■スポンサードリンク


黒書院の六兵衛



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

黒書院の六兵衛の評価: 3.73/5点 レビュー 81件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.73pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全52件 21~40 2/3ページ
No.32:
(4pt)

一気に読ませる

一気に読ませる技術はさすが。
お城に座り込む六兵衛の正体やいかに?
最後のシーンを描きたくて書かれた作品なのかも。
鹿児島出身としては、西郷どんの発言をカタカナ表記されるとかえって読みにくかった。お江戸の人から見れば、やはり外国語のようなものなんですかね?(わら)
黒書院の六兵衛 上 (文春文庫 あ 39-16)Amazon書評・レビュー:黒書院の六兵衛 上 (文春文庫 あ 39-16)より
4167907666
No.31:
(5pt)

読み応えあり

六兵衛が何故座り続けたのか。それは読者が自分で結論えお出すということか。ただ読んでいて先を知りたいと思う本でした。映画になったら良いなと思う。
黒書院の六兵衛 下 (文春文庫 あ 39-17)Amazon書評・レビュー:黒書院の六兵衛 下 (文春文庫 あ 39-17)より
4167907674
No.30:
(5pt)

楽しめる江戸城開城のストーリー

江戸城開城に際し、大変ユニークな、また面白いストーリー設定です。登場人物の描写も楽しみました。
黒書院の六兵衛 下 (文春文庫 あ 39-17)Amazon書評・レビュー:黒書院の六兵衛 下 (文春文庫 あ 39-17)より
4167907674
No.29:
(4pt)

下巻のみでも面白い

上下巻で完結ですが、片方でも満足できるのではないでしょうか。
黒書院の六兵衛 下 (文春文庫 あ 39-17)Amazon書評・レビュー:黒書院の六兵衛 下 (文春文庫 あ 39-17)より
4167907674
No.28:
(4pt)

これは面白い

現時点では上巻のみ読み終わった状態。
下巻が手元にない故、こうやって上巻のみの情報でレビューが書けるのは、良かったのか良くなかったのか。

幕末史では、勝-西郷会談で江戸城無欠明け渡しができました。めでたし、めでたし。
で終わるところですが、浅田さんは、ニッチな歴史の裏面というか側面をとらえるのがうまいですな。
当然、大政奉還した上に、戊辰戦争も棚上げして恭順しちゃった将軍とは別に、江戸城で勤務していた旗本・御家人は大量にいるわけで。
一部先鋭的な集団は上野彰義隊となって一戦交え。というのは普通に歴史を知っている人なら当たり前の話なんだけど。
そうじゃないひとも、いるはずだよな。よく考えると。

その中で江戸城を頑として動かない男が一人...。
声を荒げるでもなく、刃傷に及ぶでもなく、ひたすら書院番として江戸城に詰めるのみ。
しかも、どうやらその侍は「入れ替わっている???」、わけがわからなさ過ぎて、「どういうこと???」と読み進めてしまう。

久々に飢餓感を覚える、上下巻の読み物でした。
黒書院の六兵衛 上 (文春文庫 あ 39-16)Amazon書評・レビュー:黒書院の六兵衛 上 (文春文庫 あ 39-16)より
4167907666
No.27:
(5pt)

黒書院六兵衛の謎に満ちた人物像

新しい感覚に時代劇読み物。謎が謎を呼ぶ六兵衛の実態に興味津々。
黒書院の六兵衛 上 (文春文庫 あ 39-16)Amazon書評・レビュー:黒書院の六兵衛 上 (文春文庫 あ 39-16)より
4167907666
No.26:
(5pt)

謎に満ちた六兵衛間の謎

六兵衛を取り巻く人間模様と時代模様が織りなす,新しい感覚の時代劇読み物。
黒書院の六兵衛 下 (文春文庫 あ 39-17)Amazon書評・レビュー:黒書院の六兵衛 下 (文春文庫 あ 39-17)より
4167907674
No.25:
(4pt)

途中まではいいんだけど

江戸末期大政奉還にて江戸城を新政府に譲り渡す段になって、その江戸城に一人居座る武士的矢六兵衛。旗本中の旗本と言われた
御書院番士。その凛とした姿は武士らしい武士だが、正体が分からない。どうも、この六兵衛は金で旗本職を買ったらしい。だが、その
もともとの六兵衛はどうしたのか、またここに居座るもう一人の六兵衛の意図は何か。彼を巡って勝安房守、西郷隆盛、木戸孝允などが
六兵衛との折衝にあたり、江戸城中がてんやわんやの騒ぎになる風景は、そのまま三谷幸喜あたりが脚本を書いて映画にできそうで
ある。六兵衛の正体を巡って疑心暗鬼が生まれ、彼の意図をさぐるべく多くの人間が登場する。ここまでは、ユーモアタッチの時代劇ミステリーとも
言え、非常に楽しめる。どのような結末になるのか、多くの読者はワクワクするはずだ。だが、結末は、やや期待外れ(私には)。六兵衛が
桁外れの寡黙な人間のためか、彼の意図が最後までよく伝わらない。「感動の結末」と言われてもなあ、というのが私の感想。解説で
青山文平が、江戸260年の平和を現出させたバックボーンが六兵衛であるということを述べているが、六兵衛が、最後は天皇と面談(と言っても
六兵衛はしゃべらないが)しても、彼の意図がよく伝わって来ないのだ。青山は解説の題名を「私の『黒書院の六兵衛』」と付けている。
つまり自分はこう解釈したという意味であろう。浅田次郎らしいもう少し切れのある結末が欲しかった。
黒書院の六兵衛 上 (文春文庫 あ 39-16)Amazon書評・レビュー:黒書院の六兵衛 上 (文春文庫 あ 39-16)より
4167907666
No.24:
(5pt)

読み直して

以前、日経の連載で読みましたが、一冊で読むと、また、興趣が変わるものだと感じました。
黒書院の六兵衛 下 (文春文庫 あ 39-17)Amazon書評・レビュー:黒書院の六兵衛 下 (文春文庫 あ 39-17)より
4167907674
No.23:
(5pt)

文章が上手いね

浅田次郎は上手いね
黒書院の六兵衛 下 (文春文庫 あ 39-17)Amazon書評・レビュー:黒書院の六兵衛 下 (文春文庫 あ 39-17)より
4167907674
No.22:
(4pt)

想定が滅茶苦茶だ。

先ほど,上巻を読み終えた。愚作かと思ったがそうでもない。滅茶苦茶な設定なのに,江戸城西の丸に伺候する武士達の描写は,ディテイルに拘る筆者の面目躍如だ。おもわず主人公の加倉井隼人に同化してしまう。幕府が壊れた刹那に見える武士の本音がもっと知りたい。座っているだけの六兵衛はどう動くか。1-Clickで下巻を注文してしまった。また,やられた。
黒書院の六兵衛 上 (文春文庫 あ 39-16)Amazon書評・レビュー:黒書院の六兵衛 上 (文春文庫 あ 39-16)より
4167907666
No.21:
(4pt)

こういう作品も良いなぁ

いわゆる浅田節が炸裂する作品ではないが、お茶目なオチを入れつつ静かに物語を聴かせてくれておきながら、鰻を食べる前くらいから後は最後まで泣かせるねぇ。六兵衛が涙した伊豆栄の鰻、時を経て天切り松が所望すれば桜田門がパトで運ばせて署長室で食すわけか。今の店舗は鉄筋コンクリのビルだが昔はどんな佇まいだったのかなぁ。いろいろな思いを馳せてしまうね、浅田本。
黒書院の六兵衛 下 (文春文庫 あ 39-17)Amazon書評・レビュー:黒書院の六兵衛 下 (文春文庫 あ 39-17)より
4167907674
No.20:
(5pt)

炭火のような温かさ

最初は退屈だった。
しかし、読み終える頃には、じんわりと温かい炭火を身中に抱えこんだような心地になっていた。
ここには、我々が喪ってしまったものがある。
炭火に派手さはないが、容易く消えることはない。
黒書院の六兵衛 上 (文春文庫 あ 39-16)Amazon書評・レビュー:黒書院の六兵衛 上 (文春文庫 あ 39-16)より
4167907666
No.19:
(4pt)

維新番外編

この著者の作品は当たりはずれがあるが、この作品はあたりの方、ミステリーぽくて、中盤ころから、歴史上有名な、登場人物が、つぎつぎ出てくるころから俄然面白くなってくる、そして、最後は少し、メルヘン風に終わるのは、この作者らしい。
黒書院の六兵衛 上 (文春文庫 あ 39-16)Amazon書評・レビュー:黒書院の六兵衛 上 (文春文庫 あ 39-16)より
4167907666
No.18:
(4pt)

時代が変わっても人は徐々にしか対応できない

幕府がなくなり、明け渡し前の江戸城で、御家人のほとんどは上野の山に立て籠もって徹底抗戦の構えを見せ、あるいは寛永寺で謹慎中の慶喜の警護にあっていた。その中で宿直部屋に居座る御書院番士がいた。腕ずく力づくでは引きずり出してはならぬという命のもと尾張徳川の御徒組頭が送り込まれた。居座っている御書院番士の背景をたどっていくと彼は実在の人物なのか?と、これはホラーなのかと思わせる立ち上がり。そのあと、彼は何者なのかというミステリーとなり、調査を進めるほどに謎が深まっていく。調査の過程で落語のようなやり取りもあり飽きさせない。

しかし彼が誰なのかというのは本書のテーマではない。本書はなぜ幕府が大政奉還をし、江戸城を無血開城したのかというもう一つの理由にスポットを当てている。260年に渡る太平の世の中、侍も本来の姿から変容をきたし動脈硬化を起こしていた。外圧と幕府の権威失墜の環境で明治維新は必然だったのかもしれない。主人公の六兵衛は最後の武士だったのかもしれない。

時代が変わったとき、世の中が歴史の授業のように黒から白へ一変するものではなく、その時代の人はゆっくりと時代の変化に対応していくものなのだ。その中には、変容を拒み戦うものや、ひっそりと去るもの、時代に流されるものと様々だが、本書の六兵衛はそのどれにも当てはまらない明治維新を迎えた侍を描いたのだと思う。
黒書院の六兵衛 上 (文春文庫 あ 39-16)Amazon書評・レビュー:黒書院の六兵衛 上 (文春文庫 あ 39-16)より
4167907666
No.17:
(5pt)

黒書院の六兵衛

読み応えのある作品でした。最初は何もわからずどのような展開をして行くのか興味津々読むにつれ江戸末期の武士のありよう、覚悟。六兵衛の背中から感じる哀愁、武士道を貫いた生きざまに感動を覚えました。
黒書院の六兵衛 上 (文春文庫 あ 39-16)Amazon書評・レビュー:黒書院の六兵衛 上 (文春文庫 あ 39-16)より
4167907666
No.16:
(5pt)

やっぱりすごい

確かに六兵衛正体気になりますが、別にいい。時代から時代へ。彼の存在がひとつの時代の終わりを象徴している。この存在だけでここまでの情景と背景を描ける浅田さんはやはりすごい。電車の中で泣いた。
黒書院の六兵衛 下 (文春文庫 あ 39-17)Amazon書評・レビュー:黒書院の六兵衛 下 (文春文庫 あ 39-17)より
4167907674
No.15:
(5pt)

面白い!!

「一路」の上下を読んだ勢いで、当分、浅田次郎を読み続けようと思った。
図書館にあったのが、この本。
尾張藩江戸屋敷の徒組頭が、江戸城の様子見を仰せつかって、隊列を率いて、江戸城に乗り込む。
そこで、勝海舟から、西郷隆盛との約束で、「力づくではなくて、説得で」と、事を荒立ててはならぬと、やんわりと厳命される。
しかし、なんと、一人の侍が、いや古武士といった方がふさわしいのか、江戸城の奥深くに、居ずまいも正しく、居座っている。
彼に江戸城から出てもらわなければ、江戸開城に差し障りが出る。
いろいろな人が登場し、話が出るが、肝心の六兵衛を動かすことはできない。
開城の時刻は、刻々と迫る。
いやはや、面白い。
あっという間に、上巻は、読み終わった。
続いて、下巻が読みたい。
が、インターネットで検索してみたら、どなたかが、借り出し中である。
黒書院の六兵衛 上 (文春文庫 あ 39-16)Amazon書評・レビュー:黒書院の六兵衛 上 (文春文庫 あ 39-16)より
4167907666
No.14:
(5pt)

感動の武士道

言葉が足りなければ体に物言わせる、正体不明の謎の武士「六兵衛」の江戸城座込みもついに感動の大団円を迎える。
黒書院の六兵衛 下 (文春文庫 あ 39-17)Amazon書評・レビュー:黒書院の六兵衛 下 (文春文庫 あ 39-17)より
4167907674
No.13:
(5pt)

最後は泣けました!ネタバレ注意!

ここ最近の浅田次郎さんの作品では一番よかったです。
最後まで主人公のはっきりした正体は分かりませんが、それがまたいいのではないかと思いました。
そんなに幕末に詳しくなくても、中学で習う歴史くらい知っていれば楽しめる内容になっています。
主人公がとうとうお城から出ていくところでは、読むのをやめることができず、号泣。
六兵衛のその背中に最後の武士のすべての悲哀がこもっている気がしました。
黒書院の六兵衛 下 (文春文庫 あ 39-17)Amazon書評・レビュー:黒書院の六兵衛 下 (文春文庫 あ 39-17)より
4167907674

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!