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紅花染め秘帳: はやぶさ新八御用旅6
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紅花染め秘帳: はやぶさ新八御用旅6の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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これが現在出ている御用旅シリーズの最新作です。もともとは雑誌への連載です。初出は2013年です。なんだかんだ言ってこのシリーズも10年以上続いたわけです。今回の旅はみちのく、それも白河から酒田という渋いけど魅力的な場所です。でも、これも はやぶさ新八御用旅(三) 日光例幣使道の殺人 (講談社文庫) のレヴューで述べた著者の特徴がそのまま再生産された作品ですわ。事件のわけのわからない発端、唐突な旅立ち、読み手を混乱させるdecoy(今回は新八自身がdecoyにされているようです)、そしてわけのわからない大上段。そしていつものように悪者として扱われる薩摩の密貿船。酒田湊の描写は一瞬の輝きを感じさせますが、それだけです。そのあとはわかりにくい江戸と現地のフラッシュバックが繰り消されるだけです。 正直なところ、このような構成の作品がぶつ切りで雑誌連載されていたなんてなかなか信じられません。この種の作品には大なり小なり共通する現象なのですが、読んだばかりにもかかわらず、もう一度事件の筋を復唱しろと言われてもできないのです。一瞬のカタルシスと旅シリーズなりの面白さを味わさせてくれればそれなりの満足感はあるのですが、今回はそれにも若干欠落するようです。ここで楽しめるのは新八をめぐるいつもの人間関係だけなのです。未読は はやぶさ新八御用旅(五) 諏訪の妖狐 (講談社文庫) でまだ一作残っていますが、はたして次作はあるのでしょうか? | ||||
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面白いので、こちらを執筆してほしい。 みんなの願いではないかな! | ||||
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