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神の子の密室(イエス・キリストの密室)
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神の子の密室(イエス・キリストの密室)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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小森氏の講談社ノベルスからの2作目で、前作ナヌウェンラーの密室の冒険趣向から一転して、キリストの復活劇の秘密を探る本格歴史ミステリーになっている。 小森氏ならではのキワモノっぽさはなく、大量の参考文献から読み解いたキリストの洞窟からの一種の密室からの脱出の謎がメインとなっている。 史実に基づいて書かれているので、トリック自体はかなり地味だが、舞台も当時のエルサレムにするなどなかなかの異色作に仕上がっている。 | ||||
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ミステリ作家・評論家・翻訳家・神秘思想研究者として活躍する小森健太朗のスピリチュアル系作品処女作。 エルサレムの町でエジプトの通商隊の通訳を務める“私”は、 メシアとして噂されているイエスについて、 直接見たことのある者からの見聞や証言を聞き書きして回ることにした。 証言が集まりイエスのエルサレム入城が秒読み体勢に入った日、 後ろ髪を引かれる思いで町を離れることに。 3カ月後エルサレムに戻るとすでにイエスは ゴルゴタの丘で十字架にかけられ処刑されていた。 しかし、町中にイエスは<復活>したという信仰が浸透していた。 厳重に封印された死体置き場から消失したイエスの死体の謎を探り “私”がたどり着いた驚異の真相とは? 格調高い筆致で描く歴史ミステリの傑作。 | ||||
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歴史ミステリー…ってジャンルになるんでしょうね、こういう作品は。そう、(もう古典かな?)「時の娘」なんかの系列ですよね。その中にあっても、この「神の子の密室」、この分野の作品の中では出色の出来です。展開がちょっとかったるい読者もいるかもしれないけど、最後のタネ明かし(謎解き)のところへきたら、ほんと、目から鱗。ミステリーだから、結末を喋れないのが…もどかしい(笑) また巻末についている引用・参考文献も、なかなかうれしい。とにかく、これまでに一回くらいは、聖書を読んだことがあって「キリストって分裂症??」と思ったことのある方(笑)、読んでみましょう。 同時に、初期キリスト教を生んだユダヤ人世界について、ローマ側からの巨視的?な見方を提示している塩野七生のローマ人の物語 悪名高き皇帝たち」「危機と克服」「賢帝の世紀」の併読はお勧めです。 | ||||
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