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活字のサーカス
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活字のサーカスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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「耳で聞いて、肌で感じて、頭で考えて、そうやって体験した濃密なリアルの中から文章を紡ぎ出していく」冒険家のような椎名誠の執筆スタイルは、この読書案内においても健在である。活字の世界に留まらず、というか、むしろ活字以外のリアルな世界を彼と一緒に経験できるようで、とても楽しい。残念なのは、著者が好む本の多くが既に絶版になってしまっていることである。今もかろうじて出版されているもので、どうしても入手して読んでみたいものもいくつかあったので、近いうちに読む予定。 | ||||
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「耳で聞いて、肌で感じて、頭で考えて、そうやって体験した濃密なリアルの中から文章を紡ぎ出していく」冒険家のような椎名誠の執筆スタイルは、この読書案内においても健在である。活字の世界に留まらず、というか、むしろ活字以外のリアルな世界を彼と一緒に経験できるようで、とても楽しい。 | ||||
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三十年以上前に出版された「活字のサーカス」と「活字博物誌」が合体して新たに文庫化された一冊です。旅のお供に必ず本を大量に帯同するという椎名さんの本にまつわるエッセーですが全編頗るの面白さでした。 紹介されている本はSFや旅行記などが多いのですが一度は読んでみたいという本が何冊もありました。特にヘディンの「さまよえる湖」など。 ガンジス河での沐浴や女性ストーカーにつきまとわれた話、留置場に入れられた話など、旅先や日常での興味深い話も盛沢山。椎名ワールドにどっぷり浸かれた読書時間でした。 | ||||
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椎名さんの面白探検話などとともに、本の紹介がされます。 気になるのは、チェックはするのですが、なかなか読めません。 旅行にその地の探検本などを持参する現地読みというぜいたくな 本読みをときにテントのヘッドランプでされる著者にあこがれます。 活字を断つと、禁断症状が現れるようです。 | ||||
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割とよく知られている本の紹介が多いので安心した。 ただし、活字のサーカスというように、 単なる読書紹介という形式張った並びになっていないので、 読んでいて楽しい。 挿絵もすっとぼけている。沢野ひとし作とのこと。 見ながら読み進むと楽しい。 出て来る本を何冊読んだかを数えながら読み進んだが、 10冊はあったので安心した。 | ||||
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著者は実に面白い本をたくさん読んでいると本書を読んでつくづく思う。著者が読んだ面白い本のこと、日頃の著者の体験、見聞や考えていること、視点などが著者の個性ゆえか、不気味な話でもどこか感動的で、またロマンある話はまた胸を踊らせてくれるような語り口でまさにサーカスのごとく面白かった。 中でも「とらわれ身の小さな窓」は江戸の牢屋のお話など「エッ!」とつい息を飲む話もあったり、「水の中の静かなひとびと」では海の奇談など初に知る話も人情がからむ内容で感じ入ってしまう。 また、著者が旅に持っていく文庫本10冊のジャンルの黄金比率も読書好きな大先輩の懐を覗いてしまったような気分になる記述も興味深い。 | ||||
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この本は,著者の豊富な旅行体験をベースにした書評である。紹介される本は新聞のベストセラーにランキングされたものは一冊もないといってよく、「へぇ~こんな本もあったのか」と思うものばかりである。たとえば、「極限生活者の日常的問題」という章では、終戦も知らずニューギニアの山奥で原始生活を10年過ごした元日本兵が書いた本を紹介している。もともと著者自身の旅行そのものが、バックパッキングなんて半端なものではなく、読者のほとんどが経験し得ないような旅行であり、その意味でこの本自体が非日常的文章にあふれているのだが、その行間から透けて見えるのは、われわれ日常生活のイビツさである。冒頭に「この本は書評だ」と書いたが、いろいろな本を発見する楽しさを著者は教えてくれながら!、同時に豊かといわれる日本への文明批評の本とも言える。 | ||||
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