビュー 344件。 A ランク

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平均点3.74pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全285件 181〜200 10/15ページ
No.105
(4pt)

物語構成の勝利!?

完成度の高い小説だなというのが感想。内容的には少々納得いかない感もあるが、工夫された構成が素晴らしい。
事件に関わった人々が、絶妙に絡み合い、一つの物語を構成していく手法はスゴイと思う。関係者の人間模様を描いていくことで、主人公のもつ不思議な世界観を構築していく。読み進めていくにつれ、不思議な感覚に陥った。
読者の知らないところで事件を解決させるので、この手法については賛否ありそうですが、私は「ウマイ手法を考えついたな〜」と思います。
半落ち (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 半落ち (講談社文庫)より
4062751941
No.104
(4pt)

腑に落ちない結末

非常に評判もよく映画化されてもいるので、とても期待して読みました。
空白の2日間に焦点が当てられていて、謎を解き明かしていくというストーリーに引き込まれました。
ですが、正直ラストは腑に落ちないというか、納得がいかないというか・・・不完全燃焼でした。
ミステリーという枠組みでなく、殺人を通しての人間ドラマといった方がしっくりいくかなと思いました。
半落ち (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 半落ち (講談社文庫)より
4062751941
No.103
(5pt)

中尾の章

が一番気に入りました。彼が苦悩しているさまが胸にしみた。新聞記者である中尾は一番権力から遠い存在だったから感情移入したのだと思う。中尾が上司の片桐に「書けません…」と言うところがすごくつらくて泣けた。それと梶に関わった人たちの家族についても丁寧に書いてあるところがよかった。例えば、藤林の妻がアルツハイマーの藤林の父の介護に疲れていてそれで義父に自ら死んでほしいと思ったこともあると藤林に告白するところが丁寧に描かれていて悲しみや辛さが伝わってきてよかった。
この本のテーマは「誰かのために生きる」というものだったと思う。
この本の登場人物たちは家族のため、自分のため、大切な人のために命を使っていた。「人間五十年」という梶の書に号泣した。
梶には4年の服役を終えたら、命を大切にして長生きしてほしいと思いました。
半落ち Amazon書評・レビュー: 半落ちより
4062114399
No.102
(5pt)

涙、そして涙…

ついに文庫化されたので、読んでみました。
この3年余りの間に映画化され、wowowの放送を観て一番の「謎」は既に知っていたので、白紙状態で初読みされた方とは大きく印象が違うかもしれませんが、「謎」を知っているのにこれだけ心を揺さぶられるとは正直思っていませんでした。
二度、涙しました。
いつの間にか主人公に自分自身を投影するところがあったのでしょう。いつもは通勤電車の中で読むのですが、今回は自宅で最後の2章を一気に読み、改めて『人前で読んでいなくて良かった』と思いました。
最後の終わり方は映画と小説で大きく違うのですが、私は映画の方が緊張感が保たれていて好きです。改めて映画を思い起こすと、原作の歯切れの良い描写を実に丁寧に映像化していたことが分かります。でももちろん、例えば刑事が「謎」に気づくきっかけを前半に巧みに含ませている伏線の張り方のような繊細な記述は小説の方が優れていますね。
もう一度映画を観たくなりました。
半落ち (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 半落ち (講談社文庫)より
4062751941
No.101
(4pt)

刑事ドラマのような小説

アルツハイマーに悩む妻を殺した警察官の梶聡一郎をめぐり、取調官、検察官、新聞記者、弁護士、裁判官、刑務官が、信念と組織の論理の板ばさみにあいながらも、なんとか動機を探ろう、そして梶を救おうとする。一章、一章が比較的独立しており、リレーのようにつながって一篇の長編小説を構成している。新聞記者をしていた著者ならではの、警察や検察内部の権力抗争が詳細に記載されている点も面白い。ミステリーというよりは、秀逸な刑事ドラマのような感じである。
半落ち (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 半落ち (講談社文庫)より
4062751941
No.100
(4pt)

純粋に感動できる種類の物語(私にとって)

東京駅からひかり号に乗った時に読み始めて、京都駅に着く頃には読み終えました。一気読みでしたね。
妻殺しの犯人が、そこまでして隠さなければならなかったものは何か?生きる意味を与えたものは何か?読み進むうちに、いやでも期待は高まります。
キンキンに高められた期待に対して、この結末が十分であるかどうか、評価が分かれるところです。私は「ほぼ満足」でした。
余談ですが、細野不二彦氏の「ギャラリーフェイク」に、愛息の心臓が臓器移植のため摘出されてしまう物語があります。生前からの息子の意志とは言え、父親にとってはあまりに無慈悲な話でした。しかし、息子の心臓が生き続けていること、のみならず息子が得意だったピアノ曲をレシピエントが息子そっくりに奏でていることを目の当たりにして、父親の心は満たされるのです。
あのブラックジャックにも、すし職人だった亡夫の腕が、別のすし職人に移植されることによって生き続けるという物語があります。
この手の物語、私は純粋に好きです。感動します。
半落ち (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 半落ち (講談社文庫)より
4062751941
No.99
(5pt)

人それぞれに都合があるが,もっと大切なものが...

警察官が起こしたある事件が,刑事,検事,新聞記者,弁護士,裁判官,そして最後に刑務官の目を通して語られます.彼らは最初は,名誉欲や出世欲,あるいは,それぞれの信念に基づいて行動しますが,次第に犯人の心に秘めたものの大きさを感じていきます.
ストーリー展開は「空白の二日間」を追うことに終始しますが,それぞれの人に立場なり,都合があり,各職業がどのような理念に基づいて成り立っているのかという裏面からの描写のうまさに,ついつい時間を忘れて読み進んでしまいました.
人として大切なものの存在を改めて思い出させてくれる作品です.
半落ち (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 半落ち (講談社文庫)より
4062751941
No.98
(4pt)

知にはたらけば角が立つ

知にはたらけば角が立つ
情に棹させば流される
意地を通せば窮屈だ
とかくこの世は生きにくひ
かの文豪、夏目漱石の名言をそのまま小説にしたような作品です。
日頃から会社組織のあり方に疑問を抱いているサラリーマンなら、
共感できる部分もきっと多いはず。推理小説というより、ヒューマン
ドラマに近い結末に思わずホロリとさせられました。
半落ち Amazon書評・レビュー: 半落ちより
4062114399
No.97
(4pt)

中途半端な落ち(結末)に少しがっかり

ベストセラーは文庫になってからとお考えのあたなたに、是非おすすめしたいのがこの「半落ち」です。元新聞記者の氏による警察組織内部の描写はリアリティがあり、思わず小説の世界に引き込まれてしまいました。
常日頃、会社組織のあり方に疑問をもっていらっしゃるサラリーマン諸氏にとっても、共感できる部分がきっと多いはずです。妻殺しと同時進行する連続少女殺害事件にからめた終わり方を期待していた私には、少し中途半端な落ち(半落ち)でした。
半落ち (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 半落ち (講談社文庫)より
4062751941
No.96
(4pt)

感動よりも

「日本中が震えた」という帯の惹句はちょっといただけない。犯人が黙秘し続けた秘密は、そこまでして隠すべき事かぁとちょっと興醒めです。
ただし、それが暴かれる最後の場面の描き方はうまいものだと思いました。
刑事、検察、弁護士、判事、それぞれの立場と事情がみせる人間模様、感情の揺らぎがよく描かれており、愉しむことが(この表現はちょっと誤解されやすい)できました。
感動をウリにするのではなく、否応なく事件に巻き込まれた人々の物語を堪能すべき作品であると思います。
半落ち (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 半落ち (講談社文庫)より
4062751941
No.95
(5pt)

秀作

このミス2002年版、2001年文春傑作ミステリーベスト10ともに1位。作品としての話題性とともに、直木賞の選考を巡る一連の騒動でも注目された作品である。文庫化をきっかけに再読してみた。作者の作品に共通する、「警察組織と個人のありかた」というテーマを、現職の刑事がアルツハイマーの妻を殺すという犯罪をベースにおいて、事件に関係する6人の視点から描いた作品である。やはり、うまいし、面白い作品だと思うが、この作品を語るときに頻用される「感動」「感涙」「意外な結末」という言葉には同意できない。また、「意外な結末」についても、かなり早い段階でキーワードが作品中に出現し、それが印象的である故、そもそも「謎」に感じなかった。細かいことを書いたが、この作品が秀作であることは間違いない。一方、アベレージの高い横山氏の他の作品と比較してこの作品が取り立てて優れているかというと、決してそうは思わない。たとえば、翌年に発行された「クライマーズハイ」の方が、「感動」という点では数段上だと思う。他の作品を未読の方は、是非これをきっかけに手にしてもらいたい。
半落ち Amazon書評・レビュー: 半落ちより
4062114399
No.94
(5pt)

秀作だが、「感動」「意外な結末」には同意できない

このミス2002年版、2001年文春傑作ミステリーベスト10ともに1位。作品としての話題性とともに、直木賞の選考を巡る一連の騒動でも注目された作品である。文庫化をきっかけに再読してみた。作者の作品に共通する、「警察組織と個人のありかた」というテーマを、現職の刑事がアルツハイマーの妻を殺すという犯罪をベースにおいて、事件に関係する6人の視点から描いた作品である。やはり、うまいし、面白い作品だと思うが、この作品を語るときに頻用される「感動」「感涙」「意外な結末」という言葉には同意できない。妻を思う故、妻を殺したと言いながら、理由はともかく(というより、心神喪失という事態でないにもかかわらず)、2日間妻の遺体を放置したことを考えると、アルツハイマーという病気の難しさは感じるものの、感動はできなかった。また、「意外な結末」についても、かなり早い段階でキーワードが作品中に出現し、それが印象的である故、そもそも「謎」に感じなかった。細かいことを書いたが、この作品が秀作であることは間違いない。一方、アベレージの高い横山氏の他の作品と比較してこの作品が取り立てて優れているかというと、決してそうは思わない。たとえば、翌年に発行された「クライマーズハイ」の方が、「感動」という点では数段上だと思う。他の作品を未読の方は、是非これをきっかけに手にしてもらいたい。
半落ち (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 半落ち (講談社文庫)より
4062751941
No.93
(5pt)

迫力ある文章力に感動

現職の警官がアルツハイマー病に侵された妻に懇願されて妻を扼殺し、二日後に自首してくる。物語はこの空白の二日間に焦点が当てられ、彼が裁かれていく過程で携わった取調官、検事、記者、弁護士、裁判官、刑務官の6名の視点でそれぞれがしがらみに捕らわれながらも、少しずつ真実を追究していく。この作家の作品は初めて読んだのだけど、話の進め方が面白く、じりじりと真実(空白の二日間)を追いつめ、現実(しがらみ)に追いつめられていく心理描写が凄かった。おかげでその後、彼の作品すべてを読破するに至った。彼の作品は手に汗握るような臨場感があって、面白い。
半落ち (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 半落ち (講談社文庫)より
4062751941
No.92
(5pt)

素晴らしい作品です。

ミステリーを読むときにあれやこれやと想像して、その中の一つが当たったり近かったりとことをもって、「途中でトリックに気づいた」と主張する人が私はとても嫌いです。素直に読み、素直に感動しました。秀逸の作品です。心から一読をお薦めします。
半落ち Amazon書評・レビュー: 半落ちより
4062114399
No.91
(5pt)

泣けます

ベストセラーで映画化された横山秀夫のこの小説を文庫版になって初めて手にしました。複数の登場人物が、章ごとにそれぞれの視点で物語を語り、進行する手法は良くできています。 警察という組織の中にいて、何十年も模範的な警視だった主人公が「妻殺し」を犯し、絶望の淵に追いやられてなお生きようとする秘密は何なのか最後までひきつけられました。 「半落ち」だった主人公の秘密が最後についに明らかにされる「落ち」が意外?もしくは物足りない?という手合いもあるかもしれませんが、40代以降の人(特に男性?)は多分共感できると思います。 限界や絶望を見てもなお、人生に少しでも意義を見出そうと最後まで懸命に生きる様が、胸を打ちます。
半落ち (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 半落ち (講談社文庫)より
4062751941
No.90
(4pt)

守るための「優しさ」

現役の警察官。嘱託殺人の罪で出頭。だが、なぜ、自死を選ばなかったのか。物語はその謎を追おうとしてしてその道を次々に断たれていく者たちの「視点」がリレーのごとく受け継がれて話が展開されていく。取り調べた警察官、検事、記者、弁護士…。全部で6人の章から成り立っている。うち裁判官の章だけは謎解きよりも梶の犯した罪そのものに重きが置かれ、これのおかげで話全体の現実味が増している。「空白の2日間」のみの謎がなかなか解明できないだけに(最初の章の志木が水面下で捜査を続行しているが)最終章の謎解きが少しあっけない気もした。しかし哀しくて優しい謎は胸を熱くする。―「あなたは誰のために生きているのですか」。どうしても守りたい人のため―。
半落ち (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 半落ち (講談社文庫)より
4062751941
No.89
(4pt)

映画は見てないが・・・・ 

ひとことで云えば美しい人間愛を書いた本だと思います。 心が洗浄されるような感じです。 サスペンスというより人間の本質を書いた本ではないでしょうか。 この本は結構お薦めですね。 
半落ち Amazon書評・レビュー: 半落ちより
4062114399
No.88
(4pt)

半落ち

自分は誰のために生きているのか。これについて考えさせられる作品です。
半落ち Amazon書評・レビュー: 半落ちより
4062114399
No.87
(5pt)

収まるところに堂々と収まった

この作品は映画化されておりテレビで放送されていてその内容の酷さに(途中で観るのを辞めるくらい)、こんはずはないはずと思い読んでみました。読んでみて、全然違うじゃん!これが第一印象。おかまみたいな刑事はいないし安い新聞記者もいなかったし・・・役者のエゴに殺された作品ですね。さて横山氏お得意のデカモノです。同じデカモノでも毎回視点が違うし面白いですね~。人間臭い。非常にリアルに臭いです。今回のこの手法も上手い!主役が随時変わっていくけども話しは進行していく手法です。似た手口はあれど、こうまとまらないしキャラもたたないんですが流石です。この作品の場合こんなオチかな?と想像は出来てたんですがまとまりどころを抑えているというかエンディングに導かれているような、まあ収まるところに堂々と収まったという感想をもった次第です。良かったら私のHPもご覧になってください。
半落ち Amazon書評・レビュー: 半落ちより
4062114399
No.86
(4pt)

警察内部の仕組みは分かったが

警察内部の仕組みは分かったが、主人公が黙秘を続ける理由が読み終わっても釈然としない。どうして関係者が主人公をこれほどまでに「神格化」するのかも。。。おそらく、サラリーマン組織の悲哀を私はまだ知らないということだろうか。
半落ち Amazon書評・レビュー: 半落ちより
4062114399