司法戦争

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評判

司法戦争の評価:

4.33/5点 レビュー 15件。 B ランク

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平均点4.33pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全30件 21〜30 2/2ページ
No.10
(5pt)

考えさせられました

長い話でしたが、面白く読めたので長くは感じられませんでした。
少し前の話なので、小説で書かれているテーマは現在は実際に決行されることですので、陪審制が採用されるのとされない場合と決まる前に読んでいたら感想も少し違うのかなと思います。司法関係の話なので、時々分かり難いこともあったり、登場人物が読んでいて一致しなかったり私はしましたが、最後まで結末が分からず読ませるという点でも面白い小説だと思います。実際陪審制が始まったら、少し怖いような気もします。米国で実際に行われている制度のようになったら、小説でも書かれていたような裁判や判決が実際に起こりえるかもしれない、そう思って読んでいると勉強不足の一市民が陪審制で人を裁くということを、もっと真剣に向き合わなければならないと考えさせられました。
司法戦争 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 司法戦争 (講談社文庫)より
4062731711
No.9
(4pt)

法曹3部作のラストを飾る大作

中嶋博行の法曹3部作のラストを飾る作品。
検察、弁護士と来て、今作の主役は、最高裁調査官の真樹加奈子であり、物語の背景にも司法の世界の危機が横たわっている。が、そのベースは分かっていながらも、主人公の真樹、沖縄県警の2人、内閣調査室、最高裁、弁護士、検察庁…と、様々な思惑が重なり、スリリングな展開が続き、どんでん返しは見事である。
が、一方で、その様々な思惑というのがクセモノであり、それらが次々と出てくる辺りで関係を整理するのが大変で、しかも本編とはあまり関係の無い、内部抗争に多くのページが割かれているため、序盤にちょっともたつくのが残念である。それさえ乗り切れば中盤以降は一気のスピード感で進むのだが。
司法戦争 Amazon書評・レビュー: 司法戦争より
406208855X
No.8
(4pt)

法曹3部作のラストを飾る大作

中嶋博行の法曹3部作のラストを飾る作品。
検察、弁護士と来て、今作の主役は、最高裁調査官の真樹加奈子であり、物語の背景にも司法の世界の危機が横たわっている。が、そのベースは分かっていながらも、主人公の真樹、沖縄県警の2人、内閣調査室、最高裁、弁護士、検察庁…と、様々な思惑が重なり、スリリングな展開が続き、どんでん返しは見事である。
が、一方で、その様々な思惑というのがクセモノであり、それらが次々と出てくる辺りで関係を整理するのが大変で、しかも本編とはあまり関係の無い、内部抗争に多くのページが割かれているため、序盤にちょっともたつくのが残念である。それさえ乗り切れば中盤以降は一気のスピード感で進むのだが。
司法戦争 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 司法戦争 (講談社文庫)より
4062731711
No.7
(5pt)

こんどは戦争だ!──この国の司法が抱える問題点

法曹三者の最後、裁判所をテーマにしたリーガル・サスペンス。スケールを大きくしなければ…という使命感ゆえなのか、今度は“戦争”です。じっさい拳銃での殺人事件なんて序の口で、爆弾で事務所が全滅したり…。謀略のほうもちょっとここまで来るとリアリティを損ねるかな…という気もしないではないですが…。教科書的な部分が面白いだけに、フィクションとのギャップが浮き彫りになっている気もします。また、裁判所、裁判所監察局、法務省、内閣調査室、検察、警察、弁護士事務所など、多様な勢力の権力闘争が描かれるせいか、長大になり、なおかつキャラクター描写が甘くなっているのも、“状況”そのものを楽しめる人は問題ないかもしれませんが、小説としては問題かも…。最大の欠点は主人公である真樹加奈子に感情移入できないこと。途中で大きな危機が訪れるのですが、「別にそうなってもいいやん」と思ってしまうのです。それだけスケールが大きいということなのですが、主人公に読者が視点を据えられないというのはいかがなものか…。ラストで明かされる陰謀(?)は、六年後の現在では現実のものになりかけている、というのは予言性があったということでしょう。ネタそのものは傑作法廷ミステリにして本格ミステリである『十三番目の陪審員』で結構勉強したせいか、私は衝撃度は少なかったです。それでも充分面白い作品であることは間違いありません。改善の余地は多々ありますが…。色々指摘したのも、数々の面白い要素故に贅沢を言ってしまうのかも。
司法戦争 Amazon書評・レビュー: 司法戦争より
406208855X
No.6
(5pt)

こんどは戦争だ!──この国の司法が抱える問題点

法曹三者の最後、裁判所をテーマにしたリーガル・サスペンス。スケールを大きくしなければ…という使命感ゆえなのか、今度は“戦争”です。じっさい拳銃での殺人事件なんて序の口で、爆弾で事務所が全滅したり…。謀略のほうもちょっとここまで来るとリアリティを損ねるかな…という気もしないではないですが…。教科書的な部分が面白いだけに、フィクションとのギャップが浮き彫りになっている気もします。また、裁判所、裁判所監察局、法務省、内閣調査室、検察、警察、弁護士事務所など、多様な勢力の権力闘争が描かれるせいか、長大になり、なおかつキャラクター描写が甘くなっているのも、“状況”そのものを楽しめる人は問題ないかもしれませんが、小説としては問題かも…。最大の欠点は主人公である真樹加奈子に感情移入できないこと。途中で大きな危機が訪れるのですが、「別にそうなってもいいやん」と思ってしまうのです。それだけスケールが大きいということなのですが、主人公に読者が視点を据えられないというのはいかがなものか…。ラストで明かされる陰謀(?)は、六年後の現在では現実のものになりかけている、というのは予言性があったということでしょう。ネタそのものは傑作法廷ミステリにして本格ミステリである『十三番目の陪審員』で結構勉強したせいか、私は衝撃度は少なかったです。それでも充分面白い作品であることは間違いありません。改善の余地は多々ありますが…。色々指摘したのも、数々の面白い要素故に贅沢を言ってしまうのかも。
司法戦争 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 司法戦争 (講談社文庫)より
4062731711
No.5
(5pt)

「裁判員」制度の先取り。

現役弁護士たる中嶋博行氏の長編小説3部作の1冊。主人公は女性裁判官、それも検察官が「最高裁判所調査官」に出向しているという設定。わが国では法律上「陪審員制度」が存在し、「停止」されていだけで、現に一時期「陪審員制度」が行われていた。その「陪審員制度」を主題にしている。主人公が仕える最高裁判所判事が殺された。検察庁、法務省、内閣情報室、警視庁がそれぞれの思惑で調査する。判事はなぜ殺されたのか?3部作中もっともスケールが大きく、和久峻三著「権力の朝」を読んだときのような興奮を覚えた。小説としての完成度は高い。おまけに、「司法行政」や「判検交流」の実態、国会による「弾劾裁判所」の方法、陪審員制度の功罪などについて教えてくれる。憲法「統治機構」の参考書としても読める。「裁判員」制度の導入を見越して執筆された、著者渾身の一作だ。
司法戦争 Amazon書評・レビュー: 司法戦争より
406208855X
No.4
(5pt)

「裁判員」制度の導入が決まった今だから読む本

現役弁護士たる中嶋博行氏の長編小説3部作の1冊。主人公は女性裁判官、それも検察官が「最高裁判所調査官」に出向しているという設定。わが国では法律上「陪審員制度」が存在し、「停止」されていだけで、現に一時期「陪審員制度」が行われていた。その「陪審員制度」を主題にしている。主人公が仕える最高裁判所判事が殺された。検察庁、法務省、内閣情報室、警視庁がそれぞれの思惑で調査する。判事はなぜ殺されたのか?3部作中もっともスケールが大きく、和久峻三著「権力の朝」を読んだときのような興奮を覚えた。小説としての完成度は高い。おまけに、「司法行政」や「判検交流」の実態、国会による「弾劾裁判所」の方法、陪審員制度の功罪などについて教えてくれる。憲法「統治機構」の参考書としても読める。「裁判員」制度の導入を見越して執筆された、著者渾身の一作だ。
司法戦争 Amazon書評・レビュー: 司法戦争より
406208855X
No.3
(5pt)

「裁判員」制度の先取り。

現役弁護士たる中嶋博行氏の長編小説3部作の1冊。主人公は女性裁判官、それも検察官が「最高裁判所調査官」に出向しているという設定。わが国では法律上「陪審員制度」が存在し、「停止」されていだけで、現に一時期「陪審員制度」が行われていた。その「陪審員制度」を主題にしている。主人公が仕える最高裁判所判事が殺された。検察庁、法務省、内閣情報室、警視庁がそれぞれの思惑で調査する。判事はなぜ殺されたのか?3部作中もっともスケールが大きく、和久峻三著「権力の朝」を読んだときのような興奮を覚えた。小説としての完成度は高い。おまけに、「司法行政」や「判検交流」の実態、国会による「弾劾裁判所」の方法、陪審員制度の功罪などについて教えてくれる。憲法「統治機構」の参考書としても読める。「裁判員」制度の導入を見越して執筆された、著者渾身の一作だ。
司法戦争 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 司法戦争 (講談社文庫)より
4062731711
No.2
(5pt)

小説を読んでこの緊張感を味わえるとは・・。

全体の構成がとにかく魅せる。冒頭からひきつけられる展開で読者の目を離さない。随時、映画、「ターミネーター」を見ている時に味わう緊張感が生み出される。また、普段、なかなか知ることのできない最高裁判所や調査官の現状、裁判の問題点について詳細に記述されており興味深い。法曹関係を目指す人は特に必見?
司法戦争 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 司法戦争 (講談社文庫)より
4062731711
No.1
(4pt)

日本の裁判がネタでも、こんなに面白い

日本の司法を舞台にして、これほどの作品が書ける人は、なかなかいないと思う。一般の人は、日本の裁判についてあまり知らない。しかし著者は弁護士だ。弁護士ならではの知識とアイデアが、緊張感あふれる文章で描かれ、読者を飽きさせない。ハリウッドの法廷モノのかっこよさに感動した後は、本書で日本の裁判モノも負けてないことを実感してほしい。
司法戦争 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 司法戦争 (講談社文庫)より
4062731711